topicsトレーニングお役立ち情報

ハムストリングスが硬い原因は?40代のセルフチェックと伸ばし方

前屈して足首に手を伸ばす女性の脚のクローズアップ

前屈をしても、指先が床から10センチ以上離れたまま止まる。長く座ったあと立ち上がると、太ももの裏がつっぱる。昔から体が硬いほうだったけれど、最近さらに硬くなった気がする——。

太ももの裏側にある筋肉を、ハムストリングスと呼びます。前屈のときにつっぱるのは、たいていこの筋肉です。

ただ、ここで多くの方が誤解しています。ハムストリングスが硬いことの本当の問題は、前屈ができないことではありません。この筋肉は骨盤の後ろ側についているため、硬くなると骨盤を後ろへ引っぱります。その結果、腰が丸まり、腰痛や姿勢の崩れにつながっていきます。

そしてもうひとつ。硬いからといって、痛いところまで無理に伸ばすのは逆効果になることがあります。体は守ろうとして、かえって緊張を強めるからです。

この記事では、ハムストリングスとは何かという基本から、その場でできるセルフチェック、硬くなる5つの原因、正しい伸ばし方までを順にご説明します。デスクワーク中心で、前屈が苦手な方に向けた内容です。

ハムストリングスとは?どこにある何の筋肉か

ハムストリングスとは、太ももの裏側にある3つの筋肉(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)をまとめた呼び名です。お尻の下の骨(坐骨)から始まり、ひざの裏を越えてすねの骨につながっています。

重要なのは、この筋肉が「骨盤」と「ひざ下」の2つの関節をまたいでいるという点です。そのため、硬くなると骨盤とひざの両方に影響が出ます。太ももの裏だけの問題では終わりません。

ハムストリングスが担当している動き

役割は2つです。ひとつはひざを曲げること、もうひとつは脚を後ろへ振ること(股関節を伸ばすこと)です。歩く、走る、階段を上がる。どれもこの筋肉が使われています。

もうひとつ見落とされやすいのが、立っているときに骨盤を後ろから引き止める働きです。適切な長さと張りがあれば、骨盤は安定します。しかし短く硬くなると、引き止めるどころか後ろへ引き倒してしまいます。

なぜ40代で急に硬さを感じるのか

20代のころも座る時間は長かったはずです。それでも気にならなかったのは、部活動や通勤、外回りなど、日常のどこかで脚を大きく動かす機会があったからです。縮んでも、一日のうちに伸ばし返せていました。

40代になると、座る時間はさらに増え、在宅勤務で通勤という運動も消えます。縮む時間だけが増え、伸ばし返す機会が減る。その差が10年、20年と積み重なった結果が、ある日「前屈が全然できない」という形で表面化します。

つまり、40代で急に硬くなったのではありません。硬くなっていた事実に、40代で気づいたということです。

ハムストリングスが硬いと骨盤に何が起きるか



適切な長さのとき
骨盤は立っている
背骨のカーブが保たれる
前屈は股関節から折れる
短く硬くなると
坐骨を下へ引っぱる
骨盤が後ろに倒れる
腰が丸まったまま固定 腰が丸まる
前屈で腰から曲がる
腰に負担が集中
前屈できないことより、骨盤が後ろに倒れることのほうが問題

ハムストリングスの硬さが骨盤に及ぼす影響のイメージ図です。

セルフチェック:あなたのハムストリングスは硬い?

前屈だけでは正確に判断できません。前屈は背中の丸まりでもごまかせてしまうからです。寝た状態で行う検査のほうが、はっきりわかります。強い痛みが出る場合は中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。

検査1:あお向け脚上げテスト(左右30秒ずつ)

床にあお向けで寝て、両脚を伸ばします。片脚を、ひざを伸ばしたまま、反対の脚を床につけたままゆっくり天井方向へ上げていきます。太ももの裏がつっぱって止まるところで、脚の角度を確認します。

床から70〜80度ほど上がれば、ひとまず保たれている状態です。60度未満で止まる、あるいは上げると反対の脚や腰が浮いてしまう場合は、硬くなっているサインと考えられます。左右で差がある方も多くいます。

検査2:椅子座り前屈テスト(30秒)

椅子に浅く腰かけ、片脚を前に伸ばしてかかとを床につけます。背中をまっすぐ保ったまま、股関節から体を前に倒します。背中を丸めないことが条件です。

背中をまっすぐにすると、ほとんど前に倒せない。これが実際のハムストリングスの硬さです。床に手がつく方でも、背中を丸めて届いているだけというケースは非常に多くあります。

検査3:壁ぎわしゃがみテスト(20秒)

壁から10センチほど離れて立ち、かかとを床につけたまましゃがみます。かかとが浮く、後ろに倒れそうになる場合、太ももの裏とふくらはぎの硬さが関わっている可能性があります。

この検査は足首の硬さも同時に見ています。しゃがめない原因が足首なのか太ももの裏なのかは、検査1と組み合わせると判断しやすくなります。

セルフ採点の目安

結果 目安 考えられること
70度以上・背中を保って倒せる 良好 今の習慣を保てるとよい状態です
60〜70度 やや低下 座位時間の長さが影響している可能性
60度未満 低下 骨盤が後ろに倒れたまま固定されている可能性
脚を上げると腰が浮く 代償あり 腰でごまかして角度を出している可能性
左右で10度以上の差 偏りあり 座り方や立ち方のクセが固定化している可能性

これはご自身の状態を知るための簡易的な目安であり、医学的な診断基準ではありません。感じ方には個人差があります。太ももの裏に鋭い痛みやしびれが走る場合は、その場で中止し、医療機関にご相談ください。

オフィスの椅子に長時間座って作業する女性

ハムストリングスが硬くなる5つの原因

デスクワーク中心の40代に共通して見られる原因を5つに整理しました。ひとつだけということはまずなく、たいてい複数が重なっています。

原因1:座り続けることで、縮んだ長さで固まる

椅子に座るとひざは曲がっています。ハムストリングスはひざを曲げる筋肉ですから、座っているあいだ、この筋肉は縮んだ状態に置かれ続けます。1日8時間、それが何年も続けば、体はその長さを標準として記憶します。

さらに椅子の座面は太ももの裏を押しつぶします。血流が滞り、組織はいっそう硬くなります。「座っているだけ」が、この筋肉にとっては最も過酷な条件です。

原因2:骨盤が後ろに倒れた座り方をしている

浅く腰かけて背もたれに寄りかかる、いわゆる「ずっこけ座り」では、骨盤が後ろに倒れます。この姿勢では、ハムストリングスの付け根である坐骨が前へ移動し、筋肉はさらに緩んだ位置で固定されます。

そして立ち上がったときには、逆に強く引き伸ばされることになります。この繰り返しが、筋肉を防御的に硬くしていきます。

原因3:お尻の筋肉が働かず、代わりに使われている

脚を後ろに振る動きは、本来お尻の大きな筋肉(大殿筋)が主役です。ところが座り続けてお尻が働かなくなると、その仕事をハムストリングスが肩代わりします。

本来の役割以上に働かされている筋肉は、常に張った状態になります。「伸ばしても伸ばしても硬い」という方は、伸ばす量が足りないのではなく、働きすぎているのが原因かもしれません。この場合、お尻を働かせるほうが早道です。

原因4:歩幅が狭く、伸び縮みの幅が小さい

ハムストリングスは、歩くたびに伸びて縮んでいます。歩幅が大きければ大きく伸び、狭ければほとんど伸びません。歩数を稼いでいても、ちょこちょこ歩きではこの筋肉は動いていないのと同じです。

加齢とともに歩幅は自然に狭くなります。意識して変えないかぎり、伸び縮みの幅は年々小さくなっていきます。

原因5:痛いところまで伸ばす習慣がある

意外に思われるかもしれませんが、これも原因になります。筋肉には、急に強く引き伸ばされると縮んで身を守ろうとする仕組みがあります。痛みを感じるほど伸ばすと、この防御反応が働き、かえって緊張が高まります。

「毎日ストレッチしているのに柔らかくならない」という方は、やり方が強すぎる可能性があります。伸ばす強さは、痛気持ちいいの手前で十分です。

硬いまま放置するとどうなるか

前屈ができないこと自体は、日常生活では大きな問題になりません。問題は、骨盤が後ろに倒れたまま固定されることで、腰と膝に負担が回ることです。

腰痛につながりやすくなる

骨盤が後ろに倒れると、腰の骨は丸まった位置で体重を受けます。この状態で床の物を拾おうとすると、股関節ではなく腰から曲げることになり、腰椎に強い負担がかかります。

日本整形外科学会は腰痛の日常生活での注意点として、「中腰にならないなど日常的姿勢に注意し、また腰の支持性を高めるための運動や体操を継続されるとよいでしょう」と説明しています(日本整形外科学会「腰痛」)。姿勢と、続けられる運動。この2つが軸になります。腰の不調が続く方は腰痛はパーソナルトレーニングで改善できる?もあわせてご覧ください。

前ももばかりが張ってくる

お尻とハムストリングスが本来の働きをしないと、脚の動きは太ももの前側に頼ることになります。その結果、「細くしたいのに前ももだけ太くなる」という状態が生まれます。前ももの張りについては前もも太りの本当の原因で詳しく取り上げています。

肉離れのリスクが上がる

硬く短くなった筋肉が、急に大きく伸ばされる場面。たとえば運動会で全力疾走したとき、駅で電車に間に合わせようと走ったとき。ハムストリングスの肉離れは、こうした「久しぶりの全力」で起こります。

40代以降は、頻度こそ少なくても、一度起きると回復に時間がかかります。日頃から伸び縮みの幅を保っておくことが、最も現実的な備えです。

ハムストリングスによくある3つの誤解

誤解1:前屈で床に手がつけば柔らかい

床に手がつくかどうかは、ハムストリングスの柔らかさだけでは決まりません。背中を大きく丸めれば、太ももの裏が硬くても手は床に近づきます。検査2で背中をまっすぐにすると急に倒せなくなるのは、そのためです。

逆に、背中が硬い方は、ハムストリングスが柔らかくても前屈できません。前屈は複数の要素の合計であって、単独の指標にはなりません。

誤解2:痛いくらい伸ばさないと変わらない

原因5で触れたとおり、これは逆効果になることがあります。強く伸ばすほど体は防御的に縮みます。加えて、無理に伸ばして筋肉を傷めれば、回復のあいだ動かせなくなり、かえって硬くなります。

目安は「痛気持ちいいの一歩手前で、20〜30秒」。呼吸を止めないことも重要です。息を止めると筋肉はゆるみません。

誤解3:硬いのは体質だから仕方ない

生まれつきの差はあります。ただ、「10年前より硬くなった」という変化は、体質ではなく座っている時間と歩幅の積み重ねによるものです。体質なら10年前も同じはずです。変わったのは、この筋肉が伸び縮みする機会の量です。

明るいスタジオでピラティスマシンを使って運動する女性

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

ハムストリングスの硬さは、原因の重心が人によって違います。純粋に短くなっている方、働きすぎて張っている方、骨盤の位置の問題が主な方。同じ「太ももの裏が硬い」でも、必要な取り組みは正反対になることすらあります。

お悩み 背景にあること パーソナルでの取り組み方
脚を上げると60度で止まる 縮んだ長さで固まっている 呼吸と合わせ、弱い強度で長めに伸ばす
伸ばしてもすぐ戻る お尻の代わりに働きすぎている 大殿筋に刺激を入れ、仕事を分担し直す
脚を上げると腰が浮く 腰でごまかす代償動作 骨盤を固定した状態で脚だけを動かす練習
左右で硬さが違う 座り方や立ち方の偏り 左右非対称にメニューを組み、差を詰める
ストレッチが続かない 強度とやり方が合っていない 動きの中で伸ばす方法に切り替える

マシンピラティスは「骨盤を止めたまま脚を動かす」練習ができる

この筋肉を伸ばすうえで最も難しいのは、骨盤を後ろに倒さずに脚を動かすことです。自分では太ももの裏を伸ばしているつもりでも、実際には骨盤ごと動いていて、筋肉はほとんど伸びていない。これは鏡を見ても判断できません。

マシンピラティスでは、あお向けの姿勢でバネの抵抗を使いながら、骨盤を安定させた状態で脚だけを動かせます。止めた状態で伸ばすと、同じ角度でも伸び方がまったく変わります。感じ方には個人差がありますが、多くの方が初回で違いに気づかれます。

加圧トレーニングは軽い負荷から取り組める

お尻の筋肉を働かせたくても、重いものを扱う運動には不安がある。40代以降の方からよくうかがうお悩みです。加圧トレーニングは専用のベルトで脚や腕の付け根の血流を適切に調整しながら行う方法で、軽い負荷でも体に十分な刺激を届けやすいという特長があります。

一方で、体質や既往によっては向かない場合もあります。安全のため、初回に体調や既往歴をうかがったうえで進めています。持病がある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

伸ばし方が合っているか、みてもらいませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

マットの上であお向けになり脚を持ち上げる女性

今日からできる正しい伸ばし方3つ

順番が大切です。ゆるめる → お尻を働かせる → 動きの中で伸ばす、の3ステップで組んでいます。強く伸ばす必要はありません。痛みが出る場合は行わず、必要に応じて医療機関にご相談ください。

セルフケア1:あお向けタオルストレッチ(左右30秒ずつ)

あお向けで寝て、片足の裏にタオルをかけ、両端を手で持ちます。反対の脚は床につけたまま、ひざを伸ばした脚をゆっくり天井方向へ引き上げます。痛気持ちいいの手前で止め、そこで30秒、呼吸を続けます。

床に座って行う前屈より、この姿勢のほうが確実です。あお向けなら骨盤が床で固定されるため、背中を丸めてごまかせません。タオルがなければベルトや紐でも構いません。

セルフケア2:ヒップリフト(10回)

ゆるめたあとは、お尻を働かせます。あお向けでひざを立て、足を腰幅に開きます。お尻に力を入れながら骨盤を持ち上げ、いちばん高いところで2秒止めます。10回。

ここで太ももの裏がつりそうになる方は、まさにお尻の代わりにハムストリングスが働いている状態です。かかとを少し体に近づけると、お尻に効かせやすくなります。やり方はヒップリフトのやり方徹底解説で詳しく紹介しています。

セルフケア3:立って股関節から折る(10回)

足を腰幅に開いて立ち、両手を太ももの前に添えます。背中をまっすぐ保ったまま、お尻を後ろに引くようにして体を前へ倒します。太ももの裏が伸びるのを感じたら、ゆっくり戻します。10回。

これは動きの中で伸ばす方法です。止めて伸ばすストレッチより、日常動作に近い形で可動域が使えるようになります。背中が丸まったらそこが限界です。深く倒す必要はありません。

やる順番とタイミング

1→2→3の順で行ってください。先にゆるめ、次にお尻を働かせ、最後に立った状態で使う。この流れに意味があります。お尻を働かせずに伸ばすだけだと、翌日には元に戻ります。

タイミングは入浴後が最も伸びやすくおすすめです。ただし、時間帯より「毎日同じタイミングでやること」のほうが結果に効きます。合計3分あれば終わる内容です。

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

柔軟性は、数日では変わりません。多くの方が検査1の角度に変化を感じるまでには、数週間かかります(感じ方には個人差があります)。その間の過ごし方で、伸びるスピードは変わります。

椅子に深く座り、太ももの裏を圧迫しない

浅く座って背もたれに寄りかかると、骨盤が後ろに倒れ、太ももの裏は座面に押しつぶされます。深く座って足の裏を床につけるだけで、圧迫も骨盤の倒れも減ります。座面が高すぎて足が床につかない場合は、足元に台を置いてください。

1時間に1度、立って歩く

座り続ける時間そのものを区切ります。立ち上がって数歩歩くだけで、この筋肉は伸び縮みします。1日1回のストレッチより、1時間に1回立ち上がるほうが、硬さの進行を止める効果は大きいと考えられます。

歩幅を少しだけ広げる

いつもの道で、歩幅を靴一足分だけ広げてみてください。それだけで、ハムストリングスの伸び縮みの幅は変わります。歩数を増やすより、歩き方をひとつ変えるほうが確実です。駅までの数分だけで構いません。

お風呂上がりに行う

体が温まっているときのほうが、筋肉はゆるみやすくなります。同じ内容でも、入浴後に行うほうが伸びやすく、痛みも出にくくなります。時間がない日は、セルフケア1だけでも構いません。

セルフケアだけでは届きにくい部分もある

ここまでの内容は、どなたでも安全に取り組めるものです。ただ正直に申し上げると、「骨盤が一緒に動いてしまっている」ことは、自分ではほぼ気づけません。本人は太ももの裏を伸ばしているつもりでも、外から見ると骨盤ごと倒れていて筋肉は伸びていない——というのは非常によくあります。3〜4週間続けても検査1の角度が変わらない場合は、一度、外から見てもらう機会をつくることをおすすめします。

ひとりで続ける自信がない方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

立て直しの手順:4つのステップ

ステップ1:今の角度を記録する(1日目)

検査1を行い、左右それぞれ何度くらいまで上がったかをメモします。スマートフォンで真横から写真を撮っておくと、角度の変化が正確に比べられます。数字と写真の両方を残すのが確実です。

ステップ2:毎日3分を2週間続ける(1〜14日目)

セルフケア1〜3を順番どおりに毎日行います。入浴後など、すでにある習慣にくっつけると続きます。1回の長さより、抜けない日をつくることを優先してください。

ステップ3:もう一度測って比べる(15日目)

同じ検査と同じ角度の写真で比べます。角度が上がっていれば方向は合っています。変わらない場合は、硬さ以外の要因——お尻の不活動や骨盤の代償——が主な原因である可能性が高くなります。

ステップ4:足りない部分を補う(15日目以降)

順調なら続ける。頭打ちなら、専門家に動きを見てもらう。うまくいかないときに「伸ばし方が足りない」と考えて強度を上げないでください。強く伸ばすほど硬くなる、という逆の結果になりがちです。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

伸ばすだけで終わらせない

硬さの背景にお尻の不活動があるなら、伸ばすだけでは戻ります。BEZELでは、大阪で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を同じ場所で受けられます。ストレッチ専門店でも筋トレ専門ジムでもなく、伸ばすことと働かせることを同時に進められるのが利点です。

仕事帰りに立ち寄れる立地

続かない最大の理由は「行きにくいこと」です。BEZELは大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の行き帰りに立ち寄れる立地にスタジオを構えています。デスクワーク中心で平日の時間が限られる方でも、生活動線に組み込みやすくなっています。最新の店舗一覧は店舗ページをご覧ください。

完全マンツーマンだから、代償動作まで見える

骨盤が一緒に動いていないか、腰で反っていないか、左右で差がないか。これらは鏡を見ても自分では判断できません。マンツーマンだからこそ、その場で確認しながら進められます。グループレッスンでは拾いきれない部分です。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

Q1.毎日ストレッチしているのに柔らかくなりません

考えられる理由は3つあります。強く伸ばしすぎている、骨盤が一緒に動いてしまっている、あるいはお尻の代わりに働きすぎていて張っている、のいずれかです。特に3つめの場合、伸ばす量を増やしても変わりません。お尻を働かせるほうが早道になります。

Q2.どれくらいで柔らかくなりますか

感じ方には個人差がありますが、検査1の角度については数週間単位で変化を感じる方が多い印象です。ただし何年もかけて硬くなったものが数日で変わることはありません。「いつまでに必ずこうなる」とお約束できるものではない点は、正直にお伝えしています。

Q3.運動経験がまったくありませんが大丈夫でしょうか

問題ありません。行うのは重いものを扱う運動ではなく、寝た姿勢での小さな動きが中心です。運動から10年以上離れている方も多くいらっしゃいます。まずは今の状態を確認するところから始めます。

Q4.太ももの裏にしびれが出るのですが

伸ばしたときに「つっぱる」のではなく「電気が走るようなしびれ」が出る場合は、筋肉ではなく神経が関わっている可能性があります。その場合はストレッチを中止し、整形外科などの医療機関を受診してください。自己判断で伸ばし続けないことが大切です。

まとめ

ハムストリングスは、太ももの裏側にあり、骨盤とひざ下をつなぐ筋肉です。硬いことの本当の問題は前屈ができないことではなく、骨盤を後ろへ引き倒し、腰に負担を回してしまうことにあります。

今日の内容を、あらためて整理します。

  • 前屈は背中の丸まりでごまかせる。あお向け脚上げテストで測る
  • 原因は、座位時間・骨盤の後傾・お尻の不活動・狭い歩幅・強すぎるストレッチの5つ
  • 強く伸ばすほど体は防御的に縮む。痛気持ちいいの手前で20〜30秒
  • 伸ばすだけでは戻る。お尻を働かせて、仕事を分担し直す
  • 1日1回のストレッチより、1時間に1回立ち上がるほうが効く
  • しびれが出る場合はストレッチを中止し、医療機関へ

