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【眼精疲労が猫背をつくる?】知られざる“目と姿勢”の深い関係

こんにちは!トレーナーの玉岡です。

「長時間のスマホやPC作業で目が疲れる」
そんな経験は誰にでもありますよね。

実は 眼精疲労が姿勢を悪化させる原因 になることをご存知でしょうか?


目の疲れと猫背のつながり

人の体は「見やすい位置」に頭を動かそうとします。
目が疲れてピントが合いにくいと、自然と顔を前に突き出し、首から背中が丸くなりがち。
これが 猫背やストレートネック を招くのです。

(📷 写真枠:PC作業で前のめりになっている人)


起きやすい不調

  • 首・肩こり

  • 頭痛

  • 集中力の低下

  • 自律神経の乱れ


改善のポイント

1. 目のストレッチ

遠くと近くを交互に見る「眼球体操」で、目の筋肉をリセット。

2. ブルーライト対策

PCやスマホはフィルターやメガネで光をカット。

3. 首・肩ストレッチ

首をゆっくり回す、肩をすくめて脱力するなど、こまめにリフレッシュ。


まとめ

  • 目の疲れは姿勢に直結

  • 猫背や首コリは“眼精疲労サイン”かも

  • 「目+姿勢」両方をケアすることが大切

👉 仕事やスマホの合間に“目の休憩”を取り入れるだけで、体は驚くほどラクになります。

疲れが取れない原因と改善するための具体的な方

はじめに

「しっかり寝たはずなのに朝から疲れている」「休日に休んでも体の重さが抜けない」――そんな慢性的な疲労感を抱えていませんか?年齢を重ねるとともに体力の回復力は低下しますが、その背景には 自律神経の乱れ・生活習慣・筋肉量の減少・睡眠の質の低下 など、複数の要因が絡み合っています。
本記事では、疲れが取れない原因を科学的な視点で深掘りしながら、改善に役立つ具体的な習慣をご紹介します。


疲れが取れない主な原因

1. 自律神経の乱れ

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで体を調整しています。しかしストレスや不規則な生活が続くと、この切り替えがスムーズにいかず、常に交感神経が優位になりがちです。その結果、リラックスできず睡眠の質も低下し、慢性的な疲労へとつながります。

👉 特徴的な症状

  • 寝ても疲れが抜けない

  • 頭痛や肩こりが増える

  • 集中力の低下


2. 睡眠の質の低下

「時間は寝ているのに疲れが取れない」という方は、深い眠り(ノンレム睡眠)が不足している可能性があります。特にスマホやPCのブルーライトによる脳の覚醒、アルコール摂取、加齢によるホルモン分泌の減少は睡眠の質を低下させる大きな要因です。

👉 睡眠の質を下げる要因

  • 寝る直前までスマホを操作

  • 就寝前のカフェイン摂取

  • 不規則な就寝・起床時間


3. 筋肉量の減少

筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、血流を促進し疲労物質の排出に大きく関わります。しかし加齢とともに筋肉量が低下すると、体内の循環が滞りやすくなり、だるさや疲労感が残りやすくなります。特に下半身の筋肉が落ちると、全身の疲れを感じやすくなるのです。


4. 栄養不足と食生活の乱れ

疲労回復に必要なビタミンB群や鉄分、マグネシウムなどが不足すると、エネルギー代謝がスムーズに行われず疲れを感じやすくなります。また加工食品や糖質中心の食生活は血糖値の乱高下を招き、逆に体を消耗させてしまいます。


5. 精神的ストレス

心理的なストレスは体に強い影響を及ぼします。脳が常に緊張状態にあるとコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌され続け、免疫力や代謝が低下し、疲労が長引く原因になります。


疲れを改善するための具体的な方法

1. 自律神経を整える習慣

  • 朝はカーテンを開けて太陽光を浴びる

  • 1日30分の軽いウォーキングで副交感神経を活性化

  • 就寝前に深呼吸・ストレッチ・瞑想を取り入れる


2. 質の高い睡眠をとる

  • 就寝90分前の入浴(40℃前後のぬるめのお湯が理想)