そして、3〜4週間続けても角度が変わらない場合は、伸ばし方が合っていない可能性があります。骨盤が一緒に動いてしまう代償動作は、自分では気づけません。大阪・京都でパーソナルトレーニングをお探しの方は、まず今の可動域を確かめるところから始めてみてください。

「体が硬いから」で終わらせないために

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。体の変化の感じ方には個人差があります。痛み・しびれが続く場合や、持病のある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

腱鞘炎の原因は?デスクワーク40代女性に多い5つの理由と3つのセルフチェック

手首の親指側を押さえる女性の手のクローズアップ

朝、ペンを持った瞬間に親指の付け根がズキッとする。フライパンを持ち上げるとき、手首の親指側に電気が走るような痛みが出る。マウスを一日中握っていた日は、夕方になると手首がだるくて力が入らない——。

40代に入ってから、こうした手首や親指の痛みが急に増えたと感じている方はとても多くいらっしゃいます。「ただの使いすぎだろう」と何ヶ月も付き合ってしまい、気づけばペットボトルの蓋を開けるのもつらくなっていた、というご相談も珍しくありません。

この痛みの正体としてよく名前が挙がるのが腱鞘炎(けんしょうえん)です。ただ、腱鞘炎は「手を使いすぎたから起きる」だけの単純な話ではありません。とくにデスクワーク中心の40代女性の場合、ホルモンバランスの変化、肩甲骨や体幹の使い方、前腕の血流といった、手首から離れた場所の事情が重なって起きているケースが少なくないのです。

この記事では、腱鞘炎とは何かを整理したうえで、その場でできる3つのセルフチェック、デスクワーク40代女性に多い5つの原因、そして手首だけを休ませても振り出しに戻る理由と、体全体から立て直す進め方をまとめました。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。痛みや腫れが強い場合、しびれをともなう場合は、自己判断せず必要に応じて医療機関にご相談ください。

腱鞘炎とは?手首と指の中で起きていること

腱鞘炎を理解するには、まず「腱」と「腱鞘」という2つの登場人物を知っておくと早いです。

腱(けん)は、筋肉と骨をつないでいるロープのような組織です。指を曲げ伸ばしする筋肉は、実は指の中ではなく前腕(ひじから手首までの部分)にあります。その筋肉から伸びた長いロープが手首を通って指先まで届き、引っ張られることで指が動く仕組みです。

そして腱鞘(けんしょう)は、そのロープが暴れないように押さえているトンネル状のサヤです。両者の間は普段なめらかに滑りますが、同じ動きを繰り返したり強い力で引っ張り続けたりすると、この滑りが悪くなります。すると摩擦で腱が傷み、腱鞘が厚くなり、さらに滑りが悪くなる——という悪循環が起きます。この状態が腱鞘炎です。

親指側に出るタイプと、指の付け根に出るタイプ

ひとくちに腱鞘炎といっても、痛む場所によって呼び名が変わります。

ひとつは手首の親指側が痛むタイプです。日本整形外科学会のウェブサイトでは、母指(親指)を動かす腱が手首の親指側のトンネルを通るところに生じる腱鞘炎を「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」として紹介しており、手首の母指側が痛んで腫れ、親指を広げたり動かしたりするとその場所に強い痛みが走ると説明されています。(出典:日本整形外科学会「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/de_quervain_disease.html

もうひとつは指の付け根が痛み、指の曲げ伸ばしで引っかかるタイプです。朝起きたときに指が曲がったまま伸びず、反対の手で伸ばすとカクンと跳ねるように動く——といった症状で知られています。

どちらも「使いすぎ」がきっかけになりますが、同じ量だけ手を使っても、なる人とならない人がいます。その差がどこから来るのかが、この記事のいちばん大事なところです。

図で見る「腕だけで支える」と「体で支える」の違い

A:腕だけで支えている状態

肩がすくむ / 肩甲骨が動かない

前腕の筋肉が休みなく働き続ける

腱と腱鞘の摩擦が増える

B:体で支えている状態

肩甲骨と体幹が土台をつくる

腕は必要なぶんだけ力を出せばよい

手首にかかる負担が分散される

同じ「1日8時間のパソコン作業」でも、AとBでは前腕にかかる総仕事量がまったく違います。

【セルフチェック】その場でできる3つの検査

読むだけで終わらせず、いま座ったまま試してみてください。3つとも、痛みが強いときは無理をせず途中でやめることが前提です。

検査1:親指を握り込んで手首を小指側へ倒す

親指を手のひら側に折り込み、残りの4本の指で軽く握ります。そのまま手首をゆっくり小指の方向へ倒していき、手首の親指側に鋭い痛みが出るかを見ます。反対の手でも行い、左右差を比べてください。片側だけはっきり痛む場合は、親指側の腱と腱鞘に負担が集まっているサインと考えられます。

※これは日本整形外科学会が紹介している診断法の考え方をセルフチェック用に簡略化したものです。結果を診断として受け取らず、痛みが強い場合は医療機関にご相談ください。

検査2:朝いちばんの「10本グーパー」

起床直後、布団の中で両手を10回ゆっくりグーパーしてみます。指がこわばって全部握りきれない、伸ばしきれない、どこかで引っかかる——という感覚があれば、腱の滑りが落ちている可能性があります。朝のこわばりが15分以上続く場合は、使いすぎ以外の要因も考えられるため、一度医療機関で相談されることをおすすめします。

検査3:壁ドン・肩甲骨テスト

これは手首ではなく土台側を見る検査です。壁から30cmほど離れて立ち、両手を肩の高さで壁につき、腕立て伏せのように体を壁へ近づけて押し戻します。このとき肩がすくんで耳に近づく、手首の付け根だけが痛い、背中の左右で押し返す感覚が違う——のいずれかがあれば、前の図でいうAの使い方になっています。

セルフ採点表:いまの状態を数字にしてみる

次の項目のうち、当てはまるものの点数を合計してください。あくまでご自身の状態を言葉にするための目安であり、医学的な診断基準ではありません。

項目 点数
検査1で片側だけ鋭い痛みが出た 3
朝、指のこわばりが5分以上続く 2
ペットボトルの蓋・瓶のフタが開けにくい 2
夕方になると手首がだるく、力が入りにくい 2
検査3で肩がすくむ・手首だけが痛い 2
1日のパソコン・スマホ時間が合計6時間以上 1
この半年で生理周期や体調の変化を感じている 1

0〜3点/今のところ大きな負担はかかっていない状態です。セルフケアの習慣づくりから始めてください。
4〜7点/手首に負担が集まりつつある状態です。手の使い方だけでなく、肩甲骨と体幹の土台づくりを始めたい段階です。
8点以上/日常生活に支障が出はじめている可能性があります。まず医療機関で状態を確認したうえで、並行して体の使い方を見直すことをおすすめします。

オフィスでノートパソコンに向かって作業する女性

デスクワーク40代女性に多い5つの原因

「手を使いすぎたから」で説明を終わらせてしまうと、手首を休ませて痛みが引いた瞬間に元の生活に戻り、また同じ場所が痛みだします。ここではなぜ同じ作業量でも痛む人と痛まない人がいるのかを、5つの角度から整理します。

原因1:同じ動きの反復と、力の入れっぱなし

もっともわかりやすい原因です。キーボードとマウスの操作は、指と手首のきわめて狭い範囲の動きを1日に何千回も繰り返す作業です。しかも問題は回数だけではありません。マウスを持つとき、多くの方は無意識に手首を反らせたまま固定し、親指と人差し指に軽く力を入れっぱなしにしています。

筋肉は「縮んで、ゆるむ」を繰り返すことで血液が入れ替わります。ところが力を入れたまま固まっている時間が長いと、その入れ替えが起こりません。結果として前腕の筋肉は硬くなり、腱は強く引っ張られたまま腱鞘の中を滑り続けます。

原因2:40代以降のホルモンバランスの変化

これは、女性に特有で見落とされやすい要因です。日本整形外科学会のウェブサイトでは、ドケルバン病について「妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます」と説明されています。(出典:日本整形外科学会「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」同ページ

つまり40代後半から50代にかけて手首の不調が増えるのは、決して珍しいことでも、気のせいでもありません。「去年までは平気だった同じ作業量で、今年は痛む」という変化には、こうした背景があると考えられています。

大切なのは、ホルモンの変化そのものは止められないとしても、手首にかかる負担の総量は変えられるということです。年齢のせいだと諦める必要はありません。ただし体調の変化が大きい時期ですので、気になる症状があるときは医療機関にもあわせてご相談ください。

原因3:肩甲骨が固まり、腕だけで作業している

先ほどの図のポイントです。本来、腕は肩甲骨という「動く土台」の上に乗っており、肩甲骨がなめらかに動けば、手を伸ばす動作を肩甲骨・肩・ひじ・手首で分担できます。

ところが長時間の座り姿勢で肩甲骨が背中に張りついたまま固まると、この分担ができません。ひじから先だけで手を伸ばし、支え、戻すことになります。1回あたりの差はわずかでも、1日8時間・週5日積み重なれば総量は大きく変わります。

肩こりや首のこりを長く抱えている方ほど、この状態になりやすい傾向があります。首や肩の不調と手首の不調は、別々の問題に見えて、同じ「土台が動かない」という一つの原因から枝分かれしていることが多いのです。

原因4:前腕の硬さと血流の落ち込み

腱そのものは血管が少なく、まわりの環境に左右されやすい組織です。前腕の筋肉が硬いままだと、その中を通る血流も落ちやすくなります。血流が落ちれば、傷んだ組織を修復する材料が届きにくくなり、回復に時間がかかります。

さらに40代以降は加齢によって全身の筋肉量が少しずつ減ります。筋肉はポンプの役割も担うため、量が減ればめぐりも落ちます。「休ませているのに、なかなかよくならない」という声の背景には、こうした回復力の低下が隠れていることがあります。

原因5:スマホと家事という「見えない残業」

仕事でパソコンを8時間使ったあと、帰宅してからスマホを2時間。そのあいだ親指はずっと画面の上を動き続けています。スマホを片手で持つ姿勢は、小指で本体の重さを支えながら親指を大きく動かすという、手にとってかなり負担の大きい形です。

さらに、フライパンを振る、洗濯物を絞る、買い物袋を提げる、子どもを抱き上げる——といった家事や家族のケアも加わります。仕事だけを減らしても手首が休まらないのは、こうした「見えない残業」が続いているからです。

「そのうち治る」で放置するとどうなるか

痛みは、体が出している「今の使い方では追いつきません」という合図です。合図を無視して同じ使い方を続けると、次のような変化が積み重なっていきます。

1.痛みを避ける動きが、別の場所に負担を移す

手首が痛いと、人は無意識にかばいます。ひじを外に開いてマウスを操作したり、肩を持ち上げてバランスを取ったり。かばった先に新しい負担が生まれ、今度は肩やひじ、首が痛みだす——という連鎖は、実際によく起こります。

2.握力が落ち、日常の動作が一つずつ減っていく

痛む手は使わなくなります。使わない筋肉は落ちます。落ちれば、ますます痛くない側でかばうようになります。この循環が進むと、瓶のフタが開けられない、フライパンが片手で持てない、傘を長く握っていられないといった形で、生活の中の「できること」が静かに減っていきます。

3.運動から遠ざかり、全身の状態が落ちる

手をつく動作が痛いと、床を使う運動もマシンを使う運動も避けたくなります。手首ひとつの不調が、運動習慣そのものを止めてしまうのは、もっとも残念な展開です。運動量が落ちれば全身の筋肉量も血流も落ち、原因4で挙げた回復力の低下にそのまま跳ね返ります。

なお、痛みや腫れが強い、しびれがある、夜間も痛む、といった場合は、手首の使いすぎ以外の原因も考えられます。そうしたときはまず整形外科など医療機関で状態を確認してください。運動での立て直しは、そのうえで並行して進めていくのが安全です。

腱鞘炎についてのよくある5つの誤解

誤解1「安静にしていればいずれ元に戻る」

安静は痛みが強い時期にはとても大切です。ただし安静で減るのは「今の負担」であって、負担が集まりやすい体の使い方そのものは変わりません。元の生活に戻ると同じ場所が痛みだすのはこのためです。

誤解2「手首を鍛えれば強くなる」

炎症が起きている腱に、いきなり負荷をかけるのは逆効果になりかねません。まず負担を減らす、次に土台(肩甲骨・体幹)を整える、最後に腕まわりの力を戻す——この順が基本です。手首だけを鍛える発想が、かえって回り道になることがあります。

誤解3「痛いのは手首だから、手首だけ見ればいい」

痛みが出ている場所と、負担を生んでいる場所は別であることがよくあります。手首の腱鞘炎は、肩甲骨・胸まわり・姿勢という上流の問題が、いちばん下流の細い部分で表面化したものと捉えると、対策の幅がぐっと広がります。

誤解4「サポーターをすれば解決する」

サポーターは、痛む時期に負担を減らす有効な道具です。ただしつけている間だけ守ってくれる道具であり、外したときの体の使い方までは変えてくれません。道具で時間を稼ぎながら、その間に土台を整えていく、という組み合わせが現実的です。

誤解5「年齢のせいだから仕方がない」

年齢による変化は確かにあります。ただ、手首にかかる負担の総量と、体の回復力は、どちらも今から変えられる要素です。変化の速さや程度には個人差がありますが、「年齢だから何をしても同じ」ということはありません。

ジムで女性トレーナーがストレッチをサポートしている様子

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

デスクワーク40代女性の手首の不調は、手首という一点の問題ではなく、土台・血流・生活量という3つの掛け算で起きています。だからこそ、要素それぞれに手を入れられる進め方が有効です。

悩みごとに、何をすればよいかを整理する

感じている悩み 背景にあること 取り組む内容
夕方に手首がだるい 前腕の使いっぱなしと血流の低下 前腕をゆるめる習慣づくりと、めぐりを促す全身運動
肩がすくんでしまう 肩甲骨が固まり土台が働いていない マシンピラティスでの肩甲骨と胸まわりの動きづくり
同じ姿勢がつらい 体幹で姿勢を保てていない 体幹を支える力を、痛みのない範囲で戻す
握力が落ちてきた かばう動作による使用量の減少 手首に負担をかけない形での上肢トレーニング
よくなっても再発する 日常動作の癖が戻っている デスク環境と動作の見直しをセットで行う

手首に体重をかけずに運動量を確保できる

手首が痛い時期にいちばん困るのが、「手をつく運動ができない」という制約です。プランクも腕立ても四つ這いの運動も、手のひらで体重を支えます。ここで自己流だと、痛みを我慢して続けるか、運動そのものをやめるかの二択になりがちです。

パーソナルトレーニングでは、この二択を避けられます。ひじをついて支える、前腕全体で支える、マシンピラティスのリフォーマーで手首を反らせない持ち方に変える、といった同じ狙いを別のやり方で達成する選択肢を、その場で組み替えられるからです。

また、BEZELが得意とする加圧トレーニングは、軽い負荷でも運動として成立させやすいのが特徴です。重いものを強く握らなくてよいことは、手首をかばいたい時期の現実的な選択肢になります。効果の感じ方には個人差がありますので、その日の状態を見ながら進めます。

この進め方のスペック

項目 詳細情報
主な対象 デスクワーク中心で手首・指の不調を感じている30〜50代の方
取り組む順番 負担を減らす → 土台を整える → 力を戻す → 生活に馴染ませる
主な内容 肩甲骨・胸郭の可動域づくり、体幹の安定、加圧トレーニング、マシンピラティス
頻度の目安 週1回のセッション+自宅での短時間セルフケア(個人差があります)
変化を感じるまで 体感には大きな個人差があります。まずは1〜2ヶ月の継続を目安に
注意していること 痛みを我慢させない。診断が必要な状態は医療機関の受診をおすすめします

この進め方が向かないかもしれない方

  • 安静時にも強い痛みがあり、しびれや腫れをともなっている方(まず医療機関での確認が先です)
  • 「今週中に痛みをゼロにしたい」など、短期間での変化だけを求めている方
  • 週に一度も時間を確保できず、自宅でも何もできない状況が続いている方
  • 手首だけをピンポイントで治療してほしい方(施術ではなく運動指導が中心です)

この進め方が向いている方

  • 安静にすると楽になるが、仕事に戻るとまた痛みだす——を繰り返している方
  • 手首だけでなく、肩こり・首こり・姿勢の崩れも同時に気になっている方
  • 手をつく運動が怖くて、運動そのものから遠ざかってしまっている方
  • 自己流のストレッチが合っているのか、判断できずに困っている方
  • これから先10年、20年の生活の質を落としたくないと考えている方

ひとりで続ける自信がない方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

室内で指を組んで腕を伸ばすストレッチをする女性

今日からできるセルフケアと、痛む時期の乗り切り方

ここからは、今日の夜から始められることをまとめます。どれも痛みが出ない範囲で行うことが大前提です。「痛気持ちいい」ではなく「まったく痛くない」を基準にしてください。

1.マウスとキーボードの高さを1cm変える

手首が反り返ったまま固定されているのが、いちばんの負担です。ひじの角度が90度前後、手首がまっすぐになる高さを探してください。椅子を上げる、キーボードの手前にタオルを丸めて置く、といった小さな調整で変わります。デスク環境の整え方は、当サイトの理想のデスク環境の作り方もあわせてご覧ください。

2.60分に1回、20秒だけ手を開く

タイマーを1時間ごとに鳴らし、鳴ったら指を大きく開いて20秒キープします。それだけです。握る動きばかりの1日に、開く動きを混ぜることが目的です。回数を増やすより、忘れない仕組みを作るほうが結果につながります。

3.肩甲骨を1日3回、後ろに引く

椅子に座ったまま、両肘を軽く曲げて体の横に置き、肩甲骨だけを背中の中央へ寄せて5秒キープ、ゆるめる。これを5回ずつ、朝・昼・夕の3回。土台を動かす習慣として、手首のケアと同じくらい大切に扱ってください。

4.前腕をあたためる

入浴時にひじから手首までを湯船につけて3分。冷房の効いたオフィスでは、薄手のアームカバーで前腕を冷やさない工夫も有効です。血流を落とさないことは、原因4への直接的な対策になります。

効果が出るまでの数週間を、どう乗り切るか

体の使い方が変わり、それが日常の動作に馴染むまでには時間がかかります。その間を乗り切るための現実的な工夫を挙げます。

  • 買い物袋は手で提げず、腕にかけるかリュックへ。親指と手首に一点集中する持ち方をやめるだけで、負担はかなり減ります。
  • スマホは片手持ちをやめ、両手で支える。あるいは机に置いて操作する時間を増やします。
  • フライパンや鍋は両手で。調理器具を軽いものに買い替えるのも、立派な対策のひとつです。
  • 痛む日はサポーターで守り、痛くない日は外して動かす。つけっぱなしにせず、日によって使い分けます。
  • 運動は「手をつかない種目」に置き換える。下半身と体幹の運動なら、手首を休ませたまま全身のめぐりを保てます。

セルフケアは有効ですが、ご自分の体の癖を、ご自分で見つけるのは簡単ではありません。「肩がすくんでいる」ことに、指摘されて初めて気づく方がほとんどです。どこから手をつければいいか迷ったときは、一度体験トレーニングで現状を確認してみるのも一つの方法です。

立て直しの4ステップ

最後に、実際にどんな順番で進めていくのかを整理します。飛ばさないことが何より大切です。

ステップ1:負担を減らす(最初の1〜2週間)

デスク環境の調整、スマホの持ち方、買い物袋の提げ方。1日にかかる総量を先に減らさないと、何をしても追いつきません。痛みが強い場合は、この段階で医療機関に相談し、状態を確認しておきます。

ステップ2:土台を動かす(2週間〜1ヶ月)

肩甲骨と胸まわりの動きを取り戻します。手首には一切さわらない期間があってもかまいません。マシンピラティスは、この段階で力を発揮しやすい方法です。

ステップ3:力を戻す(1〜3ヶ月)

体幹と背中を支える力を戻していきます。手首に痛みが出ない持ち方・支え方を選びながら、少しずつ負荷を戻します。加圧トレーニングは、軽い負荷から始めたいこの時期に相性のよい方法です。

ステップ4:生活に馴染ませる(3ヶ月以降)

変わった使い方を、意識しなくてもできる状態にしていきます。再発するかしないかは、この段階で決まります。ここまで来ると、手首だけでなく肩や首の軽さも一緒に感じられる方が多くいらっしゃいます(変化には個人差があります)。

BEZELが選ばれている理由(エリア別)

BEZELは、加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を、パーソナルで受けられるスタジオです。手首をかばいたい時期に「今日はこちらに切り替えましょう」と選択肢を組み替えられるのは、両方を扱っているからこその強みです。

大阪市内(本町・心斎橋)

大阪本町本店はオフィス街の中心にあり、仕事の前後に立ち寄れる立地です。デスクワークで固まった体をその日のうちにリセットしたい方に選ばれています。会員制のBEZELvipもご用意しています。

北摂エリア(茨木・江坂)

大阪茨木店に加え、パートナー店のKatsu Studio Lakshimi+ 江坂店・江坂南店があります。通勤の途中で寄れるという理由で通われている方が多いエリアです。

京都エリア(桂川)

京都桂川店は、買い物のついでに通いやすい立地です。京都で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を受けられるスタジオとして、40代・50代の方にご利用いただいています。

兵庫エリア(神戸住吉ほか)

神戸住吉店のほか、パートナー店として神戸岡本・尼崎にもスタジオがあります。最新の店舗一覧はスタジオ一覧ページをご確認ください。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

腱鞘炎の痛みがあるときでもトレーニングはできますか?