  • 寝室を暗く・静かに・涼しく保つ

  • 枕やマットレスを見直し、自分に合った寝具を使う


3. 筋肉を維持する運動習慣

筋力トレーニングやピラティス、加圧トレーニングなどを週2〜3回取り入れると、血流改善・代謝アップに効果的です。特に下半身(スクワットやランジなど)を鍛えることが疲労回復につながります。


4. 食事から疲労回復をサポート

  • ビタミンB群(豚肉、納豆、卵):エネルギー代謝を助ける

  • 鉄分(赤身肉、ひじき、ほうれん草):酸素を体に届ける

  • マグネシウム(ナッツ、海藻):神経の安定に寄与

  • 抗酸化食品(緑茶、ブルーベリー、トマト):活性酸素の除去


5. ストレスマネジメント

  • 日記やノートに感情を書き出す「ジャーナリング」

  • 趣味や音楽を楽しむ「気分転換」

  • 可能であれば自然の中で過ごす「森林浴」


まとめ

疲れが取れない原因は一つではなく、生活リズム・睡眠・運動・栄養・ストレス といった複数の要素が絡み合っています。特に40代以降は筋肉量の減少やホルモンバランスの変化も影響するため、若い頃と同じ生活では疲れが蓄積しやすくなります。

大切なのは「根本から整える習慣」を意識することです。

  • 自律神経をリセットする呼吸や運動

  • 睡眠環境の最適化

  • 栄養バランスを考えた食事

  • 定期的な運動習慣

これらを少しずつ取り入れることで、体が軽くなり、日常生活のパフォーマンスも大きく向上していきます。

「成長ホルモンを最大限に活かすトレーニング術|若返り・代謝アップ・脂肪燃焼を加速」

「最近疲れが取れにくい」「痩せにくくなってきた」「肌のハリがなくなった気がする」――
それ、成長ホルモンの分泌低下が原因かもしれません。

成長ホルモンは、成長期だけでなく、大人の体にも欠かせない若さと代謝を保つカギ
実は、ある種のトレーニングをすることで、成長ホルモンの分泌を自然に高めることが可能なんです。

この記事では、成長ホルモンの役割と、効果的なトレーニング方法について詳しくご紹介します。


【1. 成長ホルモンとは?】

成長ホルモンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、以下のような働きがあります。

✅ 主な働き

  • 筋肉や骨の成長促進

  • 脂肪燃焼の促進

  • 細胞の修復・再生(=美肌・若返り)

  • 免疫機能の維持

  • 睡眠の質向上

大人になっても、代謝や回復力、美容、アンチエイジングに大きく関わる重要なホルモンです。


【2. 成長ホルモンが減るとどうなる?】

30代以降、成長ホルモンの分泌は徐々に減少。
その結果、以下のような変化が現れやすくなります。

  • 太りやすくなる

  • 筋肉量の減少

  • 疲労感が抜けない

  • 肌のたるみやシワが目立つ

  • 骨がもろくなる

そのため、意識的に分泌を促す習慣が重要になってきます。


【3. 成長ホルモンを分泌させるトレーニング法】

✅ 高強度インターバルトレーニング(HIIT)

短時間で全力運動と休息を繰り返すHIITは、成長ホルモンを大量に分泌させる最も効果的な方法の一つです。

例:

  • 20秒全力スクワット → 10秒休憩 × 8セット(タバタ式)

✅ 加圧トレーニング

腕や脚に適度な圧をかけることで、軽い運動でも成長ホルモンが分泌されやすくなります
通常の数百倍の分泌量が得られるという研究もあります(佐藤義昭ら, 2005年)。

✅ 無酸素運動(筋トレ)

スクワットやベンチプレスなど、多関節運動で大きな筋肉を動かす種目は特に効果的。

例:

  • スクワット、デッドリフト、懸垂など

✅ 睡眠と合わせる

成長ホルモンは深い睡眠中にも最も多く分泌されます。
トレーニングの後は、質の高い睡眠を意識することで相乗効果が得られます。


【4. 食事との組み合わせが重要】

トレーニングだけでなく、食事面でも以下の工夫をすると成長ホルモン分泌が促されます。

  • 空腹時間(プチ断食)を作る
    → 空腹時に成長ホルモンが分泌されやすくなる

  • タンパク質をしっかり摂る
    → ホルモンの材料になる

  • 糖質の摂りすぎに注意
    → インスリンの急上昇は成長ホルモンを抑制する


【5. 成長ホルモンを活かす生活習慣】

  • 22時〜2時の「成長ホルモンゴールデンタイム」に寝る

  • スマホやカフェインで睡眠の質を下げない

  • 筋トレ後のタンパク質補給を忘れない

  • ストレッチやマッサージで血行促進


【まとめ】

成長ホルモンは、大人にこそ必要な「若さを保つホルモン」。
特別なサプリや医療に頼らなくても、適切なトレーニングと生活習慣で自然に分泌を促すことが可能です。

「太りにくくなった」「肌がキレイになった」「疲れにくくなった」と実感する方も少なくありません。
運動が苦手でも、加圧トレーニングや軽い無酸素運動から始めてみてはいかがでしょうか?

自律神経を整える習慣とは?心と体のバランスを取り戻す生活術

「なんだか最近、眠りが浅い」「理由もなくイライラする」「疲れているのに休んだ気がしない」
そんな不調を感じていませんか?
それ、自律神経の乱れが原因かもしれません。

現代人はストレスや不規則な生活で、自律神経のバランスを崩しやすい環境にいます。この記事では、**自律神経の仕組みと整えるための具体的な習慣(食事・運動・睡眠・メンタルケア)**をわかりやすくご紹介します。


【1. 自律神経とは?】

自律神経は「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」の2つから成り、内臓の働きや血流、体温、ホルモン分泌、感情のバランスなどを自動で調整しています。

本来ならこのバランスがうまく切り替わることで健康が保たれますが、以下の要因で乱れやすくなります。

  • 慢性的なストレス

  • 不規則な睡眠

  • 運動不足

  • スマホの見過ぎ・過剰な情報摂取

  • 食生活の乱れ


【2. 自律神経を整えるための習慣】

● 規則正しい睡眠

  • 22〜24時に就寝し、6〜7時間の睡眠が理想

  • 寝る1時間前からスマホ・PCの光を避ける

  • 朝は太陽の光を浴びて、体内時計をリセット

● 軽い有酸素運動 or ピラティス

  • 1日15〜30分のウォーキングやストレッチ、ピラティスが効果的

  • 呼吸を整えることで副交感神経が優位に

  • 運動により「幸せホルモン(セロトニン)」も分泌されやすくなる

● 呼吸法の習慣化(腹式 or 胸式呼吸)

  • 緊張や不安時にはゆっくり吐く呼吸を意識

  • ピラティスやヨガのラテラル呼吸もおすすめ

● 食事バランスの見直し

  • 腸内環境を整える食物繊維・発酵食品(納豆・ヨーグルト・味噌など)

  • ビタミンB群・マグネシウム・鉄分(玄米・海藻・緑黄色野菜)

  • カフェインや糖質の摂りすぎには注意

● メンタルケア

  • 自分の感情を「感じる」「言葉にする」習慣

  • 音楽・アロマ・瞑想でリラックスタイムを作る

  • SNSや過剰な情報から一時的に離れるデジタルデトックスも効果的


【3. 自律神経が整うとどうなる?】

  • 睡眠の質が改善する

  • イライラや不安が減り、心が安定する

  • 冷え・便秘・疲労感が軽減

  • 集中力・記憶力が高まり、仕事のパフォーマンスも向上


【4. ピラティス×自律神経ケア】

ピラティスは、筋力アップと同時に自律神経にも働きかけるエクササイズです。

  • 呼吸と連動した動き → 自律神経の安定

  • 姿勢改善 → 首肩コリ・背中の張りを緩和し、緊張の緩和

  • ゆっくりとした動作 → マインドフルな状態を作り、メンタルに作用


【まとめ】

自律神経の乱れは、放っておくと不眠・うつ・慢性疲労につながることも。
生活習慣を見直し、体と心の声に耳を傾ける時間を作ることが、健康への第一歩です。
ぜひ、今日から少しずつ始めてみてください。