手首に体重をかけない種目に置き換えることで、運動を続けられる場合が多くあります。ひじで支える、下半身と体幹を中心に組む、といった調整を行います。ただし安静時にも強い痛みがある場合は、まず医療機関で状態を確認してから始めてください。

腱鞘炎はどのくらいの期間で楽になりますか?

期間には大きな個人差があり、一律にお答えすることはできません。目安として、負担を減らす初期の2週間、土台を整える1ヶ月、力を戻す1〜3ヶ月という順で進めていきます。体の状態や生活環境によって変わりますので、途中で見直しながら進めます。

40代女性に腱鞘炎が増えるのはなぜですか?

日本整形外科学会のウェブサイトでは、ドケルバン病について妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じると説明されています。加えて、デスクワークやスマートフォンの使用時間、家事や家族のケアによる手の使用量が重なることも背景にあると考えられます。

サポーターだけで様子を見てもよいですか?

サポーターは痛む時期の負担を減らす有効な道具ですが、つけている間だけ守ってくれるものです。外したときの体の使い方までは変わらないため、道具で時間を稼ぎながら、その間に肩甲骨と体幹の土台を整えていく組み合わせをおすすめします。

まとめ

腱鞘炎は「手を使いすぎたから」だけでは説明しきれない不調です。デスクワーク中心の40代女性の場合、反復動作、ホルモンバランスの変化、肩甲骨の固まり、前腕の血流、スマホと家事の負荷——この5つが重なって、いちばん細い手首の部分に表面化します。

だからこそ、手首だけを休ませても振り出しに戻ります。負担を減らし、土台を整え、力を戻し、生活に馴染ませる。この順番で進めることが、遠回りに見えていちばんの近道です。

大阪・京都・兵庫のBEZELでは、加圧トレーニングとマシンピラティスの両方から、その日の体の状態に合った進め方をご提案しています。「手首が痛いから運動できない」で止まってしまう前に、一度ご相談ください。効果の感じ方には個人差があり、医療行為ではありませんので、必要に応じて医療機関の受診とあわせてご検討ください。

手首をかばったまま、運動から遠ざかっていませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

巻き肩とは?デスクワーク40代に多い5つの原因とセルフチェック

オフィスの椅子で両手を頭の後ろに組み胸を開く女性

スマートフォンで自分の写真を見て、「あれ、こんなに肩が前に出ていたかな」と思ったことはありませんか。あるいは、リラックスして立っているとき、手の甲が前を向いていないでしょうか。

それは「巻き肩」と呼ばれる状態かもしれません。肩が前方へ巻き込むように入り、胸が閉じ、背中が広がったまま固まっている——デスクワーク中心の40代に、非常に多く見られます。

やっかいなのは、巻き肩そのものには痛みがないことです。痛みが出るのは、たいてい肩こり・首こり・頭痛といった「別の症状」としてです。そのため肩や首をいくらほぐしても、根本にある肩の位置が変わっていなければ、しばらくすると元に戻ります。

この記事では、巻き肩とは何かという定義から、猫背やストレートネックとの違い、その場でできるセルフチェック、5つの原因、そして立て直しの手順までを順にご説明します。専門用語はできるだけ避け、鏡と壁があればできる方法だけを紹介します。

巻き肩とは?猫背・ストレートネックとの違い

巻き肩とは、肩(肩甲骨と上腕骨)が本来の位置より前方に移動し、内側に巻き込んだまま戻りにくくなっている状態を指します。医学的な病名ではなく、姿勢の状態を表す言葉として使われています。

横から見たとき、耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線に並ぶのが自然な立ち姿です。巻き肩では、この線から肩だけが前へずれます。同時に胸の前側(大胸筋・小胸筋)は縮み、背中側(菱形筋・僧帽筋の中下部)は引き伸ばされたまま働きにくくなります。

猫背との違い

猫背は「背骨(主に胸の部分)が丸まっている」状態で、背骨の問題です。対して巻き肩は「肩甲骨まわりが前に出ている」状態で、肩の問題です。背骨がまっすぐでも巻き肩の方はいますし、猫背と巻き肩が同時に起きている方も多くいます。別のものですが、原因は重なります。

ストレートネックとの違い

ストレートネックは、本来ゆるやかに前へカーブしている首の骨がまっすぐに近づいた状態です。首の問題であり、巻き肩とは場所が違います。ただし、肩が前に出ると頭も前に出やすくなるため、巻き肩とストレートネックは非常に併発しやすい関係にあります。

首の痛みが強く出ている方は、デスクワークで首が痛い原因と改善法|ストレートネックを予防する方法もあわせてご覧ください。この記事とセットで読むと、首と肩の関係が整理できます。

セルフチェック:あなたは巻き肩?

思い当たる項目を数えるだけでは、自分の状態はわかりません。実際に体を動かして確かめてください。3つとも1分もかかりません。

検査1:手の甲テスト(10秒)

まっすぐ立ち、腕を体の横にだらんと下ろします。力を抜いたまま、手のひらがどちらを向いているかを見てください。

自然な状態では、手のひらは体のほうを向き、親指が前を向きます。手の甲が前を向いている場合、腕が内側にねじれており、巻き肩の可能性が高い状態です。片側だけ甲が前を向いている方もいます。その場合は左右差があるということです。

検査2:壁立ちテスト(30秒)

壁を背にして立ち、かかと・お尻・背中を壁につけます。この状態で、両肩の後ろ側と後頭部が、無理なく壁につくかどうかを確認します。

肩が浮く、あるいは肩をつけると腰が大きく反ってしまう場合は、胸の前側が縮んでいるサインです。後頭部が届かない場合は、頭が前に出た姿勢も同時に固定されています。

検査3:バンザイテスト(20秒)

あお向けに寝て、両ひざを立てます。腰と床のすき間を保ったまま、両腕をまっすぐ頭の上へ伸ばしていきます。腕を床につけようとしたときに、腰が浮いたり、ひじが曲がったりしないかを見てください。

腕が床につかない、あるいはつけるために腰を反らせてしまう場合、肩まわりが動く範囲が狭くなっています。

セルフ採点の目安

結果 目安 考えられること
3つとも問題なし 良好 今の習慣を保てるとよい状態です
1つ当てはまる 初期 セルフケアで対応しやすい段階です
2つ当てはまる 進行 胸の縮みと背中の働きの低下が重なっている可能性
3つとも当てはまる 固定化 肩の位置が定着し、自力では戻りにくい可能性
左右で差がある 偏りあり バッグや作業姿勢のクセが固定化している可能性

これはご自身の状態を知るための簡易的な目安であり、医学的な診断基準ではありません。感じ方には個人差があります。動かしたときに強い痛みやしびれが出る場合は中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。

椅子に座りうつむいてスマートフォンを見る女性

巻き肩になる5つの原因

日本整形外科学会は肩こりについて、「首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足」や「連続して長時間同じ姿勢をとること」「ショルダーバッグ」「冷房」などが原因になると説明しています(日本整形外科学会「肩こり」)。巻き肩の背景も、ほぼ同じ要素で説明できます。

巻き肩で起きていること


本来の肩の位置


骨盤
くるぶし
一直線に並ぶ 巻き肩
頭が前へ

肩が前へ

胸は縮む
背中は伸びきる
→ 肩こり・首こり
肩だけが線から前にずれる

横から見たときの肩の位置の違いを表したイメージ図です。

原因1:長時間のデスクワークで、腕が体の前にあり続ける

キーボードを打つ、マウスを操作する、書類を書く。どれも腕を体の前に出したままの作業です。1日8時間、腕が前にある姿勢を続ければ、胸の前側の筋肉は縮んだ状態で固まっていきます。

厚生労働省の調査でも、平日1日の総座位時間が8時間以上と答えた人は男性で38%、女性で33%にのぼります。座って作業をしている時間の長さが、そのまま巻き肩の時間になります。

原因2:スマートフォンを見る姿勢

スマートフォンを胸の前で持ち、うつむいて見る。この姿勢は、両肩を内側に閉じる動きそのものです。デスクワークが終わったあとも、通勤中も、寝る前も同じ姿勢をとっていれば、1日のうち肩が開いている時間はほとんどありません。

問題は時間の長さより、「開く時間がゼロであること」です。関節は使わない範囲から硬くなっていきます。

デスクワークとスマートフォンが決定的に違うのは、姿勢を正す動機の有無です。仕事中は「姿勢に気をつけよう」と思う瞬間がありますが、スマートフォンを見ているときにそう考える方はまずいません。無意識でいられる時間が長いぶん、実は影響が大きいのはこちらです。

原因3:背中側の筋肉が働かなくなっている

肩を後ろに引き戻すのは、背中側にある菱形筋や僧帽筋の中部・下部です。巻き肩の方は、これらの筋肉が引き伸ばされたまま、力を出す機会を失っています。

ここが重要な点で、巻き肩は「胸が硬い」だけの問題ではありません。胸を伸ばすストレッチだけをしても戻りやすいのは、引き戻す側の筋肉が働いていないからです。ゆるめる作業と、働かせる作業の両方が必要になります。

筋肉は、長く引き伸ばされた状態が続くと力を発揮しにくくなります。「背中に力が入らない」「肩甲骨を寄せる感覚がわからない」という方は、怠けているのではなく、その筋肉が働き方を忘れかけている状態です。感覚を取り戻すところから始める必要があります。

原因4:いつも同じ側でバッグを持つ

日本整形外科学会も肩こりの原因のひとつに「ショルダーバッグ」を挙げています。片側の肩にバッグをかけ続けると、その側の肩は上がり、前に入りやすくなります。検査1で片側だけ手の甲が前を向いていた方は、この要素が大きい可能性があります。

左右差があると、体は使いやすい側ばかりを使うようになり、差はさらに広がります。

原因5:呼吸が浅く、肋骨が動いていない

意外に思われるかもしれませんが、呼吸も関係します。息を深く吸うと肋骨は横と前に広がり、胸のスペースが開きます。呼吸が浅いままだと肋骨は動かず、胸は閉じた形で固定されます。

肩が前に入る、胸が閉じる、呼吸が浅くなる、さらに胸が閉じる。この循環に入ると、姿勢だけを意識しても長続きしません。

巻き肩を放置するとどうなるか

巻き肩そのものに痛みはありません。だからこそ、多くの方が何年も放置します。ただ、肩の位置がずれたままでいると、そのしわ寄せは必ず別の場所に出ます。実際にご相談をいただく内容の多くは、巻き肩そのものではなく、その結果として起きている不調です。

肩こり・首こりが慢性化する

肩が前に出ると、その重さを支えるために首から肩にかけての筋肉が緊張し続けます。マッサージでほぐしても、翌日にはまた同じ姿勢に戻る。「ほぐしても2日でもとどおり」という状態は、原因が筋肉の硬さではなく、肩の位置にあることを示しています。

日本整形外科学会は肩こりの予防として「同じ姿勢を長く続けない」「適度な運動や体操をする」「入浴し身体を温め、リラックスする」ことを挙げています。ほぐすことではなく、姿勢と運動が予防の軸に置かれている点は、私たちが現場で感じていることとも一致します。

腕が上がりにくくなる

肩の関節は、肩甲骨が背中の上をなめらかに動くことで、大きな可動域を得ています。肩甲骨が前に張り付いたまま動かなくなると、腕を真上に上げる動作が途中でつかえます。

洗濯物を干す、高い棚の物を取る、上着を着る。日常の何気ない動作がやりにくくなり、それを避けるようになると、可動域はさらに狭くなっていきます。

呼吸が浅いままになる

胸が閉じた状態では、肋骨が広がる幅が小さくなります。1回の呼吸で入る空気の量が減れば、体は回数を増やして補おうとします。浅く速い呼吸は、緊張しているときの呼吸です。疲れが抜けにくい、寝つきが悪いといった感覚が、姿勢と結びついていることは珍しくありません。

見た目の印象が変わる

肩が前に入ると、胸は薄く見え、背中は広く丸く見えます。バストの位置は下がって見え、二の腕は外側に張って見えます。体重が変わっていないのに「なんとなく老けた」「太って見える」と感じる原因が、姿勢にあることは非常に多いです。

体型の見え方については、“後ろ姿”は年齢が出る——背中のたるみ・丸まった姿勢が「老け見え」を招く原因でも詳しく取り上げています。

巻き肩によくある3つの誤解

誤解1:胸を張れば直る

「気づいたら胸を張る」を意識している方は多いのですが、これは長続きしません。理由は2つあります。1つは、意識できるのは1日のうち数分だけだということ。もう1つは、多くの方の「胸を張る」が、腰を反らせているだけになっているからです。

腰を反らせて胸を前に突き出しても、肩の位置は変わりません。むしろ腰に負担がかかります。動かすべきは腰ではなく、肩甲骨です。

誤解2:ストレッチだけで戻る

胸の前を伸ばすストレッチは有効ですが、それだけでは戻りやすいのが実際です。原因3で触れたとおり、巻き肩は「胸が縮んでいる」と「背中が働いていない」がセットで起きています。伸ばすだけでは、引き戻す力が育ちません。

伸ばす、働かせる、その位置で日常動作を行う。この3段階まで進んで、ようやく姿勢は定着します。

誤解3:年齢のせいだから仕方ない

加齢による変化はあります。ただ、検査2の壁立ちで肩が壁につくようになる方は、実際に数週間で変化します。年齢ではなく、肩を開く時間がゼロだったことが原因だからです。感じ方には個人差がありますが、「もう戻らない」と決めてしまうのは早すぎます。

トレーナーが背中を引く運動を指導しているパーソナルの場面

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

巻き肩は、原因の重心が人によって違います。胸の硬さが主な方、背中の働きが主な方、左右差が大きい方。同じ「巻き肩」でも、必要な取り組みは変わります。だからこそ、まず今の状態を確認するところから始める意味があります。

お悩み 背景にあること パーソナルでの取り組み方
壁につけると肩が浮く 胸の前側が縮んでいる 呼吸と合わせて胸まわりをゆるめ、動く範囲を広げる
胸を張っても続かない 背中側が働いていない 肩甲骨を引き寄せる筋肉に、低負荷で刺激を入れる
腰を反ってごまかしてしまう 代償動作が癖になっている 腰を安定させたうえで、肩だけを動かす練習
左右で肩の高さが違う バッグや作業姿勢の偏り 左右非対称にメニューを組み、差を詰めていく
腕を上げると肩がつまる 肩甲骨の動きの低下 マシンピラティスで肩甲骨の滑りを引き出す

マシンピラティスは「肩を開いた位置」を体に覚えさせられる

巻き肩の方が難しいのは、正しい位置がわからないことです。長年その姿勢でいると、肩が前に出ている状態が「普通」になり、正しい位置がむしろ不自然に感じられます。鏡を見ても、自分では判断できません。

マシンピラティスでは、バネの抵抗を使って肩甲骨を引き寄せる動きを行えます。姿勢が固定されるため腰でごまかしにくく、狙った場所だけを動かせるのが特長です。感じ方には個人差がありますが、「今どこが動いているか」がわかるようになると、日常の姿勢も変わりやすくなります。

加圧トレーニングは背中まわりを軽い負荷から鍛えられる

背中側の筋肉を働かせたくても、重い器具を扱うことに不安がある。40代以降の方からよくうかがうお悩みです。加圧トレーニングは専用のベルトで腕や脚の付け根の血流を適切に調整しながら行う方法で、軽い負荷でも体に十分な刺激を届けやすいという特長があります。

一方で、体質や既往によっては向かない場合もあります。安全のため、初回に体調や既往歴をうかがったうえで進めています。持病がある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

自分の肩の位置を、一度みてもらいませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

両腕を頭上に上げて体を伸ばす女性

今日からできるセルフケア3つ

ジムに通うかどうかにかかわらず、今日から始められることがあります。順番が大切です。ゆるめる → 働かせる → 呼吸で保つ、の3ステップで組んでいます。痛みが出る場合は行わず、必要に応じて医療機関にご相談ください。

セルフケア1:ドアフレームで胸を開く(左右30秒ずつ)

ドアの枠や壁の角に手のひらと前腕をつけ、ひじを肩の高さに置きます。その姿勢のまま、体を反対側へゆっくりひねっていくと、胸の前側が伸びます。痛みを感じる手前で止め、そこで大きく3回呼吸してください。反動はつけません。

ポイントは、ひじの高さを変えて2〜3か所行うことです。肩と同じ高さ、少し上、少し下。角度を変えると、伸びる場所が変わります。硬い方ほど「気持ちいい高さ」が見つかりやすくなります。

セルフケア2:肩甲骨を引き寄せる(10回)

ゆるめたあとは、働かせる番です。壁に背中をつけて立ち、両ひじを90度に曲げて体の横に置きます。ひじと手の甲を壁につけたまま、ゆっくり腕を上下に動かします。壁から離れないように動かせる範囲だけで構いません。

このとき、肩をすくめないこと、腰を反らせないことの2つだけ守ってください。10回で背中の中央あたりに軽い疲れを感じれば、狙った場所が働いています。疲れるのが首や肩の上側だった場合は、すくめてしまっています。

セルフケア3:肋骨を広げる呼吸(1分)

椅子に座り、両手を左右の肋骨の側面に添えます。鼻から息を吸いながら、手のひらを外へ押し広げるつもりで、肋骨を横に膨らませます。肩は上げません。口からゆっくり吐きながら、肋骨が戻るのを手で感じます。これを5回。

胸が開いた位置を保つには、その位置で呼吸ができる必要があります。ストレッチのあとにこの呼吸を入れると、開いた状態が体に残りやすくなります。

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

姿勢は、始めてすぐに変わるものではありません。多くの方が壁立ちテストの結果に変化を感じるまでには、数週間かかります(感じ方には個人差があります)。その間、仕事も生活も止まりません。現実的な工夫をご紹介します。

机まわりを1か所だけ変える

ノートパソコンの下に台を置いて画面を目線の高さに上げる。ひじが体より前に行きすぎないよう、椅子を机に近づける。マウスを体の近くに置く。全部を一度に変えようとせず、1つだけ選んで2週間続けるほうが定着します。

特に画面の高さは効果が大きく、頭が前に出る姿勢と肩が前に入る姿勢の両方に同時に効きます。

バッグを持つ側を意識的に変える

日本整形外科学会も原因のひとつに挙げているとおり、ショルダーバッグは片側に負担をかけます。左右を交互にする、あるいはリュックに変えるだけで、左右差の進行は止められます。すでにある差はすぐには埋まりませんが、広げないことが先決です。

1時間に1度、肩を後ろに回す

座り続ける時間を区切ります。立ち上がって、肩を大きく後ろに5回まわす。それだけで構いません。1日1回10分より、1時間に1回20秒のほうが、姿勢には効きます。肩が開いている時間をゼロにしないことが目的だからです。

セルフケアだけでは届きにくい部分もある

ここまでの内容は、どなたでも安全に取り組めるものです。ただ正直に申し上げると、「肩をすくめている」「腰を反らせている」といった代償動作は、自分では気づけないことがほとんどです。本人は肩甲骨を寄せているつもりでも、外から見ると首の上側だけが働いている——というのは、非常によくあります。3〜4週間続けても検査2の結果が変わらない場合は、一度、外から見てもらう機会をつくることをおすすめします。

ひとりで続ける自信がない方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

立て直しの手順:4つのステップ

ステップ1:今の状態を記録する(1日目)

検査1〜3の結果をメモします。加えて、壁を背にして立った姿を、横からスマートフォンで撮っておいてください。姿勢の変化は、記憶ではなく写真でしか比べられません。撮影は自分用で構いません。

ステップ2:毎日3分を2週間続ける(1〜14日目)

セルフケア1〜3を、順番どおりに毎日行います。歯磨きのあと、入浴後など、すでにある習慣にくっつけると続きます。1回の長さより、抜けない日をつくることを優先してください。

ステップ3:もう一度測って比べる(15日目)

同じ検査と同じ角度の写真で比べます。壁に肩がつきやすくなっていれば、方向は合っています。変化がない場合は、胸の硬さ以外の要因——背中の働きや左右差——が主な原因である可能性が高くなります。

ステップ4:足りない部分を補う(15日目以降)