冷え性を根本から改善!体を温める食事と簡単温活運動習慣

「手足が冷たくて寝つけない…」「冬だけでなく夏の冷房でも体がつらい」
そんな慢性的な冷え性に悩む女性は多くいます。冷えは血行不良や自律神経の乱れのサインでもあり、放っておくと免疫力や代謝の低下につながることも。この記事では、冷え性を体の内側と外側から改善するための「食事」と「運動」習慣をご紹介します。


【1. 冷え性の原因とは?】

冷え性は医学的には「末梢循環障害」と言われ、主な原因は以下の通りです:

  • 血行不良(デスクワーク・筋力低下)

  • 自律神経の乱れ(ストレス・不規則な生活)

  • ホルモンバランスの乱れ(特に女性)

  • 栄養不足(たんぱく質・鉄・ビタミン類の欠乏)


【2. 温活に効く食事の基本ルール】

●「温め食材」を取り入れる

体を温める食材は、「陽性食品」と呼ばれ、根菜や発酵食品、スパイス系が代表的です。

おすすめの温活食材:

  • 生姜・にんにく・ねぎ(血行促進)

  • ごぼう・人参・れんこん(根菜類)

  • 味噌・納豆・キムチ(発酵食品)

  • 黒ごま・黒豆・玄米(ミネラル豊富)

  • 鶏肉・卵・青魚(たんぱく質と鉄分補給に)

◎参考文献:福田一典. 「冷え性と漢方治療」, 日本東洋医学雑誌, 2010

●「冷やし食材」は控えめに

夏野菜(きゅうり、トマトなど)や白砂糖、カフェイン、冷たい飲み物は体を冷やすため、摂りすぎには注意が必要です。


【3. 冷え性改善におすすめの運動習慣】

●下半身の筋肉を動かすのが鍵

筋肉は熱を生み出す最大の器官。特に太もも・お尻・ふくらはぎの筋肉を刺激することで、体温が自然に上がりやすくなります。

◯ かんたん温活エクササイズ(1日10分)

  1. スクワット(15回×2セット):大腿四頭筋を刺激し、下半身の血流アップ

  2. ふくらはぎ上げ(30回):足元の血液循環を促進

  3. 足首回し&指グーパー(左右1分):末端冷え性に効果的

◎参考文献:Kojima, A., et al. (2007). Effects of exercise on peripheral circulation. J. Phys. Fitness Sports Med.


【4. その他の温活習慣】

  • 湯たんぽ・腹巻きでお腹・腰を温める

  • 朝起きて白湯を1杯飲む

  • 寝る前に**足湯(40℃前後で10分)**を習慣に

  • カフェインを減らし、ルイボスティーなどノンカフェインに切り替える


【まとめ|冷えを感じたらまず温活ルーティンを】

冷え性の根本改善には、「食事」「運動」「生活環境」の見直しが大切です。
まずは今日の食事に生姜を加えることからでもOK。日々の小さな積み重ねが、ポカポカと心地よい身体をつくります。


【こんな方におすすめ】

  • 手足が常に冷たいと感じる方

  • 女性特有の冷えに悩んでいる方

  • 夏でも冷房で体がつらい方

  • 体質改善を目指している方

たったこれだけ?自律神経が整う7つの神習慣

🌿 自律神経を整える7つの生活習慣

1. 朝日を浴びて体内時計をリセット

起床後1時間以内に5〜15分程度の自然光を浴びることで、メラトニンの分泌が抑制され、自律神経が“朝モード”に切り替わります。

📚参考:Brown et al., 2021 -「朝日光による自律神経調整効果」は複数の臨床研究で証明されています。


2. 毎日同じ時間に寝て起きる

睡眠時間だけでなく、寝る・起きる時間を一定に保つことが副交感神経の安定に重要です。休日の寝だめは避け、22〜23時の就寝が理想。


3. 1日3食+腸を意識した食生活

  • 発酵食品(味噌・ヨーグルト)

  • 食物繊維(海藻・野菜)

  • ビタミンB群(豚肉・納豆)
    これらの栄養素は腸内環境の改善と自律神経の安定に貢献します。


4. 呼吸を整える(深呼吸・腹式呼吸)

5秒吸って10秒吐く「ゆっくりとした呼吸法」は、副交感神経を優位にし、緊張や不安を和らげます。

📚文献:Ma et al., 2017「腹式呼吸は心拍変動に影響し、自律神経バランスを改善する」


5. ぬるめのお風呂に浸かる

38〜40℃の湯船に15分。身体をじんわり温めることで、副交感神経が優位になります。寝る90分前の入浴がベストタイミング。


6. ストレッチ・ヨガ・ウォーキングを習慣化

軽度の有酸素運動やストレッチは、交感神経の過活動を抑え、リズムある心身状態を作ります。

👉 関連記事:ストレッチの効果とは?


7. スマホ・PCとの距離を保つ

寝る前のブルーライト・長時間のSNS使用は交感神経を刺激します。デジタルデトックス時間を意識しましょう。


💡まとめ|“日々のリズム”が、自律神経を整えるカギ

自律神経を整えるには、特別な薬や機器よりも、毎日の習慣を見直すことが最も効果的です。
「朝の光」「決まった睡眠」「腸にやさしい食事」など、今からできることを1つずつ取り入れてみましょう。


📚参考文献(信頼性強化+SEO向上)

  • Brown, G. M., et al. (2021). Light exposure and circadian rhythm alignment. Biological Psychiatry.

  • Ma, X., et al. (2017). The effect of diaphragmatic breathing on attention, negative affect and stress in healthy adults. Frontiers in Psychology.

  • Takahashi, T., et al. (2016). Effects of nutrition and gut microbiota on autonomic nervous function. Journal of Physiological Anthropology.

腸内環境を整えるための5つの生活習慣

【腸から健康に】腸内環境を整えるための5つの生活習慣

近年、「腸活(ちょうかつ)」という言葉を耳にすることが増えました。実は、腸内環境を整えることは、便通の改善だけでなく、免疫力の向上・肌トラブルの緩和・メンタルの安定にまで影響することがわかっています。

本記事では、腸内環境を整えるための習慣を、最新の研究も交えて紹介します。


1. 発酵食品を毎日の食卓に

腸内細菌のバランスを整えるには、善玉菌を直接摂ることが効果的です。

  • キムチ・ぬか漬け・納豆

  • 味噌・醤油(天然醸造)

これらには善玉菌が豊富に含まれ、腸内での悪玉菌の繁殖を抑える効果があります(参考:Odamaki et al., 2016, Frontiers in Microbiology)。


2. 食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の両方を意識

腸内細菌の“エサ”になるのが「プレバイオティクス」と呼ばれる食物繊維やオリゴ糖。中でも、

  • 水溶性食物繊維(海藻、オートミール、こんにゃくなど):腸内で発酵されやすく、善玉菌を増やす

  • 不溶性食物繊維(野菜、豆類、玄米など):便のカサを増やして排出を助ける

両方をバランスよく摂ることで、腸の動きが活発になります(Slavin, 2013, Nutrition)。


3. 朝起きたらコップ1杯の水+軽い運動

腸のぜん動運動を促すには、起床後すぐの水分補給と、ストレッチやウォーキングなどの軽い身体の動きが有効です。
特に朝は、自律神経の切り替えのタイミングで腸が刺激されやすく、便通を促進します。


4. ストレスケアも「腸活」の一部

腸と脳は「腸脳相関」と呼ばれる密接なつながりがあり、ストレスが腸内環境に影響することがわかっています。

  • リラックス時間をつくる

  • 深呼吸・瞑想・アロマなどを取り入れる

  • 十分な睡眠(腸の修復は夜に行われます)