順調なら続ける。頭打ちなら、専門家に動きを見てもらう。うまくいかないときに「自分の努力が足りない」と結論づけないことが大切です。やり方が合っていないだけ、というケースが少なくありません。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

ゆるめる・働かせるを、同じ場所で両方できる

巻き肩の立て直しには、胸をゆるめることと、背中を働かせることの両方が必要です。BEZELでは、大阪で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を同じ場所で受けられます。ストレッチ専門店でも、筋力トレーニング専門のジムでもなく、両方を組み合わせられることが、この悩みに対しては大きな利点になります。

仕事帰りに立ち寄れる立地

姿勢の改善は、続けてこそ意味があります。そして続かない最大の理由は「行きにくいこと」です。BEZELは大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の行き帰りに立ち寄れる立地にスタジオを構えています。デスクワーク中心で平日の時間が限られる方でも、生活動線の中に組み込みやすくなっています。最新の店舗一覧は店舗ページをご覧ください。

完全マンツーマンだから、代償動作まで見える

肩をすくめていないか、腰で反っていないか、左右で寄り方が違わないか。これらは鏡を見ても自分では判断できません。マンツーマンだからこそ、その場で確認しながら進められます。グループレッスンでは拾いきれない部分です。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

Q1.巻き肩はどれくらいで変わりますか

感じ方には個人差がありますが、壁立ちテストの結果については数週間単位で変化を感じる方が多い印象です。ただし、何年もかけてできた姿勢が数日で変わることはありません。変化の速さは元の状態や生活習慣によって大きく変わるため、「いつまでに必ずこうなる」とお約束できるものではない点は、正直にお伝えしています。

Q2.マッサージや整体に行けば解決しますか

その時の筋肉の張りをゆるめる効果は期待できます。ただ、肩を引き戻す筋肉が働くようにならなければ、また同じ位置に戻ります。ゆるめる手段と、働かせる手段は別のものです。併用されている方も多くいらっしゃいます。

Q3.運動経験がまったくありませんが大丈夫でしょうか

問題ありません。巻き肩に対して行うのは、重いものを扱う運動ではなく、動かせていない場所を動かせるようにする作業が中心です。運動から10年以上離れている方も多くいらっしゃいます。まずは今の状態を確認するところから始めます。

Q4.肩や腕に痛み・しびれがあるのですが受けられますか

痛みの原因によって対応が変わります。強い痛みやしびれ、夜間に痛んで眠れないといった症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診いただくようお願いしています。診断を受けたうえで運動の許可が出ている場合は、その内容をうかがいながら進めます。無理に動かすことはありません。

まとめ

巻き肩とは、肩が本来の位置より前に出て、内側に巻き込んだまま戻りにくくなっている状態です。それ自体は痛みませんが、肩こり・首こり、腕の上がりにくさ、浅い呼吸、そして見た目の印象まで、広く影響します。

今日の内容を、あらためて整理します。

  • 巻き肩は「肩の位置」の問題。猫背(背骨)やストレートネック(首)とは場所が違うが、併発しやすい
  • まずは手の甲テスト・壁立ちテスト・バンザイテストの3つで現状を確認する
  • 原因は、デスクワーク・スマートフォン・背中の働きの低下・片側バッグ・浅い呼吸の5つ
  • 胸を張るだけ、伸ばすだけでは戻りやすい。ゆるめる・働かせる・呼吸で保つの3段階で組む
  • 1日1回10分より、1時間に1回20秒。肩が開く時間をゼロにしない
  • 写真で記録し、2週間後に同じ角度で比べる

そして、3〜4週間続けても変化がない場合は、やり方が合っていない可能性があります。肩をすくめる、腰で反るといった代償動作は、自分では気づけません。大阪・京都でパーソナルトレーニングをお探しの方は、まず今の肩の位置を確かめるところから始めてみてください。

胸を張らなくても、開いている肩へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。体の変化の感じ方には個人差があります。肩や腕の痛み・しびれが続く場合や、持病のある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

外反母趾とは?40代女性に増える原因とセルフチェック・靴の選び方

ヒールのストラップを結ぶ女性の足元

パンプスを履くと親指の付け根が当たって痛い。夕方になると靴がきつくなる。素足を見ると、親指が人差し指のほうへ傾いている——。

外反母趾(がいはんぼし)は、40代以降の女性に特に多く見られます。ただ、多くの方が「靴を変えれば治る」「そのうち慣れる」と考えて、何年も放置してしまうのが実際です。

先にお伝えしておきたいことがあります。すでに曲がってしまった骨の角度そのものを、運動やトレーニングで元に戻すことはできません。これは正直にお伝えすべき点です。外反母趾は整形外科で診断・治療される疾患であり、痛みが強い場合は手術が選択されることもあります。

では運動には意味がないのかというと、そうではありません。進行を遅らせること、痛みが出にくい足の使い方を身につけること、そして外反母趾が引き起こす膝や腰への負担を減らすこと。この3つはトレーニングで取り組める範囲です。

この記事では、外反母趾とは何かという基本から、その場でできるセルフチェック、進行する5つの原因、靴の選び方、そして運動でできること・できないことの線引きまでを順にご説明します。

外反母趾とは?どんな状態を指すのか

日本整形外科学会は外反母趾について、「足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます」と説明しています(日本整形外科学会「外反母趾」)。

つまり、単に「親指が曲がっている」だけではなく、つけ根の関節が内側に飛び出し、そこが靴に当たって痛むところまでを含めた状態を指します。見た目の変形だけで痛みがない方もいれば、変形は軽くても痛みが強い方もいます。

なぜ40代女性に多いのか

理由は大きく3つあります。1つは靴で、女性はつま先の細い靴やヒールを履く機会が多くなります。2つめは筋力で、足裏やお尻の筋肉は40代から落ちやすくなります。

そして3つめが、「積み重なった年数」です。20代から同じような靴を履いてきた方は、40代の時点ですでに20年分の負担を足に受けています。40代で急に始まるのではなく、20年かけて進んだものが、痛みという形で表面化する時期が40代なのです。

足の指に起きていること


本来の足 親指がまっすぐ前を向く
指の付け根で体重を受ける
足裏のアーチが保たれる 外反母趾
ここが出っぱる
親指が人差し指側へ傾く
付け根の関節が内へ出る
靴に当たって痛む
角度そのものは運動では戻らない。進行を遅らせることが目標になる

外反母趾で足の親指に起きている変化のイメージ図です。

セルフチェック:あなたの足はどの段階か

裸足になれる場所で、実際に足を見て、動かして確かめてください。3つとも2分ほどで終わります。強い痛みが出る場合は中止し、整形外科などの医療機関にご相談ください。

検査1:まっすぐ立って上から見る(30秒)

裸足で、足を腰幅に開いてまっすぐ立ちます。真上から自分の足を見下ろして、親指が人差し指のほうへ傾いていないか、付け根の内側が横に出っぱっていないかを確認します。

座った状態では傾きが目立たなくても、立って体重をかけると傾きが出る方が多くいます。必ず立った状態で見ることが大切です。左右で差があることも珍しくありません。

検査2:親指を手で戻せるか(左右20秒ずつ)

座って、手で親指をつまみ、まっすぐの位置へゆっくり戻してみます。抵抗なく戻るか、途中でつっぱるか、まったく動かないかを確かめてください。

手で戻せる段階なら、関節はまだ動く余地があります。まったく動かない、あるいは強い痛みが出る場合は、関節そのものの変化が進んでいる可能性があります。この場合は自己判断せず、医療機関の受診をおすすめします。

検査3:足の指でグー・パーができるか(30秒)

座ったまま、床に足の裏をつけます。足の指を全部きゅっと丸める(グー)、次に指と指のあいだを広げて開く(パー)。これを5回繰り返します。

パーで親指と人差し指のあいだが開かない、指が動かない、片足だけできない。こうした場合、足の指を動かす筋肉が使われなくなっています。検査1で傾きが軽くても、検査3ができない方は進行しやすい状態です。

セルフ採点の目安

結果 目安 考えられること
傾きなし・指も動く 良好 今の靴と習慣を保てるとよい状態です
傾きは軽いが指が開かない 要注意 足の指を使えていない。進行しやすい段階
傾きあり・手で戻せる 進行中 靴と足の使い方の見直しが必要な段階
手で戻せない・痛みがある 受診推奨 まず整形外科で状態を確認してください

これはご自身の状態を知るための簡易的な目安であり、医学的な診断基準ではありません。感じ方には個人差があります。痛みや歩きにくさがある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

つま先が出るハイヒールを履いた足元のクローズアップ

外反母趾が進む5つの原因

日本整形外科学会は、「外反母趾の一番の原因は靴を履くことで、幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて変形します」と説明しています。まず靴が最大の要因である、という点は押さえておく必要があります。そのうえで、体の側にも進行を後押しする要素があります。

原因1:つま先の細い靴・ヒールの高い靴

つま先が細い靴は、5本の指を横から挟み込みます。ヒールが高い靴は、体重を前足部に集中させます。この2つが重なると、親指の付け根には「押し込む力」と「体重」が同時にかかり続けます。

1日8時間、週5日、それが何年も続く。変形は一晩で起きるものではなく、この積み重ねで進みます。逆に言えば、靴を変えることは、今日から実行できる唯一かつ最大の対策です。具体的な選び方は後述します。

原因2:足の指が使えていない(浮き指)

立ったとき、足の指が床から浮いている状態を「浮き指」と呼びます。指が床を捉えていないと、体重は指の付け根に集中し、親指の付け根への負担が増えます。

検査3で足の指のグー・パーができなかった方は、この状態にあたる可能性があります。靴の中で指を動かす機会がないまま何年も過ごすと、指を動かす筋肉は働き方を忘れます。浮き指については「浮き指」が招くふらつき・前ももの張りで詳しく取り上げています。

原因3:足裏のアーチが落ちている(扁平足)

足の裏には、内側に沿ってアーチ(土踏まず)があります。このアーチが落ちると足は横に広がり、親指が外側へ押し出されやすくなります。扁平足と外反母趾が併発しやすいのはこのためです。

アーチを支えているのは、足裏の小さな筋肉と、ふくらはぎから足裏へ回り込む筋肉です。歩く量が減ればこれらは弱ります。詳しくは偏平足の原因と改善トレーニングをご覧ください。

原因4:足首が硬く、歩き方が変わっている

足首が硬いと、歩くときにかかとから親指へスムーズに体重を移せません。その結果、足の内側に体重が流れ込む「内側に倒れる歩き方」になり、親指の付け根に横から力がかかります。

足首の硬さは自分では気づきにくい部分です。しゃがんだときにかかとが浮く方は、その可能性があります。足首が硬くなるデメリット、柔らかくなるメリットも参考になります。

原因5:お尻と股関節の力が落ちている

意外に思われるかもしれませんが、足の問題の背景に股関節があることは非常に多いです。お尻の横の筋肉が働かないと、片脚立ちのときに骨盤が横に流れ、ひざが内側へ入り、足の内側に体重が乗ります。

つまり、足だけを見ていても解決しないことがあります。歩くたびに上から押しつぶす力がかかっているなら、その力の出どころを直す必要があります。

放置すると足以外にも影響が出る

外反母趾でつらいのは、親指の痛みだけではありません。痛みを避けようとして歩き方が変わり、その影響が上へ伝わっていくことのほうが、長い目で見ると大きな問題です。

かばう歩き方で、足裏や膝に負担が移る

親指が痛いと、人は無意識に足の外側へ体重を逃がします。すると小指側や足裏の別の場所に負担が集まり、タコや別の痛みが生まれます。「親指をかばっていたら、今度はかかとが痛くなった」という順番は非常によくあります。

かかとの痛みについては朝の一歩目でかかとが痛い…立ち仕事の40代に多い5つの原因、足底の痛みについては足底筋膜炎でのトレーニングとストレッチもあわせてご覧ください。

歩く量が減り、全身の活動量が落ちる

歩くと痛いなら、人は歩かなくなります。買い物は車で、外出は最小限に。足の問題が、全身の運動量を静かに削っていきます。これが40代・50代で起きると、その後の体力の下がり方に差が出ます。

履ける靴が減っていく

痛くない靴を探すうちに、選択肢はどんどん狭まります。仕事の服装に合う靴が履けない、旅行に行きたくない。見た目や生活の楽しみにまで影響が出るのが、この症状のつらいところです。

ひざや腰にも負担が伝わる

足は、地面から受けた力を最初に受け止める場所です。ここで力の受け方が変わると、その上のひざ、股関節、腰へと順に影響が伝わります。足の内側に体重が流れる歩き方が続けば、ひざは内側へ入り、骨盤は傾きます。

「外反母趾を放っておいたら腰痛になった」と直接つながるわけではありませんが、負担のかかり方が変わることは確かです。足元の問題を、足元だけの問題として見ないほうがよい理由がここにあります。逆に言えば、股関節やお尻を整えることが、結果的に足への負担を減らすことにもつながります。

外反母趾によくある3つの誤解

誤解1:トレーニングで元の角度まで戻せる

これははっきりお伝えします。すでに変形した骨の角度そのものを、運動で元に戻すことはできません。「◯◯するだけで外反母趾が治る」という表現を見かけたら、慎重に判断してください。

日本整形外科学会も、痛みが強く歩行がつらくなった場合の治療として手術を挙げています。運動が担えるのは、進行を遅らせることと、痛みが出にくい使い方を身につけることです。ここを取り違えないことが、遠回りしないために重要です。

誤解2:痛くないから放っておいてよい

変形が始まっていても、痛みが出ていない段階があります。ここが実はいちばん大事な時期です。痛みが出る前に靴と足の使い方を変えられれば、進行のスピードは変えられます。痛みが出てからでは、選べる手段が減ります。

誤解3:幅の広い靴にすれば安心

幅が広ければ当たらない、と考えて大きめの靴を選ぶ方は多いのですが、これは逆効果になることがあります。靴の中で足が前に滑ると、結局つま先が押し込まれます。日本整形外科学会も「母指のつけ根はフィットして先はゆったりとした履物を選びます」と説明しており、緩ければよいわけではありません。

明るいスタジオでピラティスマシンに座る女性

運動でできること・できないこと

線引きをはっきりさせておきます。できないのは、変形した角度を戻すことと、痛みを治療することです。それは医療の領域です。一方で、次のことはトレーニングで取り組める範囲にあります。

お悩み 背景にあること パーソナルでの取り組み方
足の指が開かない・動かない 足裏の筋肉が使われていない 足の指を1本ずつ動かす練習から始める
土踏まずが落ちている アーチを支える力の低下 足裏とふくらはぎを低負荷で鍛える
歩くと内側に体重が流れる 足首の硬さ・お尻の筋力低下 足首の可動域と股関節の安定を同時に整える
片脚立ちでふらつく お尻の横の筋肉が働いていない 中殿筋に狙って刺激を入れ、ひざの内倒れを減らす
運動すると足が痛くなる 負荷のかけ方が合っていない 足に体重をかけない種目を選び、加圧で負荷を補う

「足に体重をかけずに鍛える」という選択肢

足が痛いときに困るのは、運動しようとすると、その足に体重がかかることです。ウォーキングもスクワットも、痛む足で立って行うことになります。

マシンピラティスは、あお向けや横向きで行える種目が多く、足に体重をかけずに股関節やお尻を働かせられます。痛みが出ている時期でも取り組める運動がある、というのは大きな利点です。感じ方には個人差がありますので、痛みの状況に応じて内容を調整します。

加圧トレーニングは軽い負荷から取り組める

足に負担をかけずに筋力を維持したい。この点で、加圧トレーニングは選択肢になります。専用のベルトで腕や脚の付け根の血流を適切に調整しながら行う方法で、軽い負荷でも体に十分な刺激を届けやすいという特長があります。

一方で、体質や既往によっては向かない場合もあります。安全のため、初回に体調や既往歴をうかがったうえで進めています。外反母趾で治療中の方は、主治医の指示を優先してください。

足に体重をかけずにできる運動から

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

ヨガマットの上に置かれた素足のクローズアップ

今日からできるセルフケア3つ

日本整形外科学会も予防として「外反母趾体操を毎日行います」「両足の母指に輪ゴムをかけて足先を開く体操を行います」と説明しています。以下は、それに沿って日常に組み込みやすい形にしたものです。痛みが強い場合は行わず、医療機関にご相談ください。

セルフケア1:輪ゴムで足先を開く(1分)

両足の親指に1本の輪ゴムをかけ、かかとを合わせたまま、つま先を左右に開いて親指を外側へ引きます。5秒開いて、5秒ゆるめる。これを10回。

強く引っぱる必要はありません。輪ゴムの張力は弱いもので十分です。大切なのは強さではなく、毎日続けることです。テレビを見ながらでもできます。

セルフケア2:足の指のグー・パー(1分)

検査3と同じ動きを、そのままケアとして使います。床に足の裏をつけ、指を全部丸める、次に指のあいだを広げて開く。10回繰り返します。

最初は「パー」がほとんどできない方が多いです。それで構いません。開こうと意識するだけでも、使われていなかった筋肉に信号が届きます。入浴中に行うと、温まっていて動かしやすくなります。

セルフケア3:かかと上げ(20回)

壁に手をついて立ち、親指の付け根で床を押すように、ゆっくりかかとを上げます。2秒かけて上げ、2秒かけて下ろす。20回。

ポイントは、小指側に体重を逃がさないことです。親指の付け根でしっかり押せると、足裏のアーチを支える筋肉が働きます。痛みが出る場合は無理をせず、椅子に座って足首だけ動かす形に変えてください。

やる順番とタイミング

1→2→3の順で行ってください。硬く縮こまった指を先にゆるめてから動かし、最後に体重をかける動作を入れる、という流れです。いきなりかかと上げから始めると、指が使えないまま負荷だけがかかります。

タイミングは入浴中か入浴後が続けやすく、足も温まっていて動かしやすくなります。合計3分あれば終わります。痛みのある日は無理をせず、セルフケア1と2だけにしてください。

靴の選び方:今日から変えられる最大の要因

日本整形外科学会が原因の第一に挙げているのは靴です。つまり、靴を変えることは、今日から実行できて、しかも最も効果が期待できる対策ということになります。同学会は予防として「母指のつけ根はフィットして先はゆったりとした履物を選びます」と説明しています。

つけ根はフィット、先はゆとり

この原則がすべてです。足の甲と親指の付け根のあたりはしっかり支えられ、つま先には指を動かせる余裕がある。この形が理想です。

「痛いから大きめを買う」は逆効果になりがちです。緩い靴では歩くたびに足が前へ滑り、結局つま先が押し込まれます。靴ひもやストラップで足の甲を固定できる靴のほうが、実は足に優しいことが多いのです。

試し履きは夕方に、必ず両足で

足は夕方にむくんで大きくなります。朝に合わせて買うと、夕方にきつくなります。試し履きは夕方に、必ず両足で、店内を歩いて確かめてください。左右で足のサイズが違う方は珍しくなく、その場合は大きいほうに合わせます。

ヒールは高さより「面」で選ぶ

ヒールを完全にやめるのが難しい場面もあります。その場合は、高さそのものより、かかとの接地面が広いこと、つま先が細すぎないことを優先してください。細いピンヒールと太めのヒールでは、足にかかる力の集中の仕方が変わります。

また、通勤時は歩きやすい靴を履き、職場で履き替えるという方法もあります。1日のうちヒールを履く時間を半分にするだけでも、負担の総量は変わります。

家の中でも足を使う

見落とされがちですが、家の中で過ごす時間も長いものです。スリッパで足の指を使わずに歩いていると、指を動かす機会はさらに減ります。家では裸足で過ごし、床を指で捉えて歩く時間をつくってください。これだけでも足裏の筋肉には刺激になります。

セルフケアと靴だけでは届きにくい部分もある

ここまでの内容は、どなたでも安全に取り組めるものです。ただ正直に申し上げると、原因4・原因5で触れた「歩くときに内側へ体重が流れる」「片脚立ちで骨盤が流れる」といった動きの癖は、自分ではまったく見えません。足だけを一生懸命ケアしても、歩くたびに上から押しつぶす力がかかっていれば追いつきません。3〜4週間続けても検査3が変わらない場合や、痛みが変わらない場合は、一度、外から見てもらう機会をつくることをおすすめします。

自分の歩き方を、一度みてもらいませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

取り組みの手順:4つのステップ

ステップ1:今の状態を記録する(1日目)

検査1〜3の結果をメモします。加えて、立った状態の足を真上から撮影しておいてください。変形の進み方は毎日見ていると気づけません。写真だけが比較できる記録になります。

ステップ2:靴を1足だけ見直す(1〜7日目)

全部を買い替える必要はありません。いちばん長く履いている1足を見直すだけで、負担の総量はかなり変わります。まず通勤用の靴から始めるのが現実的です。

ステップ3:毎日3分のセルフケアを2週間(1〜14日目)