慢性的なストレスは、腸内の善玉菌を減らし炎症を引き起こすとも言われています(Mayer et al., 2015, Gastroenterology)。


5. 食べ過ぎ・夜遅い食事を避ける

消化活動にもリズムがあり、夜は腸の活動が低下します。
21時以降の食事はなるべく避け、腹八分目を心がけましょう。

また、**空腹の時間(ファスティング)**を適度につくることも、腸内細菌のリセットに効果があるという研究も報告されています(Thaiss et al., 2014, Cell)。


まとめ:腸を整えることは、人生を整えること

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど重要な臓器。
日々の食事や生活習慣を少し見直すことで、腸内環境はしっかり整っていきます。

まずは、発酵食品や食物繊維を意識し、朝の水分と軽い運動をセットに。それだけでも腸は元気になります。

身体と心の土台である「腸」を整え、毎日をもっと快適に過ごしましょう。

身体を冷やさない食生活とは

はじめに|「体の冷え」、実は食事が原因かも?

  • 手足が冷たくて眠れない

  • 夏でもお腹が冷えて下痢になりやすい

  • 冬だけでなく年中冷えを感じる

  • 生理不順・肌荒れ・疲労感がとれにくい

これらの症状、実は「体を冷やす食事」が習慣になっていることが原因かもしれません。
私たちの食生活は、無意識のうちに「冷え」を引き起こす食材や食べ方に偏りがちです。

今回は、体を温める食事への切り替え方・おすすめの食材・避けたい食習慣について、科学的な視点も交えながら解説します。


冷えのメカニズム|なぜ体が冷えるのか?

人の体温は、主に「筋肉の熱産生」と「血流」によって保たれています。
しかし、以下のような要因で体温が下がると、冷えが慢性化します。

  • 筋力低下(加齢・運動不足)

  • 自律神経の乱れ(ストレス・睡眠不足)

  • 血行不良(低血圧・低たんぱく)

  • 体を冷やす食品の摂りすぎ

特に現代の食生活は、冷たい飲み物・生野菜・砂糖の多いスイーツなど、冷やす要素が多い傾向にあります。


【基本原則】身体を冷やさない食生活3つのルール

① 「温め食材」と「冷やし食材」を見分けよう

体を温める食材 体を冷やす食材
根菜類(人参、ごぼう、大根) 南国果物(バナナ、パイナップル、マンゴー)
生姜、ねぎ、にんにく 生野菜(レタス、トマト、きゅうり)
発酵食品(味噌、納豆、ぬか漬け) 乳製品(ヨーグルト、牛乳)
赤身肉、魚、卵 白砂糖、小麦製品(パン、ケーキ)

👉 ポイントは、地中で育つ・寒い地域で採れる・発酵している食品は“温め系”
逆に、**水分が多く暑い地域の果物や食材は“冷やし系”**と覚えておくと便利です。


② 「冷たいもの」を常温 or 温かくする習慣を

  • 冷蔵庫から出した飲み物を常温に戻してから飲む

  • サラダは温野菜やスープに切り替える

  • 夏でも冷たいビールやアイスは控えめに

👉 特に胃腸が弱い人は、冷たいものを摂ることで消化機能が低下し、全身の冷えにつながる可能性があります(小野ら, 2019)。


③ 食べる順番とタイミングも重要

  • 朝は白湯や味噌汁など温かいものからスタート

  • 食事の最初にスープ→たんぱく質→炭水化物の順に

  • 空腹時間が長くならないよう3食規則正しく

👉 朝食を抜く・夕食を深夜に摂るなどの習慣は、基礎体温の低下を招く原因になります。


体を温めるおすすめのレシピ例

● 朝のおすすめ:生姜入り味噌汁+卵かけご飯

→ 体温をゆっくり上げて、代謝を促進。

● 昼のおすすめ:根菜の豚汁+発芽玄米おにぎり

→ 良質なたんぱく質と食物繊維で血流も腸内環境も改善。

● 夜のおすすめ:鮭と白菜の味噌煮+かぼちゃの煮物

→ 発酵食品×オメガ3脂肪酸×ビタミンEで体の芯から温める。


関連する栄養素も意識しよう

栄養素 温め効果 食材例
ビタミンE 血行促進 かぼちゃ、アーモンド、うなぎ
鉄分 貧血予防 レバー、小松菜、あさり
タンパク質 筋肉をつくる 肉、魚、卵、大豆
カプサイシン 熱産生UP 唐辛子、キムチ