セルフケア1〜3を毎日行います。入浴中や入浴後など、すでにある習慣にくっつけると続きます。長さより、抜けない日をつくることを優先してください。

ステップ4:比べて、足りない部分を補う(15日目以降)

同じ検査と同じ角度の写真で比べます。指が開くようになっていれば、方向は合っています。痛みが続く場合は運動を増やすのではなく、まず整形外科を受診してください。順番を間違えないことが大切です。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

足だけでなく、股関節から見る

足の痛みの背景に股関節やお尻の筋力があることは、現場では非常によくあります。BEZELでは、大阪で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を同じ場所で受けられます。足裏のケアと股関節の安定を、分けずに同時に進められるのが利点です。

仕事帰りに立ち寄れる立地

続かない最大の理由は「行きにくいこと」です。BEZELは大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の行き帰りに立ち寄れる立地にスタジオを構えています。最新の店舗一覧は店舗ページをご覧ください。

完全マンツーマンだから、痛みに合わせて調整できる

足の痛みは日によって変わります。今日は足に体重をかけられる日か、そうでないか。マンツーマンだからこそ、その日の状態に合わせて種目を入れ替えられます。決まったプログラムを全員が同じようにこなすグループレッスンでは難しい部分です。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

Q1.トレーニングで外反母趾は治りますか

いいえ。変形した骨の角度を運動で元に戻すことはできません。運動で取り組めるのは、進行を遅らせること、痛みが出にくい足の使い方を身につけること、そして足をかばうことで生じる膝や腰の負担を減らすことです。この線引きは正直にお伝えしています。

Q2.病院に行くべきか、ジムでよいか迷っています

痛みがある、歩きにくい、変形が急に進んだと感じる場合は、まず整形外科を受診してください。診断を受けたうえで、運動の許可が出ている範囲で取り組むのが安全な順番です。痛みがなく、予防や進行抑制が目的であれば、運動から始めていただいて構いません。

Q3.インソールやサポーターは効果がありますか

足の状態に合ったものであれば、負担を減らす助けになります。ただし合わないものを使うと、かえって別の場所に負担が移ることがあります。既製品で改善しない場合は、医療機関や専門店で足を計測してもらうことをおすすめします。

Q4.運動経験がまったくありませんが大丈夫でしょうか

問題ありません。足に対して行うのは、指を動かす・かかとを上げるといった小さな動作が中心です。運動から10年以上離れている方も多くいらっしゃいます。まずは今の状態を確認するところから始めます。

まとめ

外反母趾は、親指が人差し指側へ「くの字」に曲がり、付け根が痛む状態です。最大の原因は靴であり、そこに足の指の不使用・アーチの低下・足首の硬さ・股関節の筋力低下が重なって進みます。

今日の内容を、あらためて整理します。

  • 変形した角度そのものは、運動では戻らない。ここは正直に線を引く
  • 運動でできるのは、進行を遅らせること・痛みが出にくい使い方・上への影響を減らすこと
  • まずは立って上から見る/手で戻せるか/指のグー・パーの3つで現状を確認する
  • 今日から効くのは靴。つけ根はフィット、先はゆとり。試し履きは夕方に両足で
  • セルフケアは輪ゴム体操・指のグーパー・かかと上げの3つ
  • 痛みがあるなら、運動を増やす前にまず整形外科へ

そして、足だけをケアしても、歩くたびに上から押しつぶす力がかかっていれば追いつきません。歩き方の癖は自分では見えません。大阪・京都でパーソナルトレーニングをお探しの方は、まず今の足と歩き方を確かめるところから始めてみてください。

履きたい靴を、履ける足でいるために

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。体の変化の感じ方には個人差があります。外反母趾は整形外科で診断・治療される疾患です。痛み・歩きにくさがある場合や、治療中の方は、必ず医療機関にご相談ください。

腸腰筋とは?デスクワーク40代で硬くなる5つの原因とセルフチェック

壁の前でランジ姿勢をとり股関節の前側を伸ばす女性

椅子から立ち上がるとき、いったん腰を伸ばしてから歩き出す。長時間座ったあと、腰の付け根がつっぱって伸びにくい。あお向けに寝ると、腰と床のあいだに手のひらがすっと入ってしまう——。

心当たりがあるなら、腸腰筋(ちょうようきん)が硬くなっているサインかもしれません。聞き慣れない名前ですが、デスクワーク中心の40代にとっては、体の不調のかなりの部分に関わっている筋肉です。

やっかいなのは、腸腰筋は体の奥深くにあり、外から触ることも、鏡で見ることもできないという点です。硬くなっていても本人には自覚がなく、「腰が張る」「歩幅が狭くなった」「下腹だけ出てきた」という別の形で表面化します。

この記事では、腸腰筋とは何かという基本から、その場でできるセルフチェック、硬くなる5つの原因、そして立て直しの手順までを順にご説明します。座っている時間が長い方ほど当てはまりやすい内容です。

腸腰筋とは?どこにある、何をしている筋肉か

腸腰筋とは、背骨(腰の骨)と骨盤から始まり、太ももの骨の内側につながっている筋肉の総称です。大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉をまとめてこう呼びます。

特徴的なのは、上半身と下半身を直接つないでいる、ほぼ唯一の筋肉だという点です。体の表面ではなく、内臓の裏側を通っています。そのため「インナーマッスル」の代表として紹介されることが多く、触診も自己判断も難しい筋肉です。

腸腰筋が担当している動き

いちばん大きな役割は、太ももを体に引き寄せる動き(股関節を曲げる動き)です。階段を上がる、歩くときに脚を前に振り出す、あお向けから起き上がる。どれも腸腰筋が働いています。

もうひとつ重要なのが、立っているときに腰の骨を前から支える働きです。腸腰筋が適切に働いていると、骨盤は立ち、背骨のカーブは自然な形に保たれます。

なぜ40代から気になり始めるのか

20代でも座る時間は長かったはずです。それでも気にならなかったのは、通勤や仕事の合間に立ったり歩いたりする機会が多く、縮んでも一日のうちに伸ばし返せていたからです。

40代になると、役職が変わって座っている時間がさらに増え、在宅勤務で通勤という運動も消えます。縮む時間だけが増え、伸ばし返す機会が減る。この差の積み重ねが、ある日「立ち上がるときに腰を伸ばさないと歩き出せない」という形で表面化します。

腸腰筋が硬くなると何が起きるか



座っている姿勢
股関節が曲がったまま
腸腰筋は縮んだ状態
1日8時間続く
縮んだ長さで固定
立っても伸びきらない
骨盤を前に引っぱる
腰が反った姿勢に 腰の張り
歩幅が狭くなる
下腹が出て見える
硬くなるのではなく「縮んだ長さで固まる」と考えるとわかりやすい

座位が長い生活で腸腰筋に起きることを整理したイメージ図です。

セルフチェック:あなたの腸腰筋は硬い?

腸腰筋は触れないため、「動きの結果」から間接的に判断します。3つとも寝る場所があればできます。強い痛みが出る場合は中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。

検査1:あお向け腰すき間テスト(20秒)

床にあお向けで寝て、両脚をまっすぐ伸ばします。力を抜いた状態で、腰と床のあいだに手のひらを差し入れてみてください。

手のひらが軽く入る程度なら自然な状態です。手のひらがすっぽり入る、こぶしが入りそうなほど浮いている場合は、腸腰筋が骨盤を前に引っぱっている可能性があります。そのまま両ひざを立てると腰が床に近づくなら、その差が腸腰筋の影響と考えられます。

検査2:片ひざ抱えテスト(左右20秒ずつ)

あお向けのまま、右のひざを両手で抱えて胸に引き寄せます。このとき、反対側(左)の脚が床から浮き上がってこないかを見てください。左右を入れ替えて同じように行います。

抱えていない側の太ももが床から浮く場合、その脚の腸腰筋が短くなっているサインです。浮き方に左右差がある方も多く、その場合は片側だけ強く縮んでいることになります。

検査3:その場もも上げテスト(20秒)

立った状態で、壁に軽く手をついてバランスを取ります。上半身をまっすぐ保ったまま、片方のひざを腰の高さまで上げ、3秒キープします。左右5回ずつ。

ひざが腰の高さまで上がらない、上げようとすると背中が丸まる、体が横に倒れる。これらが出る場合は、硬さだけでなく「腸腰筋を使う力」自体が落ちている可能性があります。

セルフ採点の目安

結果 目安 考えられること
3つとも問題なし 良好 今の習慣を保てるとよい状態です
1つ当てはまる 初期 セルフケアで対応しやすい段階です
2つ当てはまる 進行 硬さと筋力低下が重なっている可能性
3つとも当てはまる 固定化 骨盤の傾きごと定着している可能性
左右で差がある 偏りあり 脚組みや立ち方のクセが固定化している可能性

これはご自身の状態を知るための簡易的な目安であり、医学的な診断基準ではありません。感じ方には個人差があります。腰や脚に強い痛み・しびれがある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

自宅のデスクで椅子に背を預けて長時間座る男性

腸腰筋が硬くなる5つの原因

デスクワーク中心の40代に共通して見られる原因を5つに整理しました。ひとつだけということはまずなく、たいてい複数が同時に進んでいます。

原因1:座っている時間が長すぎる

椅子に座るという姿勢は、股関節を約90度に曲げた状態です。つまり座っているあいだ、腸腰筋はずっと縮んだままになります。筋肉は、縮んだ長さのまま長時間置かれると、その長さを「基準」として覚えてしまいます。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、「座位行動(座りっぱなし)の時間が長くなりすぎないように注意する」ことが推奨事項として挙げられています厚生労働省「身体活動・運動の推進」)。同ガイドが引用する調査では、平日1日の総座位時間が8時間以上と答えた人が男性で38%、女性で33%にのぼります。

原因2:歩幅が狭くなっている

腸腰筋が伸びるのは、脚が体より後ろにいったときです。大股で歩けば後ろ脚が伸び、腸腰筋も引き伸ばされます。ところが歩幅が狭いちょこちょこ歩きでは、脚が体の後ろまで行かないため、歩いていても腸腰筋は伸びません。

「1日8,000歩は歩いている」という方でも、歩幅が小さければこの筋肉は伸びていません。歩数ではなく、脚が後ろに送れているかどうかが問題です。

原因3:脚を組むクセがある

脚を組むと、上になった側の股関節はさらに深く曲がります。同じ側ばかりで組んでいれば、その側の腸腰筋だけが強く縮み、左右差が生まれます。検査2で片側だけ脚が浮いた方は、この要素が大きい可能性があります。

左右差ができると、骨盤は水平でなくなり、腰の片側だけが張る、片方の靴だけ減りが早いといった形で現れます。

原因4:お尻の筋肉が働いていない

腸腰筋の反対側で働くのが、お尻の筋肉(大殿筋)です。この2つはシーソーの関係にあり、お尻が働かないと腸腰筋は縮みっぱなしになります。座っている時間が長い方は、お尻の筋肉が押しつぶされたまま、使われる機会をほとんど失っています。

ここが重要な点で、腸腰筋を伸ばすストレッチだけをしても戻りやすいのは、反対側が働いていないからです。伸ばす作業と、お尻を働かせる作業はセットで必要になります。

原因5:腹圧が抜けて、腰を反ってごまかしている

腸腰筋が縮んで骨盤が前に傾くと、体は姿勢を保つために腰を反らせます。この状態が続くと、お腹まわりで体を支える力が抜け、腰の骨だけで体重を受け止めることになります。

本人は「姿勢よく立っている」つもりでも、実際には腰を反らせているだけ、というケースは非常に多く見られます。

硬いまま放置するとどうなるか

腸腰筋そのものは痛みません。痛みや不調が出るのは、必ず「腸腰筋のせいで負担を押しつけられた別の場所」です。だからこそ、原因にたどり着きにくい筋肉でもあります。

腰の張り・慢性的な腰痛につながる

骨盤が前に引っぱられた状態では、腰の骨は常に反った位置で体重を受けます。長時間立っていると腰が張る、朝起きたときに腰が固まっている。こうした「痛みというより張り」の段階が、いちばん多いご相談です。

この段階では、湿布を貼っても休んでも、その場では楽になります。しかし翌日また同じ姿勢に戻るため、根本的には変わりません。「治しても2日で戻る」という状態は、原因が筋肉の疲労ではなく骨盤の位置にあることを示しています。

腰の不調が続いている方は、腰痛はパーソナルトレーニングで改善できる? 原因・メカニズム・効果的な運動法もあわせてご覧ください。

歩幅が狭くなり、歩くのが遅くなる

脚を後ろに送れなくなると、歩幅は自然に小さくなります。歩幅が小さくなれば歩く速さが落ち、外出が億劫になり、運動量が減ってさらに硬くなる。40代のうちから静かに始まる悪循環です。

前ももが張り、下腹が出て見える

骨盤が前に傾くと、太ももの前側の筋肉が過剰に働きます。「脚を細くしたいのに前ももだけ太くなる」という悩みの背景に、腸腰筋の硬さがあることは珍しくありません。前ももの張りについては前もも太りの本当の原因で詳しく取り上げています。

また、骨盤が前に傾くと内臓が前に押し出される形になり、体重は変わっていないのに下腹だけが出て見えるという状態になります。感じ方には個人差がありますが、姿勢が変わると見え方が変わる方は多くいらっしゃいます。

腸腰筋によくある3つの誤解

誤解1:ストレッチで伸ばせば解決する

伸ばすことは必要ですが、それだけでは戻りやすいのが実際です。原因4で触れたとおり、腸腰筋が縮む背景にはお尻の筋肉が働いていないという問題があります。反対側が働くようにならないかぎり、伸ばしてもまた縮みます。

誤解2:腹筋運動をすれば腰の反りは直る

上体を起こすタイプの腹筋運動は、実は腸腰筋を強く使う動きです。硬くなっている筋肉をさらに縮める方向に使うため、腰の反りが強い方には逆効果になることがあります。腰が反っている状態で腹筋運動をして腰が痛くなった、という話はよくあります。

必要なのは「起き上がる腹筋」ではなく、骨盤の位置を保つための腹圧です。動きの種類が違います。

誤解3:硬いのは体質だから仕方ない

生まれつきの柔軟性の差はあります。ただ、「10年前より腰が張るようになった」という変化は、体質ではなく座っている時間の積み重ねによるものです。体質なら10年前も同じはずです。変わったのは、脚を後ろに送る機会の量です。

明るいスタジオでピラティスマシンを使って運動する女性

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

腸腰筋の問題は、人によって重心が違います。硬さが主な方、使う力の低下が主な方、左右差が大きい方。同じ「腰が張る」でも、必要な取り組みは変わります。だからこそ、まず今の状態を確認するところから始める意味があります。

お悩み 背景にあること パーソナルでの取り組み方
あお向けで腰が浮く 腸腰筋が縮んだ長さで固定 呼吸と合わせて股関節の前側をゆるめる
伸ばしてもすぐ戻る お尻の筋肉が働いていない 大殿筋に低負荷で刺激を入れ、シーソーを戻す
左右で脚の浮き方が違う 脚組みや立ち方の偏り 左右非対称にメニューを組み、差を詰める
もも上げで腰が反る 腹圧が抜けている 腰を安定させたまま脚だけを動かす練習
運動が続いたことがない 強度と頻度が合っていない 加圧トレーニングで軽い負荷から取り組む

マシンピラティスは「腰を反らせずに脚を動かす」練習ができる

腸腰筋のトレーニングで最も難しいのは、腰を反らせずに股関節だけを動かすことです。自分では脚を上げているつもりでも、実際には腰でごまかしている。これは鏡を見ても判断できません。

マシンピラティスでは、バネの補助と姿勢の固定によって、腰を安定させた状態で脚だけを動かせます。感じ方には個人差がありますが、「どこが動いているか」がわかるようになると、日常の歩き方や立ち方も変わりやすくなります。

加圧トレーニングは軽い負荷から取り組める

お尻や体幹の力を取り戻したくても、重いものを扱う運動には不安がある。40代以降の方からよくうかがうお悩みです。加圧トレーニングは専用のベルトで脚や腕の付け根の血流を適切に調整しながら行う方法で、軽い負荷でも体に十分な刺激を届けやすいという特長があります。

一方で、体質や既往によっては向かない場合もあります。安全のため、初回に体調や既往歴をうかがったうえで進めています。持病がある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

自分の腰の反りを、一度みてもらいませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

マットの上でランジ姿勢のストレッチを行う女性

今日からできるセルフケア3つ

順番が大切です。ゆるめる → お尻を働かせる → その位置を保つ、の3ステップで組んでいます。痛みが出る場合は行わず、必要に応じて医療機関にご相談ください。

セルフケア1:ランジ姿勢で股関節の前を伸ばす(左右30秒ずつ)

床に片ひざをつき、反対の脚を前に出して直角に曲げます。この姿勢から、後ろ脚側のお尻に軽く力を入れ、骨盤をわずかに後ろへ起こします。そのまま体を少し前へ移すと、後ろ脚の付け根が伸びます。

ポイントは、腰を反らせて前に行かないことです。腰が反ると伸びているのは腰であって、腸腰筋ではありません。お尻に力を入れてから動くと、伸びる場所が変わるのがわかります。ひざが痛い方はクッションを敷いてください。

セルフケア2:ヒップリフト(10回)

ゆるめたあとは、反対側を働かせます。あお向けでひざを立て、足を腰幅に開きます。お尻に力を入れながら、腰ではなくお尻の力で骨盤を持ち上げます。いちばん高いところで2秒止め、ゆっくり下ろします。

腰が反って持ち上がっている場合は効いていません。10回でお尻に軽い疲れを感じれば、狙った場所が働いています。やり方はヒップリフトのやり方徹底解説で詳しく紹介しています。

セルフケア3:立って脚を後ろに送る(左右10回)

壁に手をつき、まっすぐ立ちます。片脚を、ひざを伸ばしたまま体の後ろへゆっくり送ります。腰を反らせず、脚だけを後ろに動かすのがポイントです。大きく動かす必要はなく、20〜30度で十分です。

これは歩幅を取り戻すための動きです。座りっぱなしの生活で失われているのは、まさにこの「脚を後ろに送る」動作です。

やる順番とタイミング

この3つは、必ず1→2→3の順で行ってください。硬いまま働かせようとしても力は入らず、働かせないまま伸ばしても元に戻ります。ゆるめてから働かせ、最後にその位置で立つ動作を入れる。この流れに意味があります。

タイミングは、体が温まっている入浴後がおすすめです。ただ、時間帯より「毎日同じタイミングでやること」のほうが重要です。朝の身支度の前でも、寝る前でも構いません。合計3分あれば終わります。

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

硬くなった筋肉と、傾いた骨盤の位置は、すぐには変わりません。多くの方が検査1のすき間に変化を感じるまでには、数週間かかります(感じ方には個人差があります)。その間も仕事は続きます。現実的な工夫をご紹介します。

30分に1度、立ち上がる

これがいちばん効きます。飲み物を取りに行く、コピーを取りに行く、それだけで構いません。立ち上がった瞬間に、腸腰筋は縮んだ状態から解放されます。1日1回のストレッチより、1日16回の「立ち上がる」ほうが、この筋肉には効きます。

スマートフォンのタイマーを30分にセットしておくと確実です。習慣になるまでの2週間だけでも構いません。

椅子に深く座り、足の裏を床につける

浅く座って背もたれに寄りかかる姿勢は、骨盤が後ろに倒れ、腰に負担がかかります。深く座って足の裏を床につけるだけで、骨盤の位置は安定します。全部を一度に変えようとせず、これ1つだけを2週間続けるほうが定着します。

歩くときに「後ろ脚」を意識する

歩幅を広げようとすると、多くの方は前に出す脚を大きく踏み出そうとします。しかし腸腰筋が伸びるのは後ろ脚のほうです。「前に大きく出す」ではなく「後ろの脚を長く残す」と意識を変えると、伸びる場所が変わります。

駅までの数分だけで構いません。歩数を増やすより、歩き方をひとつ変えるほうが確実です。

脚を組むのをやめる、または左右を交互にする

すでにできている左右差はすぐには埋まりませんが、広げないことが先決です。気づいたときに組み替える、それだけでも進行は止まります。

セルフケアだけでは届きにくい部分もある

ここまでの内容は、どなたでも安全に取り組めるものです。ただ正直に申し上げると、「腰を反らせてごまかしている」ことは、自分ではほぼ気づけません。本人はお尻を使っているつもりでも、外から見ると腰だけが動いている——というのは非常によくあります。3〜4週間続けても検査1の結果が変わらない場合は、一度、外から見てもらう機会をつくることをおすすめします。

ひとりで続ける自信がない方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

立て直しの手順:4つのステップ

ステップ1:今の状態を記録する(1日目)

検査1〜3の結果をメモします。特に検査1のすき間に手のひらが何枚分入るかは、数字として残しやすい指標です。あお向けに寝た姿を横からスマートフォンで撮っておくと、あとで比べられます。

ステップ2:毎日3分を2週間続ける(1〜14日目)

セルフケア1〜3を、順番どおりに毎日行います。入浴後、歯磨きのあとなど、すでにある習慣にくっつけると続きます。1回の長さより、抜けない日をつくることを優先してください。

ステップ3:もう一度測って比べる(15日目)

同じ検査と同じ角度の写真で比べます。すき間が減っていれば方向は合っています。変わらない場合は、硬さ以外の要因——お尻の筋力や左右差——が主な原因である可能性が高くなります。

ステップ4:足りない部分を補う(15日目以降)

順調なら続ける。頭打ちなら、専門家に動きを見てもらう。うまくいかないときに「自分の努力が足りない」と結論づけないことが大切です。やり方が合っていないだけ、というケースが少なくありません。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

ゆるめる・働かせるを、同じ場所で両方できる

腸腰筋の立て直しには、前側をゆるめることと、お尻を働かせることの両方が必要です。BEZELでは、大阪で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を同じ場所で受けられます。ストレッチ専門店でも筋トレ専門ジムでもなく、両方を組み合わせられることが、この悩みには大きな利点になります。

仕事帰りに立ち寄れる立地

続かない最大の理由は「行きにくいこと」です。BEZELは大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の行き帰りに立ち寄れる立地にスタジオを構えています。デスクワーク中心で平日の時間が限られる方でも、生活動線に組み込みやすくなっています。最新の店舗一覧は店舗ページをご覧ください。

完全マンツーマンだから、代償動作まで見える

腰で反っていないか、お尻が働いているか、左右で差がないか。これらは鏡を見ても自分では判断できません。マンツーマンだからこそ、その場で確認しながら進められます。グループレッスンでは拾いきれない部分です。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

Q1.腸腰筋はどれくらいで変わりますか

感じ方には個人差がありますが、検査1のすき間については数週間単位で変化を感じる方が多い印象です。ただし何年もかけてできた姿勢が数日で変わることはありません。変化の速さは元の状態や生活習慣によって大きく変わるため、「いつまでに必ずこうなる」とお約束できるものではない点は、正直にお伝えしています。

Q2.マッサージや整体でほぐしてもらえますか

腸腰筋は体の奥深く、内臓の裏側にあるため、外から強く押してほぐすのは簡単ではありません。その時の張りをゆるめる効果は期待できますが、縮む原因である「座っている時間」と「お尻が働いていないこと」が変わらなければ、また戻ります。

Q3.運動経験がまったくありませんが大丈夫でしょうか

問題ありません。腸腰筋に対して行うのは重いものを扱う運動ではなく、動かせていない範囲を動かせるようにする作業が中心です。運動から10年以上離れている方も多くいらっしゃいます。まずは今の状態を確認するところから始めます。

Q4.腰や脚に痛み・しびれがあるのですが受けられますか

痛みの原因によって対応が変わります。強い痛みやしびれ、脚に力が入りにくいといった症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診いただくようお願いしています。診断を受けたうえで運動の許可が出ている場合は、その内容をうかがいながら進めます。無理に動かすことはありません。

まとめ

腸腰筋は、背骨と太ももの骨をつなぐ、上半身と下半身をまたぐ数少ない筋肉です。座っているあいだずっと縮んでいるため、デスクワーク中心の生活では、意識しないかぎり伸びる機会がありません。

今日の内容を、あらためて整理します。

  • 腸腰筋は体の奥にあり、触れない。動きの結果から判断する
  • まずはあお向け腰すき間テスト・片ひざ抱えテスト・その場もも上げテストの3つで現状を確認する
  • 原因は、座位時間・狭い歩幅・脚組み・お尻の不活動・腹圧の低下の5つ
  • 伸ばすだけでは戻る。ゆるめる・お尻を働かせる・その位置を保つの3段階で組む
  • 1日1回のストレッチより、30分に1度立ち上がるほうが効く
  • 歩幅は「前に大きく出す」ではなく「後ろ脚を長く残す」

そして、3〜4週間続けても変化がない場合は、やり方が合っていない可能性があります。腰で反ってごまかす代償動作は、自分では気づけません。大阪・京都でパーソナルトレーニングをお探しの方は、まず今の骨盤の位置を確かめるところから始めてみてください。

「よいしょ」と言わずに立てる体へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。体の変化の感じ方には個人差があります。腰や脚の痛み・しびれが続く場合や、持病のある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

駐車で後ろを振り向けない…デスクワーク40代5つの原因

車の運転席でハンドルを握り前方を見る人

駐車場でバックしようとして、助手席のヘッドレストに手をかけ、後ろを振り向く。昔は当たり前にできていたその動作が、いつの間にか「よいしょ」と声が出る動作になっていませんか。

首だけを回してもミラー越しにしか見えない。上半身ごとひねろうとすると、背中や脇腹がつっぱって途中で止まる。仕方なくバックモニターに頼るようになり、いつからか「振り向いて駐車する」こと自体をやめてしまった——。デスクワーク中心の40代の方から、こうしたお話をうかがう機会が増えています。

本人としては「加齢だから仕方がない」「もともと体が硬いだけ」で片づけてしまいがちなところです。ただ、後ろを振り向く動作は、首の柔らかさではなく「背骨をひねる力」で決まります。そしてこのひねる力は、年齢よりも「1日のうち、どれだけ体をねじる機会があったか」に強く左右されます。座っている時間が長い方ほど落ちやすく、逆に言えば、取り戻し方もはっきりしています。

この記事では、後ろを振り向きにくくなる原因を5つに整理し、その場でできるセルフチェック、放置した場合に起こりやすい変化、そして立て直しの手順までを順を追って解説します。お盆休みや秋の行楽で長距離運転が増えるこの時期に、一度ご自身の体を確かめてみてください。

まずセルフチェック:あなたの「ねじれる範囲」を測る

思い当たる項目を数えるだけのチェックリストでは、自分の状態はつかめません。今すぐ椅子に座って、実際に体を動かして確かめてみてください。所要時間は1分ほどです。

検査1:座って振り向くテスト

背もたれのある椅子に、足の裏を床につけて浅く座ります。両腕を胸の前で組み、骨盤と両ひざは正面に向けたまま固定します。この状態から、上半身だけをゆっくり右へひねり、どこまで振り向けるかを確認します。反動をつけず、痛みが出る手前で止めてください。左も同じように行います。

目安は「自分の真横の壁がどれくらい見えるか」です。時計の文字盤にたとえると、正面が12時、真横が3時。3時の方向まで無理なく回せていれば、ひねる力はひとまず保たれています。2時のあたりで背中がつっぱって止まる、あるいは左右で明らかに回りやすさが違う場合は、背骨をひねる動きが硬くなっているサインと考えられます。

検査2:ひねりの左右差テスト

検査1と同じ姿勢で、今度は左右をそれぞれ3回ずつ、ゆっくり交互にひねります。注目するのは「どちらが回しにくいか」です。多くの方は、利き手や普段の姿勢のクセによって片側だけが回りにくくなっています。運転席で左を向く機会(車内の同乗者や助手席側)と、右を向く機会(後方確認)で頻度が違うことも影響します。

セルフ採点の目安

状態 目安 考えられること
3時まで回る・左右差なし 良好 今の習慣を維持できるとよい状態です
2時半あたりで止まる やや低下 座位時間の長さが影響している可能性
2時より手前で止まる 低下 背骨と股関節の動きが乏しくなっている可能性
左右で1時間分以上の差 偏りあり 姿勢のクセが固定化している可能性

これはあくまでご自身の状態を知るための簡易的な目安であり、医学的な診断基準ではありません。感じ方には個人差があります。ひねったときに強い痛みやしびれが出る場合は、その場で中止し、必要に応じて医療機関にご相談ください。

振り向くとき、体のどこが動いているのか

「後ろが見えない」と感じると、多くの方は首を回そうとします。しかし首だけで振り向ける角度には限りがあり、後ろを見る動作の大半は、首ではなく胸のうしろ側にある背骨(胸椎)と、骨盤・股関節の働きで成り立っています。

背骨は、首の骨・胸の骨・腰の骨が積み木のように重なってできています。このうちひねる動きを最も担当するのが胸の部分で、腰の骨はもともとひねりにくい構造をしています。つまり、胸の部分が動かなくなると、その分を首と腰が肩代わりすることになります。首はもともと細く、腰はひねる設計になっていない。負担が集中しやすいのはこのためです。

振り向く動作の分担イメージ



本来の分担
首:少し
胸の背骨:大きく
骨盤・股関節 硬くなると

硬くなった体
首:がんばる
胸:動かない
腰:がんばる 首こり
腰の張り
振り向けない

胸の背骨が動かない分を、首と腰が肩代わりしている状態のイメージ図です。

さらに見落とされやすいのが、「ひねる筋肉」そのものの働きです。おなかの横についている腹斜筋、背中側で背骨を支える筋肉、そして肩甲骨まわりの筋肉が連動して初めて、体はスムーズにひねられます。硬さの問題だけでなく、使われていないことによる力の低下も同時に起きているケースが少なくありません。

デスクで長時間パソコン作業をしながら腰に手を当てる女性

後ろを振り向けなくなる5つの原因

デスクワーク中心の生活を送る40代の方に共通して見られる原因を、5つに整理しました。ひとつだけが当てはまることは少なく、たいていは複数が重なっています。

原因1:1日のうち、体をひねる機会がほぼゼロ

パソコンに向かう姿勢は、正面を向いたまま数時間動かない姿勢です。会議も、スマートフォンも、テレビも、すべて正面。現代の生活は「体をひねらなくても一日が終わる」ようにできています。

関節は、動かさない範囲から少しずつ動かなくなっていきます。使わない可動域は体にとって「不要」と判断され、そこを支える組織が硬くなり、動かせる範囲がじりじりと狭くなる。半年、1年という単位でゆっくり進むため、本人はほとんど気づけません。駐車のときのように「久しぶりに大きくひねる場面」で、初めて差に気づくわけです。

原因2:座り方のクセで、骨盤が後ろに倒れている

椅子に浅く腰かけて背もたれに寄りかかる、いわゆる「ずっこけ座り」が習慣になると、骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなります。この姿勢では胸の背骨がもともと丸まった状態で固定されるため、ひねろうとしても物理的に動く余地が残っていません。

在宅勤務でダイニングチェアやソファを作業椅子代わりにしている方は、特にこの状態になりやすい傾向があります。椅子の高さが合っていない、モニターが低くて見下ろす姿勢になっている、といった環境要因も重なります。

原因3:片側にばかり負担がかかっている

いつも同じ側の肩にバッグをかける、片側の足を組む、モニターが机の端に置いてあっていつも同じ方向を向いている——。日常の小さな偏りが、左右のひねりやすさの差をつくります。

左右差があると、体は回りやすいほうばかりを使うようになり、回りにくいほうはますます使われなくなります。検査2で明らかな差が出た方は、この悪循環が始まっている可能性があります。

原因4:股関節が固まり、下半身がついてこない

後ろを振り向く動作は、上半身だけの仕事ではありません。運転席で振り向くとき、実際には骨盤もわずかに動き、太ももの付け根も一緒に働いています。股関節の動きが乏しくなると、上半身だけで無理にひねることになり、可動域はさらに狭くなります。

床にあぐらをかいて座りにくい、靴下を立ったまま履けない、といった変化が出ている方は、股関節側の要因も併せて考える必要があります。

原因5:呼吸が浅く、肋骨が動いていない

見落とされやすいのが、肋骨の動きです。胸の背骨は肋骨とつながっているため、肋骨がしなやかに動かないと、背骨もひねれません。デスクワーク中は呼吸が浅くなりやすく、肋骨が広がったり閉じたりする幅が小さくなります。

猫背の姿勢では胸のスペースそのものが狭くなるため、呼吸はいっそう浅くなります。姿勢・呼吸・ひねりの3つは、切り離せない関係にあります。

そのままにしておくと、体はどう変わるか

「振り向きにくいだけなら、バックモニターで済む」と考えてしまうところですが、ひねる動きの低下は、振り向く場面だけにとどまりません。体は全身がつながって動くため、ひとつの動きが失われると、別の場所がその分を負担します。

首と腰に負担が集中する

先ほどの図のとおり、胸の背骨が動かない分は首と腰が肩代わりします。振り向くたびに首の細い筋肉が引っ張られ、腰は本来向いていないひねりを強いられる。「振り向いたら首を痛めた」「荷物を持って体をひねった瞬間に腰にきた」といった出来事は、この積み重ねの先で起こります。

日本整形外科学会は腰痛について、日常生活では「中腰にならないなど日常的姿勢に注意し、また腰の支持性を高めるための運動や体操を継続されるとよいでしょう」と説明しています(日本整形外科学会「腰痛」)。姿勢と、続けられる運動。この2つが軸になるという点は、私たちが現場で感じていることとも一致します。

歩き方が小さくなる

歩くという動作は、実は上半身と下半身が逆方向にひねれることで成り立っています。右足が出るとき、左腕が前に出る。この「ねじれの交換」があるから、腕を振るだけで前に進む力が生まれます。ひねりが失われると、腕は振れず、歩幅は自然と小さくなります。

歩幅が小さくなると歩く速さが落ち、外出そのものが億劫になる。運動量が減り、さらに体が硬くなる——という流れは、40代のうちから静かに始まります。

長い目で見ると、移動する力に関わる

日本整形外科学会は、運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態を「ロコモティブシンドローム」と呼び、進行すると介護が必要になるリスクが高まると説明しています(日本整形外科学会「ロコモティブシンドローム」)。

もちろん、いま振り向きにくいことが、そのまま将来につながると決まっているわけではありません。ただ、動かせる範囲が狭くなっていく流れは、早い段階で気づいたほうが立て直しやすいのは確かです。40代は、その流れに気づける最後のタイミングとも言えます。

「ねじれない体」によくある3つの誤解

誤解1:もともと体が硬い体質だから仕方がない

硬さには生まれつきの要素もありますが、「10年前と比べて回らなくなった」という変化は、体質ではなく生活の積み重ねによるものです。体質なら10年前も同じはずだからです。変わったのは体質ではなく、体をひねる機会の量です。

誤解2:とにかく強く伸ばせば柔らかくなる

反動をつけて限界まで伸ばす方法は、かえって体を守ろうとする反応を引き出し、緊張を強めてしまうことがあります。また、ひねりの問題は硬さだけでなく「支える力の不足」も関わっているため、伸ばすだけでは元に戻りやすいのが実際です。伸ばす・支える・動かす、この3つをセットで行うことが必要になります。

誤解3:痛くないから問題ない

可動域の低下は、痛みより先に現れることがほとんどです。痛みが出てからでは、動かすこと自体が難しくなり、立て直しに時間がかかります。「痛くはないが動きにくい」という段階は、対応しやすいタイミングです。

ピラティスリフォーマーで体の側面を伸ばす女性とスタジオ

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

ひねる動きの低下は、原因が一人ひとり違います。硬さが主な方、支える力の不足が主な方、左右差が大きい方——。同じ「振り向きにくい」でも、必要な対応は変わります。だからこそ、まず今の状態を確かめるところから始める意味があります。

お悩み 背景にあること パーソナルでの取り組み方
上半身が途中で止まる 胸の背骨・肋骨の動きの低下 呼吸と連動させ、動く範囲を少しずつ広げる
左右で回りやすさが違う 日常のクセによる偏り 回りにくい側に重点を置いた左右非対称の組み立て
ひねると腰がつらい 腰が胸の分まで肩代わり 腰を安定させたうえで胸から動かす練習
姿勢が続かない 体を支える力の不足 低負荷でも刺激が入る加圧トレーニングを併用
自分では動きが分からない 感覚と実際の動きのズレ マシンピラティスで動く場所を体に覚えさせる

マシンピラティスは「どこを動かすか」を体に教えてくれる

ひねる動作が苦手な方は、たいてい「動かしているつもりの場所」と「実際に動いている場所」がずれています。鏡を見ても、背骨が動いているかどうかは自分では分かりません。マシンピラティスは、バネの補助や姿勢の固定によって、動かしたい場所だけを動かしやすい環境をつくれるのが特長です。

横向きや座位など、床では取りにくい姿勢を安全に取れるため、体側や背中まわりに刺激を届けやすくなります。感じ方には個人差がありますが、「今どこが動いているか」が分かるようになると、日常の動きも変わりやすくなります。

加圧トレーニングは軽い負荷から取り組める

支える力を取り戻したいけれど、重いものを持つ運動には不安がある。40代以降の方からよくうかがうお悩みです。加圧トレーニングは、専用のベルトで腕や脚の付け根の血流を適切に調整しながら行う方法で、軽い負荷でも体に十分な刺激を届けやすいという特長があります。

運動から長く離れていた方でも取り組みやすい一方、体質や既往によっては向かない場合もあります。安全のため、初回に体調や既往歴をうかがったうえで進めています。気になる持病がある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

ひとりで続ける自信がない方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

自宅のマットの上で体をゆっくり伸ばす女性

今日からできるセルフケア3つ

ジムに通うかどうかにかかわらず、今日から始められることがあります。大切なのは強さではなく、頻度です。1回10分を週1回より、1回2分を毎日のほうが、動く範囲は戻りやすい傾向があります。痛みが出る場合は行わず、必要に応じて医療機関にご相談ください。

セルフケア1:座ったままの背骨ひねり(1回30秒)

椅子に浅く座り、足の裏をしっかり床につけます。両手を胸の前で軽く組み、息を吐きながら上半身をゆっくり右へ。骨盤とひざは正面に固定したまま、胸から回すことを意識してください。いちばん回ったところで3回呼吸し、ゆっくり戻します。左も同様に。

ポイントは「息を吐きながら回す」ことです。息を止めると体は固まります。吐く息に合わせて、少しずつ深めていくほうが動きやすくなります。デスクワークの合間、1時間に1度を目安にどうぞ。

セルフケア2:横向きで腕を開く動き(左右5回ずつ)

床やベッドの上で横向きに寝て、両ひざを軽く曲げて重ねます。両腕を体の前でまっすぐ前へ伸ばし、手のひらを合わせます。上側の腕だけを、息を吐きながらゆっくり大きく開いて反対側の床へ。目線は開いていく手を追いかけ、胸が天井を向くところまで開けたら理想的です。

開ききらなくても構いません。開ける範囲でゆっくり動かすほうが、無理に反動をつけるより効果的です。就寝前の習慣にすると続けやすくなります。

セルフケア3:深い呼吸で肋骨をひろげる(1分)

椅子に座り、両手を肋骨の側面に軽く添えます。鼻から息を吸い、手のひらを外側に押し広げるように、肋骨を横に広げます。口からゆっくり吐きながら、肋骨がしぼんでいくのを手で感じます。これを5回ほど。

肋骨が動く感覚が戻ると、背骨をひねる動きも変わりやすくなります。地味な動きですが、デスクワークで浅くなった呼吸をリセットするうえで、意外なほど土台になる部分です。

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

体の動きは、始めてすぐに劇的に変わるものではありません。多くの方が「少し回しやすくなった」と感じるまでには、数週間ほどかかります(変化の感じ方には個人差があります)。その期間をどう過ごすかで、続くかどうかが決まります。

運転そのものを工夫する

無理に振り向くことが不安な間は、動作のほうを調整しましょう。シートの背もたれを少し立てる、シートを前に出しすぎない、サイドミラーの角度を見直す。「振り向けるようになるまで我慢する」のではなく、安全を優先して補助的な手段を使ってください。バックモニターも遠慮なく使いましょう。

デスク環境を1つだけ変える

モニターを正面に置き直す、椅子に深く座る、足の裏を床につける。全部を一度に変えようとせず、1つだけ選んで2週間続けるほうが定着します。特に「椅子に深く座る」は、骨盤が後ろに倒れるのを防ぐうえで効果的です。デスクワークで首まわりのつらさもある方は、デスクワークで首が痛い原因と改善法もあわせてご覧ください。

1時間に1度、立ち上がる

座り続ける時間そのものを区切ります。飲み物を取りに行く、コピーを取りに行く、それだけで構いません。立ち上がるだけでも、骨盤の位置と背中の丸まりはリセットされます。

セルフケアだけでは届きにくい部分もある

ここまでのセルフケアは、どなたでも安全に取り組める内容です。ただ、正直に申し上げると、左右差が大きい方や、支える力そのものが落ちている方の場合、セルフケアだけでは頭打ちになりやすいのも事実です。自分では「回っているつもり」でも、実際には腰でごまかしている——という状態は、自分では気づけません。3〜4週間続けても検査1の結果が変わらない場合は、一度、外から見てもらう機会をつくることをおすすめします。

自分の動きを、一度みてもらいませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

立て直しの手順:4つのステップ

ステップ1:今の状態を記録する(1日目)

この記事の検査1を行い、左右それぞれ「何時の方向まで回ったか」をメモしておきます。数字にしておくと、あとから変化が分かります。スマートフォンで真上から動画を撮っておくのも有効です。