👉 サプリメントではなく、できるだけ食材から摂取することが理想的です。


まとめ|“食べる温活”で、体を芯からポカポカに

冷えを防ぐには、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」も大切です。
毎日の積み重ねが、内臓や筋肉の温度を安定させ、自律神経を整えるカギとなります。

今日からできるポイント:

  • 冷たいものを控える

  • 温め食材を意識する

  • 発酵食品と根菜を取り入れる

  • 食べる順番・タイミングを整える

「食べる温活」で、冷え知らずの健やかな毎日を手に入れましょう!


🔍参考文献・データ:

  • 厚生労働省「健康づくりのための食生活指針」(2021)

  • 日本冷え性学会『冷え性と食生活の関連』2020

  • 小野雅裕ら「体温調節と栄養素摂取との関連」『日本臨床栄養学会雑誌』2019

  • 武田邦彦『食品の陰陽と体のバランス』PHP新書(2015)

クーラーで体調を崩さない方法

はじめに|その不調、クーラーのせいかも?

夏になると増えるこんな悩み、ありませんか?

  • 朝起きたらだるい・頭が重い

  • 冷房の中に長時間いると手足が冷える

  • 夜、寝つきが悪くなる

  • なんとなく胃腸の調子が悪い

  • 肩こりや頭痛がいつもより強い

実はそれ、「冷房による自律神経の乱れ」や「冷え」が原因かもしれません。
この記事では、クーラーによる体調不良のメカニズムと、その対策を徹底解説します。


クーラーで体調を崩すのはなぜ?

1. 自律神経のバランスが乱れる

人の体は、暑いときは汗をかいて体温を下げ、寒いときは血管を収縮させて体温を保とうとします。
しかし、クーラーで急激に冷やされると、その調整機能=自律神経が疲弊します。

結果として:

  • 体温調節がうまくいかない

  • 疲れが取れない

  • 頭痛・不眠・食欲不振などが起こる

2. 末端の冷えと血行不良

冷たい空気は下にたまるため、足元が常に冷える状態に。
血流が悪くなることで、肩こり・手足のしびれ・むくみなどの症状にもつながります。


すぐにできる!クーラーによる体調不良を防ぐ5つの対策

① 冷房の設定温度を「外気と5℃以内」に

理想的な室内温度は25~28℃
外気との差が大きいと、体温調節機能が乱れやすくなります。

👉オフィスや店舗などで温度調整が難しい場合は、ひざ掛け・カーディガンを活用しましょう。


② 首・お腹・足首を冷やさない服装を意識

“冷えの三大急所”=首・お腹・足首を守ることが重要!

  • 薄手のストールで首元をカバー

  • インナーをタンクトップから腹巻つきタイプにチェンジ

  • 靴下やレッグウォーマーで足首を保温

👉 特に女性は腹部の冷えから月経不順や内臓機能低下につながることも。


③ 冷たい飲み物を控え、常温〜温かいものを摂る

冷えたビール・アイスコーヒー・氷水などは、内臓を一気に冷やし、消化機能を低下させます。

✔おすすめは:

  • 白湯

  • 常温の麦茶やルイボスティー

  • 生姜・シナモン入りのハーブティー

👉 飲み物は「お腹を温めるもの」を意識して。


④ 湯船に浸かる習慣で“リセット”

夏場でもシャワーだけで済ませると、体の芯の冷えが蓄積します。
38~40℃のお湯に15分程度浸かることで、副交感神経が優位になり、眠りやすくなります。

👉 湯船に浸かることで筋肉がゆるみ、血流が改善され、肩こりや冷えの緩和にも◎


⑤ 1日3分の軽い運動で“熱産生”を

筋肉は「体温を生み出す暖房装置」。
夏の運動不足で筋力が低下すると、冷えやだるさが悪化します。

✔おすすめ運動:

  • 朝の軽いストレッチ

  • 深呼吸しながらのウォーキング

  • スクワット10回×2セット

👉 1日3分でも続ければ、代謝と血流が大きく改善します。


まとめ|“冷えすぎない夏”を、自分でつくろう

暑い夏に欠かせないクーラー。
でも、**「冷やしすぎは逆効果」**です。

冷えからくる不調は、実はかなり生活に密着したことから起きています。

  • 温度差を小さく

  • 衣類で調整

  • 飲み物・食事にひと工夫

  • お風呂&運動で体の芯から温める

これらを意識するだけで、「夏バテ」「クーラー病」にならずに夏を快適に乗り切れます。

睡眠の質を高める習慣

夜──寝る前の工夫

1. 就寝・起床時間を一定に保つ
体内時計(サーカディアンリズム)を安定させるには、毎日の就寝・起床時間の一致が重要です。成人を含む約92,000人のメタ分析では、就寝・起床時刻が不規則なほど健康リスクが高くなる傾向が示されており、逆に規則的な睡眠習慣は健康な体調に寄与すると報告されています

2. 就寝前の「休息モード」ルーティン
就寝1時間前からスマホなどブルーライトを控え、ストレッチや読書、深呼吸でリラックスすることで、自然な入眠準備が整います。これは睡眠衛生の基本であり、AASM(米国睡眠医療学会)や各種ガイドラインでも推奨されています

3. 食事・飲料のタイミング
夕食は睡眠2〜3時間前に、カフェインは午後2時まで、アルコールは控えめにするのが理想的。カフェインとアルコールはいずれも睡眠の深さや質を妨げることが多数の研究で確認されています

4. 入浴習慣を活用する
38〜40℃のお湯に15分ほど浸かると深部体温が上昇し、その後自然に下がる過程で入眠しやすくなります。就寝1〜2時間前の入浴が推奨されているのも、こうした生理学的効果によるものです

5. 日中のストレス解消
マインドフルネス瞑想、日記、深呼吸などは、心身の緊張を和らげ、入眠をスムーズにします。心理的安定が入眠を後押しする要因として、広く認知されています。


☀️ 朝・日中──活動と光を活かす

 

6. 朝の光を浴びる
起床後15~60分以内に自然光を浴びると、体内時計がリセットされ、夜自然な眠気が戻ります。24歳前後の学生を対象にした研究では、朝の1000 lxの光を5日間浴びるだけで、睡眠潜時の短縮や夜中の覚醒減少が観察されました。また、20〜81歳の被験者を対象とした11週間の研究では、朝のブルーライト曝露が入眠時間の短縮や深い睡眠の増加に寄与した報告もあります

7. 日中の適度な運動
ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなどは夜間の熟睡を促進します。ただし、就寝前の激しい運動は交感神経を刺激し逆効果となるため、2~3時間前までに済ませるのが望ましいです

8. 明るさに配慮する
寝室は暗めが理想ですが、朝や日中は十分な明るさが必要です。対照的に、夜間は照明を落とすことで体内時計への悪影響を防げます。これは光によるメラトニン抑制やPRC(位相応答曲線)の原則から支持されています


特別な取り組み:光療法(ライトセラピー)

9. 光療法(朝の強光曝露)
2500〜10,000 lxの強い光を朝に一定期間当てることで、メラトニン分泌の位相が前進し、入眠時刻の早期化、睡眠潜時短縮、総睡眠時間の延長などが示されています。代表研究では、慢性不眠患者が光療法により1時間以上早く入眠でき、総睡眠時間が約50分延長されたという報告があります。またシフト勤務者や大学生でも、朝の10~60分強光曝露が翌日の眠気や覚醒効率の改善をもたらしたというエビデンスも多数報告されています


総まとめ

  • 規則的な睡眠時間+朝の光 → 体内時計を整える

  • 適度な運動と環境整備(暗く、快適) → 熟睡しやすい

  • 入浴・ストレス軽減習慣 → 自律神経が休息モードに

  • 必要に応じ光療法 → 不眠改善や睡眠位相調整に効果的

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