ステップ2:毎日2分のセルフケアを2週間(1〜14日目)

セルフケア1と3を、毎日の決まった時間に組み込みます。歯磨きの前、コーヒーを淹れている間など、すでにある習慣にくっつけると続きます。回数より、抜けない日をつくることを優先してください。

ステップ3:もう一度測って比べる(15日目)

同じ検査をもう一度行い、1日目の記録と比べます。少しでも回るようになっていれば、方向は合っています。変化がない場合は、硬さ以外の要因——支える力や左右差——が主な原因である可能性が高くなります。股関節の硬さが気になる方は、靴下を立ったままはけない…40代の股関節が固まる4つの理由もヒントになります。

ステップ4:足りない部分を補う(15日目以降)

ここからは、ご自身の状況に合わせて選択します。順調に変化しているならセルフケアを続ける。頭打ちなら、専門家に動きを見てもらう。大切なのは、うまくいかないときに「自分の努力が足りない」と結論づけないことです。やり方が合っていないだけ、という場合が少なくありません。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

加圧トレーニングとマシンピラティスを組み合わせられる

ひねる動きの立て直しには、「動く範囲を広げること」と「その範囲を支える力をつけること」の両方が必要です。BEZELでは、大阪でこの2つ——加圧トレーニングとマシンピラティス——を同じ場所で組み合わせて受けられます。可動域だけ、筋力だけ、と分けずに進められるのは、こうした悩みに対して大きな利点です。

仕事帰りに立ち寄れる場所にある

続かない最大の理由は「行きにくいこと」です。BEZELは大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の行き帰りに立ち寄れる立地にスタジオを構えています。デスクワーク中心で平日の時間が限られる方でも、生活動線の中に組み込みやすくなっています。最新の店舗一覧は店舗ページをご覧ください。

完全マンツーマンで、左右差まで見る

ひねりの問題は、左右差や代償動作といった「本人には見えない部分」に原因があることが多いものです。マンツーマンだからこそ、腰でごまかしていないか、片側だけで回していないかを、その場で確認しながら進められます。グループレッスンでは拾いきれない部分です。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問

Q1.運動経験がまったくありませんが、大丈夫でしょうか

問題ありません。ひねる動きを取り戻す取り組みは、重いものを扱う内容ではなく、「動かせていない場所を、動かせるようにする」ことが中心になります。運動から10年以上離れている方も多くいらっしゃいます。まずは今の状態を確認するところから始めます。

Q2.どれくらいの頻度で通えばよいですか

週1回を目安にされる方が多いですが、生活リズムによって最適な頻度は変わります。通う回数よりも、間があきすぎないことのほうが大切です。お仕事の状況に合わせて、無理なく続けられるペースを一緒に考えます。

Q3.首や腰に痛みがあるのですが、受けられますか

痛みの原因によって対応が変わります。強い痛みやしびれがある場合は、まず医療機関を受診いただくようお願いしています。診断を受けたうえで運動の許可が出ている場合は、その内容をうかがいながら進めます。無理に動かすことはありません。

Q4.どれくらいで変化を感じますか

感じ方には個人差がありますが、動きやすさについては数週間単位で変化を感じる方が多い印象です。ただし、変化のスピードは元の状態や生活習慣によって大きく変わります。「いつまでに必ずこうなる」とお約束できるものではない点は、正直にお伝えしています。

まとめ

駐車のときに後ろを振り向けない。それは首が硬くなったからではなく、背骨をひねる動きと、それを支える力が少しずつ減っていることのサインです。デスクワーク中心の生活では、体をひねる機会がほとんどないまま一日が終わります。だからこそ、意識して取り戻す必要があります。

今日の内容を、あらためて整理します。

  • 振り向く動作の主役は、首ではなく胸の背骨と股関節
  • 原因は、ひねる機会の不足・骨盤の後傾・左右差・股関節の硬さ・浅い呼吸の5つ
  • 放置すると首や腰に負担が集中し、歩幅にも影響しやすい
  • 伸ばすだけでは戻りやすく、支える力とセットで取り組むことが大切
  • まずは検査1で今の状態を数字にして、2週間続けて比べてみる

そして、3〜4週間セルフケアを続けても変化がない場合は、やり方が合っていない可能性があります。自分では見えない代償動作や左右差は、外から見てもらうのが近道です。大阪・京都でパーソナルトレーニングをお探しの方は、まず今の体の状態を確かめるところから始めてみてください。

「よいしょ」と言わずに振り向ける体へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、効果を保証するものではありません。体の変化の感じ方には個人差があります。痛み・しびれなどの症状がある場合や、持病のある方は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

靴下を立ったままはけない…40代の股関節が固まる4つの理由

色とりどりの靴下をはいた足が並んでいる様子

朝、出かける前。靴下をはこうとして片脚を上げたら体がふらついて、思わず壁に手をついた。結局、ベッドの端に座ってはくことにした——。

あるいは、ズボンをはくときに片脚立ちになれない。お風呂で足の爪を切るのに、以前のような姿勢が取れない。車の助手席から降りるとき、脚を出す動作がなんとなくぎこちない。どれも「痛い」わけではないので、誰にも相談しないまま、なんとなくやり過ごしている。そういう変化ではないでしょうか。

この記事は、デスクワーク中心で、通勤以外はほとんど歩かない40代・50代の方に向けて書いています。在宅勤務が増えて移動そのものが減った方は、とくに当てはまります。「立ったまま靴下がはけない」という一見ささいな変化が、体の中の何を知らせているのか。そしてこの段階で手を打つと、どこまで戻せるのかを整理しました。

なお、股関節に強い痛みがある場合、脚のしびれを伴う場合、急にふらつきが強くなった場合は、セルフケアより先に整形外科などの受診をおすすめします。体の変化の感じ方には個人差がありますので、必要に応じて医療機関にご相談ください。

「立ったまま靴下がはけない」が知らせているもの

立ったまま靴下をはく。この何気ない動作を分解すると、実は3つの能力が同時に求められていることがわかります。

ひとつめは、股関節を深く曲げる力。膝を胸のほうへ引き上げるには、股関節の前側がしっかり縮み、後ろ側と外側がしなやかに伸びる必要があります。ふたつめは、片脚で体を支える力。上げていないほうの脚一本で、全体重を支えなければなりません。みっつめは、体幹で上半身の位置を保つ力。片脚が上がると重心は大きくずれます。それを腹まわりと背中でコントロールしています。

つまりこの動作は、股関節・お尻・体幹という「体の中心部」の総合テストなのです。できなくなったということは、この3つのどこか、あるいは複数が落ちてきているというサインになります。

そして重要なのは、これが痛みではなく「できなくなる」という形で現れることです。痛みは分かりやすいので病院に行きます。けれど「できなくなる」は、座ってはけばいいだけなので、生活を少し変えるだけでやり過ごせてしまう。やり過ごせてしまうから、進行に気づきにくい——ここがこの変化のいちばん厄介な性質です。

股関節が動かなくなると、負担はどこへ行くか

座りっぱなしで、股関節を大きく動かす機会が消える
股関節の動く範囲が狭くなり、お尻の筋肉が働かなくなる
足りない動きを、腰・膝・足首が肩代わりする
腰の張り・膝の痛み・ふらつき・下半身太りとして表面化する

体は、動かない関節があると必ず別のどこかで代わりに動きます。股関節がサボると、その分だけ腰が余計に反り、膝が余計にねじれます。「靴下がはけない」の裏側では、この肩代わりがすでに始まっていると考えてください。

まずセルフチェック|その場でできる3つの検査

読み進める前に、いまの状態を確かめてみましょう。チェックリストに丸をつけるだけでなく、実際に体を動かして確かめる検査です。ふらつきが心配な方は、壁のそばで、いつでも手をつける状態で行ってください。

検査1 その場で片脚立ち、20秒(目を開けたまま)

何もつかまらずに片脚を上げ、20秒キープします。左右それぞれ行ってください。見るポイントは秒数だけではありません。軸足の足の指が床をぎゅっとつかんでいないか、腰が横に大きく逃げていないか、上げた脚の高さを保てているか。20秒もたない、あるいは左右で明らかに差がある場合、お尻の支えが落ちているサインです。

検査2 立ったまま、膝を胸に引き上げる

壁に軽く手を添えて立ち、片方の膝をできるだけ高く引き上げます。太ももが床と平行より上まで来るかを見てください。そこまで上がらない、あるいは上げたときに上半身が後ろに倒れてしまう場合は、股関節を曲げる力と体幹の支えの両方が不足しています。

検査3 椅子に浅く座り、片脚を上げてキープ

椅子に浅く腰かけ、背すじを伸ばしたまま片脚を床から数センチ浮かせて10秒。骨盤が後ろに倒れず、背中が丸まらずに保てるか。ここで背中が丸まる方は、体幹が股関節の動きを支えきれていません。この検査は座ったままできるので、痛みやふらつきが不安な方でも安全に行えます。

股関節・バランス低下のセルフ採点(各1点/あくまで目安です)

  • 立ったまま靴下やズボンをはくのがつらい、または避けている
  • 検査1で、どちらかの脚が20秒もたない
  • 検査2で、太ももが床と平行まで上がらない
  • 床にあぐらをかいて座ると、膝が高く浮いてしまう
  • 1日のうち座っている時間が合計8時間を超える
  • 階段を降りるとき、手すりに頼ることが増えた
  • 歩いていて、段差につまずくことが以前より増えた
  • 運動らしい運動を、この1年ほとんどしていない

0〜2点/まだ余裕のある段階です。今の生活に少し運動を足すだけで維持できます。
3〜5点/股関節とお尻の働きが落ちてきています。ここが分かれ道です。
6点以上/代わりに腰や膝が働いている可能性が高い状態です。早めに立て直しを始めてください。

※これは医学的な診断基準ではなく、生活習慣を振り返るための目安です。判断に迷う場合や痛みがある場合は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

石が絶妙なバランスで積み上がっている様子

40代・50代で股関節とバランスが落ちる4つの理由

「歳のせい」の一言で片づけてしまうと、打つ手が見えなくなります。この年代で股関節とバランスが落ちる背景には、生活の変化と体の変化が重なった4つの理由があります。

1座っている時間が、股関節を「曲げたまま固める」

椅子に座っている間、股関節はずっと90度に曲がったままです。1日8時間座れば、8時間その角度で固定されているということ。股関節の前側にある腸腰筋という筋肉は縮んだまま、後ろ側のお尻の筋肉は引き伸ばされたまま——この状態が毎日続きます。

筋肉は、長く同じ長さでいると「その長さが標準」だと覚えていきます。だから立ち上がったときに股関節が伸びきらず、お尻には力が入らない。在宅勤務で通勤という「立って移動する時間」まで消えた方は、この固定時間がさらに長くなっています

2お尻の筋肉が、使われないまま眠っている

お尻の筋肉——大殿筋と中殿筋は、体の中でもとくに大きな筋肉です。歩く、階段を上る、片脚で立つ、といった動作の主役ですが、平坦な道を短時間歩くだけでは、その力を十分に発揮する場面がありません

とくに中殿筋は、片脚立ちのときに骨盤が横に落ちるのを防ぐ役割を担っています。ここが眠っていると、片脚立ちのたびに骨盤がガクンと落ち、それを腰の筋肉が慌てて支えることになります。靴下をはこうとしてふらつくのは、まさにこの瞬間です。

3バランスを保つセンサーが、使われずに鈍っている

バランスは筋力だけの問題ではありません。足の裏の感覚、関節の位置を感じ取るセンサー、目からの情報、内耳の平衡感覚——これらを脳が瞬時にまとめて、姿勢を調整しています。この仕組みは、揺らされたり、不安定な状況に置かれたりして初めて鍛えられます

平らな床、履き慣れた靴、決まった道。現代の生活は驚くほどバランスを使わずに済むようにできています。センサーは使わなければ精度が落ちます。40代・50代でふらつきが増えるのは、筋力低下と同じくらい、この「使っていない」ことの影響が大きいのです。

4筋肉量そのものが、静かに減っていく年代に入っている

一般に、筋肉量は30代を過ぎたあたりから少しずつ減っていくといわれます。しかも減り方は全身一律ではなく、下半身のほうが早いとされています。上半身の変化は鏡で気づきやすいのに、下半身の変化は気づきにくい。だから「体型は大きく変わっていないのに、動作だけが難しくなっている」という状態が生まれます。

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表し、健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを進めています(厚生労働省「身体活動・運動の推進」)。体を動かす習慣は、意識して生活に入れなければ自然には増えません。40代からは、その前提で考える必要があります。

そのままにすると、どこに影響が出るか

「座ってはけばいい」で済ませているうちに、影響はゆっくりと別の場所に広がっていきます。よくある経過を挙げます。

腰と膝が、股関節の代わりに働きはじめる

股関節が動かない分を、腰と膝が肩代わりします。前かがみになるとき、本来は股関節から折れ曲がるべきところを腰から丸める。その積み重ねが、慢性的な腰の張りや、階段での膝の痛みとして表面化します。「腰痛と股関節は別の問題」と思われがちですが、実際には地続きです。

下半身の形が変わってくる

お尻が働かないと、その分を前ももが引き受けます。すると前ももばかりが張り、お尻は平たくなり、いわゆる「下半身太り」の形に近づいていきます。体重が変わっていないのにシルエットだけ変わってきた、という方はここを疑ってみてください。運動しているのに脚が細くならないという場合も、使っている筋肉が偏っている可能性があります。

つまずき・転倒のリスクが上がる

股関節が上がりにくくなると、歩くときの足の上がり幅が小さくなります。ほんの数ミリの段差でつまずくのは、脚が上がっていないからです。加えてバランスのセンサーが鈍っていると、つまずいたあとの立て直しも効きません。まだ転ぶわけではない今の段階が、いちばん手を打ちやすいタイミングです。

「できないこと」に合わせて、生活が縮んでいく

床に座らなくなる。あぐらを避ける。旅行先で歩き回る予定を減らす。体の変化に合わせて生活のほうを縮めていくと、その分また使わなくなり、さらに動けなくなります。この縮小は本人にとって自然な選択に見えるため、進行に気づけません。

よくある4つの誤解

誤解1 「ストレッチで柔らかくすれば解決する」

股関節が硬いからストレッチ——という発想は自然ですが、片脚立ちのふらつきは柔軟性ではなく「支える力」の問題であることが多いのです。柔らかくなっても支えがなければ、動く範囲が広がったぶん不安定さが増すことすらあります。伸ばすことと支えることは、両方そろって初めて意味を持ちます。

誤解2 「たくさん歩けばバランスも戻る」

ウォーキングはすばらしい習慣です。ただし平らな道をまっすぐ歩くだけでは、片脚で支える力もバランスのセンサーもあまり鍛えられません。歩数を増やしているのに靴下がはけるようにならない、という方は、必要な刺激が入っていない可能性があります。歩くことと、支える力をつくることは、別のメニューだと考えてください。

誤解3 「痛くないから問題ない」

この変化のいちばんの特徴は、痛みではなく「できない」という形で出ることです。痛みがないから受診もしないし、誰にも言わない。けれど機能は確実に落ちています。痛みが出てから動き出すより、「できなくなった」に気づいた今のほうが、はるかに戻しやすいのは間違いありません。

誤解4 「歳のせいだから仕方ない」

年齢とともに筋肉量が減りやすくなるのは事実です。しかし減りやすいことと、増やせないことは違います。適切な刺激を入れれば、40代でも50代でも筋肉は応えます。とくに眠っていたお尻の筋肉は、「使い方を思い出す」だけでも動作が変わることがあります。感じ方には個人差がありますが、年齢を理由に諦める必要はありません。

マシンピラティスのリフォーマーで脚を動かしている様子

パーソナルトレーニングで立て直せる理由

ここまで見てきた通り、原因は「座り時間」「お尻の休眠」「バランスセンサーの鈍り」「筋肉量の減少」が重なったものです。どれかひとつを直しても、他が残っていれば動作は戻りません。パーソナルトレーニングが向いているのは、この重なりを整理して、その人の体に必要な順番で組み立てられるからです。

いま起きていること パーソナルトレーニングでの向き合い方
股関節が曲がったまま固まっている 硬い方向と左右差を確認し、伸ばす順番を決めます。硬い人ほど、伸ばす前に「動かす」ほうが効くこともあります
お尻の筋肉が働いていない まず「お尻に力が入る感覚」をつかむところから。自己流だと前ももや腰に逃げやすい種目を、その場で修正します
片脚で支えられない・ふらつく 支える面積や補助を少しずつ減らしていく段階設定で、安全にバランスの負荷を上げていきます
体幹が姿勢を保てない マシンピラティスは、寝た姿勢や座った姿勢で体幹と股関節に働きかけられます。ふらつきが不安な方でも取り組みやすい方法です
筋肉量そのものが落ちている 加圧トレーニングは軽い負荷でも筋肉に働きかけやすい方法です。関節への負担を抑えたい方の選択肢になります
何から始めればいいかわからない 検査で出発点を確認し、いまの体に必要な順番を決めます。順番が違うだけで、同じ努力でも結果が変わります

もうひとつ大きいのが、「できるようになった瞬間」を見逃さずに次へ進めることです。片脚立ちが20秒もつようになったら、次は目を閉じる、次は不安定な面に乗る——というように、負荷の上げどきを判断してもらえると、停滞せずに進めます。自己流でいちばん多いのは、同じメニューを何か月も続けて、体が慣れきってしまうパターンです。

「立ったまま靴下がはけない」を、そのままにしない

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。股関節の動く範囲、お尻の働き、片脚で支える力を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

屋外でトレーナーの指導を受けながら片脚を前に出して運動する様子

今日からできるセルフケア

ここからは、今夜からでも始められることをまとめます。痛みを我慢して行うものではありません。ふらつきが心配な方は、必ず壁や椅子のそばで行ってください。

やること 回数・時間 タイミング つまずきやすい点
股関節の前を伸ばす(後ろに脚を引く) 20〜30秒×左右2回 トイレに立ったついで 腰を反らずに骨盤を立てる
クラムシェル(横向きで膝を開く) 15回×2セット 入浴後や就寝前 腰が後ろに転がると効きません
椅子から反動なしで立ち座り 10回×2セット デスクワークの合間 座るとき3秒かけて下ろす
歯みがき中の片脚立ち 左右1分ずつ 朝晩の歯みがき時 ふらついたらすぐ手をつける
床に座る時間をつくる 1日5分 テレビを見るとき 痛みが出る姿勢は選ばない

1日3回、股関節を「伸ばす側」に動かす

片脚を大きく後ろに引いて、前の膝を軽く曲げます。このとき後ろ脚の股関節の前側が伸びている感覚があればOK。20〜30秒キープ、左右2回ずつ。座り時間が長い方ほど、この「伸ばす側」の動きが1日を通してゼロになっています。トイレに立ったついで、お湯を沸かす間など、生活の隙間に入れてください。

横向きに寝て、脚を上げる(クラムシェル)

横向きに寝て膝を軽く曲げ、かかとをつけたまま上の膝だけを 開くように開きます。15回×2セット。お尻の横側に効いているかを、手で触って確認しながら行ってください。腰が後ろに転がってしまうと効かなくなるので、体は横向きのまま固定します。眠っている中殿筋を起こす、いちばん手軽な運動です。

椅子から立ち上がる動作を、ゆっくり10回

椅子に座り、反動を使わずに立ち上がる。座るときは3秒かけてゆっくり。10回×2セット。日常動作そのものがトレーニングになります。慣れてきたら、手を胸の前で組んで反動を封じてください。

歯みがきの2分間、片脚立ち

洗面台に軽く指を添えて片脚立ち。左右1分ずつ。毎日必ずやる行動にくっつけるのが、続けるいちばんのコツです。慣れてきたら指を離す、さらに慣れたら目を閉じる——と段階を上げていきます。ふらついたらすぐ手をつける位置で行ってください。

床に座る時間を、1日5分つくる

あぐら、正座、脚を前に伸ばす。どの姿勢でもかまいません。椅子以外の座り方をする時間を、意識して生活に戻すだけで股関節の動く範囲は変わってきます。テレビを見る間だけ床に座る、というくらいで十分です。

セルフケアの限界も知っておいてください

セルフケアは習慣づけに向いていますが、「どこに効いているかが自分でわからない」「左右差が大きい」場合は、自己流だと逃げ道のある動きを繰り返してしまいます。お尻を鍛えているつもりが前ももばかり使っていた、というのは非常によくあることです。3〜4週間続けて片脚立ちの秒数が変わらないなら、一度見てもらうほうが近道です。痛みがある場合は、まず医療機関にご相談ください。

正しく効いているのか、逃げているのか。その違いは、鏡を見ても自分では判断しにくい部分です。

いまの股関節の状態を確認してみる

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

体は数日では変わりません。眠っていた筋肉が動きを思い出すまでに2〜3週間、支える力として実感できるまでには2〜3か月を見ておくと、途中で焦らずに済みます。その間の過ごし方を整理します。

「座ってはく」を、いったん許す

無理に立ったままはこうとして転んでは元も子もありません。安全のためには、当面は座ってはいて構いません。大事なのは、その代わりに別の場面で股関節とお尻を使う時間を確保することです。日常動作で頑張るのではなく、決めた運動でしっかり使う。この切り分けが現実的です。

座り時間を「切る」工夫を入れる

連続して座る時間を短くするだけでも、股関節が固まる度合いは変わります。30〜60分に一度は立ち上がり、10秒でいいので股関節を後ろに伸ばす。在宅勤務なら、オンライン会議の合間に立つ習慣をつくると続きます。

階段を「上る」より「降りる」に注目する

階段を降りる動作は、片脚で体重を受け止めながらゆっくり沈む動きです。実はこれが、片脚の支える力を使ういい機会になります。手すりに頼らず、一段ずつゆっくり降りてみてください。膝に痛みがある方は無理をせず、手すりを使ってください。

効果を「秒数」で記録する

片脚立ちの秒数を、週に一度だけ測ってメモしておきます。体の変化は日々の感覚では気づきにくく、数字にして初めて見えてきます。15秒だったのが25秒になっていた、という記録が、続けるいちばんの燃料になります。

立て直しの手順|4つのステップ

1出発点を測る

検査1〜3の結果を記録します。左右差、秒数、膝の上がる高さ。ここを記録せずに始めると、変わったかどうかがわからないまま続けることになります。写真を撮っておくのも有効です。

2固まった股関節を、動かせる状態に戻す

最初の2〜3週間は、股関節を伸ばす方向へ動かすことと、お尻の筋肉を目覚めさせることが中心です。この段階で重い負荷をかけても、動かない関節のまま鍛えることになり、腰や膝への負担が増えるだけです。順番を守ることが、結果的にいちばんの近道になります。

3片脚で支える力を積み上げる

動く範囲が戻ってきたら、片脚で支える種目に進みます。両脚→片脚、支えあり→支えなし、目を開ける→目を閉じるという段階を踏みます。マシンピラティスは、寝た姿勢や座った姿勢から少しずつ不安定さを足せるので、この段階を安全に進めやすい方法です。

4日常動作に戻していく

最後は、実際の生活動作に戻します。立ったまま靴下をはく、床から立ち上がる、階段を手すりなしで降りる。トレーニングでできることを、生活の中で使って初めて定着します。ここまで来ると、体の変化を自分でも実感しやすくなります。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

マシンピラティスと加圧トレーニング、両方から選べる

股関節とバランスの立て直しには、動きを整える要素と、筋肉量を積み上げる要素の両方が必要です。BEZELでは、姿勢と体幹の使い方を細かく調整できるマシンピラティスと、軽い負荷でも筋肉に働きかけやすい加圧トレーニングの両方を大阪で受けられます。その日の体の状態に合わせて内容を選べるのが強みです。

仕事帰りに立ち寄れる立地

大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の途中や仕事帰りに立ち寄りやすい場所にスタジオがあります。デスクワークで固まった股関節をその日のうちにほぐして帰れる、というのは通いやすさの面でも大きな違いになります。

完全個室のマンツーマンだから、ふらついても大丈夫

片脚立ちの練習は、人目があると気になるものです。完全個室のマンツーマンなら、ふらついても、うまくできなくても構いません。はだしになって足の使い方を見たり、左右差をじっくり確認したりする時間も取れます。

40代・50代からの再スタートに慣れている

BEZELに通われる方の多くは、「運動から何年も離れていた」「体力に自信がない」という状態からのスタートです。どこから始めれば無理がないか、どのタイミングで負荷を上げるか。その判断の積み重ねが、続けられるプログラムにつながっています。

よくある質問

Q1痛みはまったくありません。それでも対処は必要ですか?

むしろ痛みが出る前の今が、いちばん戻しやすい段階です。「できなくなった」という変化は、痛みより早く現れることがよくあります。ここで手を打つと、生活を大きく変えずに済みます。痛みが出てからでは、まず痛みを落ち着かせる時間が必要になり、その分だけ遠回りになります。

Q2ストレッチだけでは足りないのでしょうか?

ストレッチは動く範囲を取り戻すのに有効ですが、片脚で支える力そのものは、支える練習でしか育ちません。伸ばすことと支えること、両方が必要です。どちらか一方だけを何か月も続けて変化がない、という方は、足りていないほうを足してみてください。

Q3運動から10年以上離れています。何から始めればいいですか?

まずは座ったままできる検査3と、横向きに寝て行うクラムシェルから始めてください。転倒の心配がなく、負荷も軽い運動です。そこから徐々に立って行う種目へ進みます。何年離れていても、始める順番さえ間違えなければ体は応えてくれます。

Q4どのくらいで「立ったままはける」ようになりますか?

体の変化の感じ方には大きな個人差があります。お尻の使い方を思い出すのは比較的早く、支える力として定着するには時間がかかる——という順番だと考えておくと、途中で焦らずに済みます。数週間で片脚立ちの秒数が伸びる方もいれば、数か月かかる方もいます。

まとめ

「立ったまま靴下がはけない」は、単なる不便ではありません。股関節の動く範囲、お尻の支える力、体幹の安定という体の中心部が落ちてきたサインです。痛みがないぶん見過ごされやすく、座ってはくという回避策があるぶん、進行にも気づきにくい変化でもあります。

けれども裏を返せば、まだ痛みが出ていない今こそ、いちばん戻しやすい段階だということです。座り時間を切る、股関節を伸ばす側に動かす、お尻を目覚めさせる、歯みがきの2分で片脚立ちをする。今日からできることは、どれも特別な道具を必要としません。

それでも変わらない、左右差が気になる、どこに効いているかわからない——そう感じたら、一度専門家と一緒に確認してみてください。大阪・京都でマシンピラティスと加圧トレーニングの両方から選べるBEZELが、いまの股関節とバランスを測るところからお手伝いします。

まずは、いまの状態を測るところから

体験トレーニングでは、股関節の動く範囲・お尻の働き・片脚で支える力をチェックし、いまのあなたに合った進め方をご提案します。
(キャンペーン内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

加圧トレーニングと普通の筋トレ、40代はどっち?5つの違い

ジムのラックに並ぶダンベル

「そろそろ本気で体を変えたい」と思ってジムを探しはじめると、必ずぶつかる分かれ道があります。加圧トレーニングにするか、普通の筋トレにするか。どちらのサイトを見ても良いことが書いてあって、結局どちらを選べばいいのか分からないまま、検索タブだけが増えていく——。

この記事では、加圧トレーニングと一般的な筋力トレーニング(以下、普通の筋トレ)の違いを、できるだけフラットに整理します。加圧トレーニングを提供している私たちが書く以上、良いところばかり並べても信用していただけないはずです。ですから「加圧より普通の筋トレのほうが向いている場面」も、はっきり書きます

想定しているのは、管理職として会食や残業が多く、運動から10年近く離れている40代・50代の方です。時間もない、体力にも自信がない、でも何かを始めなければまずい——という状況から、どう選ぶかを一緒に考えていきます。

なお、高血圧や心疾患などの持病がある方、妊娠中の方、服薬中の方は、トレーニングの種類を問わず開始前に主治医にご相談ください。体の変化の感じ方には個人差があります。

加圧トレーニングと普通の筋トレは、何がどう違うのか

まず前提を揃えます。普通の筋トレは「負荷の大きさ」で筋肉に刺激を与える方法です。重いものを持ち上げる、あるいは自分の体重を使って強い負荷をかける。筋肉に「これは大変だ」と認識させることで、体が適応していきます。

一方の加圧トレーニングは、腕や脚の付け根に専用のベルトを巻き、血流を適切に制限した状態で運動する方法です。血流を制限すると、軽い負荷でも筋肉の中は「重いものを扱っているときに近い環境」に置かれます。そのため、比較的軽い重さでも筋肉に働きかけやすいと言われています

ここが最大の違いです。同じ「筋肉に効かせる」でも、片方は外側から重さで、もう片方は内側の環境をつくることでアプローチしている。目的地は似ていても、道が違うのです。

アプローチの違い

普通の筋トレ

重い負荷をかける

筋肉が強い刺激を受ける

関節や腱への負担も相応に大きい

加圧トレーニング

ベルトで血流を適切に制限する

軽い負荷でも筋肉内の環境が変わる

関節への負担を抑えやすい

※効果の感じ方には個人差があります。加圧トレーニングは専門の資格を持つ指導者のもとで行うものです。

もうひとつ押さえておきたいのは、加圧トレーニングは「誰でも自己流でやっていい方法ではない」という点です。ベルトの締め加減は専用の機器で管理する必要があり、体調や持病によっては適さない場合もあります。この点は、公園でスクワットができる普通の筋トレとは決定的に違います。

まずセルフチェック|その場でできる3つの検査

どちらを選ぶかを考える前に、いまの自分の体がどのあたりにいるのかを確認しておきましょう。読むだけでなく、実際に体を動かしてみてください。痛みが出たらすぐ中止してください。

検査1 椅子から手を使わずに10回立ち座り

椅子に座り、腕を胸の前で組んだまま10回立ち座りを繰り返します。途中で手が出てしまう、10回もたない、膝が内側に入る——このいずれかに当てはまるなら、下半身の筋力はかなり落ちている状態です。この段階でいきなり重い負荷を扱うのは、正直おすすめできません。

検査2 壁に背中とお尻をつけ、両腕をバンザイ

壁に背中・お尻・かかとをつけて立ち、腕を横に開いてから頭の上まで上げていきます。手の甲を壁につけたまま真上まで上げられるか。上がらない、途中で腰が壁から大きく浮く場合は、肩まわりと背中が硬くなっています。この状態で重いものを頭上に持ち上げる種目は、フォームが崩れやすくなります。

検査3 肘つき姿勢を30秒(プランク)

うつ伏せから肘と足先で体を支え、頭からかかとまで一直線を30秒保ちます。腰が反る、お尻が落ちる、30秒もたないなら、体幹の支えが不足しています。腰に不安のある方はこの検査を飛ばしてください。

いまの体の状態・セルフ採点(各1点/あくまで目安です)

  • 運動らしい運動から3年以上離れている
  • 検査1が10回できない、または途中で手が出る
  • 検査2で、手の甲が壁につかない
  • 検査3が30秒もたない
  • 腰・膝・肩のいずれかに、痛みまたは不安がある
  • 週に運動にあてられる時間が、合計1時間未満
  • ここ数年で体重が5kg以上増えた
  • 階段を上ると息が上がる

0〜2点/普通の筋トレから入っても、体が受け止められる状態です。
3〜5点/どちらでも始められますが、フォームを見てもらえる環境をおすすめします。
6点以上/いきなり重い負荷を扱うより、関節への負担を抑えられる方法から入るほうが安全です。

※これは医学的な診断基準ではなく、選び方を考えるための目安です。痛みや持病がある場合は、必要に応じて医療機関にご相談ください。

明るいスタジオで軽いダンベルを持って運動する女性

5つの違いを、正面から比べる

ここからは具体的な比較です。どちらが優れているかではなく、どこが違うかという視点で読んでください。

比べる点 加圧トレーニング 普通の筋トレ
扱う重さ 比較的軽い重さでも取り組める 目的に応じて重さを上げていく必要がある
関節・腱への負担 重さが軽いぶん、負担を抑えやすい 重さに応じて負担も大きくなる
1回あたりの時間 短時間で組み立てやすい 種目数と休憩で時間がかかりやすい
自分ひとりでできるか できない。専用ベルトと有資格の指導者が必要 できる。自宅や公園でも取り組める
費用のかかり方 指導つきが前提のため、継続的な費用がかかる 自宅なら低コスト、ジムなら会費のみも可能

1扱う重さ——「重くしなくていい」ことの意味

普通の筋トレでは、筋肉に十分な刺激を与えるためにある程度の重さが必要になります。問題は、40代・50代で運動から離れていた体が、その重さを扱える状態にあるかどうかです。筋肉は意欲があれば動きますが、腱や関節はそう簡単に追いつきません。「気持ちは20代、体は40代」というギャップが、故障のいちばんの原因になります。

加圧トレーニングは軽い重さでも筋肉に働きかけやすいとされる方法です。この「重くしなくていい」という性質は、ブランクの長い方にとって現実的な入口になります。

2関節への負担——痛みを抱えている人ほど差が出る

膝が痛い、腰に不安がある、肩が上がりにくい。40代・50代でまったくどこにも不安がないという方は、むしろ少数派です。重い負荷は、弱っている部分に容赦なく乗ります。

その点、軽い負荷で取り組める加圧トレーニングは、関節への負担を抑えながら続けたい方の選択肢になります。ただし「痛みがあっても大丈夫」という意味ではありません。痛みの原因によっては、まず医療機関での確認が必要です。

3時間——短時間で組み立てられるか

会食や残業が多い方にとって、1回にかかる時間は続くかどうかを左右する最大の要素です。普通の筋トレは種目数が多くなりがちで、セット間の休憩も必要になります。加圧トレーニングは短時間で組み立てやすく、仕事帰りに立ち寄るという通い方と相性がいい方法です。

4ひとりでできるか——ここは普通の筋トレの圧勝

正直に書きます。この点では、普通の筋トレのほうが明確に優れています。自重スクワットも腕立て伏せも、思い立ったその場でできます。お金もかかりません。出張先のホテルでも、休日の朝でもできる。

加圧トレーニングは専用のベルトと有資格の指導者が必要です。つまり、スタジオに行かなければ絶対にできません。これは加圧トレーニングの構造的な弱点です。

5費用——長く続けるほど差が開く

費用面でも、普通の筋トレのほうが選択肢は広いです。自宅で自重トレーニングをすれば費用はほぼゼロ。フィットネスクラブの会費だけで通う方法もあります。加圧トレーニングは指導つきが前提なので、継続的な費用がかかります。ここも正直にお伝えしておくべき点です。

おまけ 変化の現れ方——どちらも「数か月単位」です

最後にひとつ、両者に共通する事実を書いておきます。どちらの方法でも、体の変化は数か月単位でしか現れません。「1か月で別人に」といった話は、どの方法についても慎重に見るべきです。

ただし「変化の実感が出る順番」は共通しています。まず動作が楽になり、次に疲れにくくなり、最後に見た目が変わる。この順番を知っておくと、体重が減らない時期でも「動作は変わってきている」と気づけます。逆にこれを知らないと、順番の途中で「効いていない」と判断してやめてしまいます。感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお考えください。

加圧トレーニングのほうが向いている人・場面

ここまでの違いを踏まえて、加圧トレーニングが力を発揮しやすい場面を整理します。

運動から長く離れていて、何から始めるか分からない

ブランクが長いほど、自己流は危険です。「軽い負荷から始められる」「指導者が必ずいる」という2点が組み合わさっているのは、再スタートの入口として大きな意味があります。フォームが崩れたまま重い負荷を積み上げてしまう、という最悪の展開を避けられます。

関節に不安があり、重い負荷を避けたい

膝や腰に不安がある方が、いきなりバーベルスクワットに向かうのはリスクがあります。負担を抑えながら筋肉に働きかけたいという条件では、加圧トレーニングは有力な選択肢になります。

まとまった時間が取れない

週に何度も、1回90分——という通い方が現実的でない方は多いはずです。短時間で組み立てやすいという性質は、忙しい年代にとって想像以上に大きな条件です。

ひとりだと続かないと自覚している

これは方法の問題ではなく、性格と環境の問題です。「予約している」という状態がないと動けないタイプの方にとって、指導者が必ずいる形式は続けるための仕組みそのものになります。

普通の筋トレのほうが向いている人・場面

ここは、加圧トレーニングを提供している私たちがいちばん正直に書くべき部分です。次のような方は、普通の筋トレから入るほうが合理的です。

もともと運動経験があり、体が動く状態にある

学生時代に部活をしていて、いまも階段で息が上がらない。検査1〜3がすべて問題なくできる。そういう方は、普通の筋トレで十分に体が応えます。わざわざ加圧から始める必要はありません。

自分で調べて、自分で組み立てるのが好き

種目を調べ、記録をつけ、少しずつ重さを増やしていく作業そのものを楽しめる方。このタイプの方は、自己管理でどんどん伸びていきます。指導つきの環境は、むしろ物足りなく感じるかもしれません。

費用をできるだけ抑えたい

予算が限られているなら、まず自重トレーニングとウォーキングから始めるのは、まったく正しい選択です。それで結果が出るならそれがいちばんです。数か月やってみて、思うように進まないと感じたときに、改めて指導つきを検討すればいい話です。

とにかく重いものを扱えるようになりたい

「ベンチプレスで100kgを挙げたい」といった明確な目標がある方は、その目標に直結する練習をするのが最短です。加圧トレーニングはそこを目指す方法ではありません。目的が違えば、選ぶ道も変わります。

選び方を間違えると、40代・50代で起きること

「とりあえず何か始めればいい」——これは半分正しくて、半分危険です。20代なら多少の失敗は取り返せますが、40代・50代では、方法選びの失敗が想像以上に大きな遠回りになります。実際によくある3つの結末を挙げます。

3週間で消える「やる気」の正体

年始やお盆明けに一念発起してジムに入会し、3週間で行かなくなる。これは意志が弱いからではなく、多くの場合「最初の設定が重すぎた」ことが原因です。ブランク10年の体に週3回・1時間の予定を組めば、疲労が回復しないまま次の予定が来ます。体がついてこないので、行くのが憂うつになる。そして行かなくなる。

この失敗の本当の損失は、時間やお金ではありません。「自分は続かない人間だ」という記憶が残ることです。次に始めるときのハードルが、確実に上がります。

故障して、始める前より動けなくなる

いちばん避けたいのがこれです。フォームが固まらないうちに重い負荷を扱い、腰や膝、肩を痛める。回復に数か月かかり、その間に筋力はさらに落ち、結果として始める前より動けない体になってしまう。40代以降は回復にも時間がかかるため、この損失は若い頃の比ではありません。

だからこそ、セルフ採点が6点以上だった方には、いきなり重い負荷ではなく、負担を抑えられる方法から入ることを強くおすすめしています。遠回りに見えて、これがいちばん速い道です。

「自分には向いていない」という誤った結論が残る

合わない方法で失敗すると、人は「運動が向いていない」と結論づけます。けれど実際に合わなかったのは運動そのものではなく、そのときに選んだ方法と設定です。ここを取り違えると、その後の何年間かを「運動しない前提」で過ごすことになります。

体は、何歳からでも刺激に応えます。感じ方には個人差がありますが、応えなかったのではなく、届いていなかっただけというケースを、私たちは何度も見てきました。

いまの自分に合っているのは、どちらの入口なのか。迷ったまま3か月を過ごすより、一度体で確かめるほうが早く進みます。

どちらが合うか相談してみる

ジムでトレーナーの指導を受けながらトレーニングする様子

マシンピラティスという、第三の選択肢

ここまで二択で書いてきましたが、実際にはもうひとつの道があります。マシンピラティスです。

マシンピラティスは、リフォーマーと呼ばれる専用の器具を使い、バネの抵抗を利用して体幹や姿勢を整えていく方法です。寝た姿勢や座った姿勢で行う種目が多く、立って重いものを扱う必要がありません。「筋肉を大きくする」より「正しく使えるようにする」ことに重心があると考えると分かりやすいと思います。

こんな方に向いています

姿勢が気になる、体が硬い、腰や首に慢性的な張りがある、そもそも自分の体をうまく動かせている自信がない——という方には、まずここから入る価値があります。筋トレの前段階として、動きを整えておくと、その後の伸び方が変わってきます。

逆に、これだけでは足りない場面もあります

正直に書くと、マシンピラティスだけで筋肉量を大きく増やしていくのは簡単ではありません。姿勢と使い方は整っても、支える力の総量が足りなければ、疲れやすさや体型の変化は残ります。だからこそ、加圧トレーニングや筋トレと組み合わせる意味が出てきます。

結局どう選ぶか|組み合わせという考え方

ここまで読んで、「結局どれ?」と思われたかもしれません。私たちの結論はシンプルです。ひとつに絞らなくていい、というのが実際のところです。

いまの状態 おすすめの入口 次のステップ
セルフ採点0〜2点/運動経験あり 普通の筋トレ。自分で進められます 停滞したら、フォームの確認だけ受ける
セルフ採点3〜5点/ブランクあり 加圧トレーニングかマシンピラティス 体が慣れたら、通常の筋トレ要素を足す
セルフ採点6点以上/関節に不安 まず動きを整えるところから 負担の少ない方法で、支える力を積む
姿勢・体の硬さが最大の悩み マシンピラティス 筋肉量を足す要素を後から組み合わせる
時間がまったく取れない 短時間で組み立てられる方法 通える頻度に合わせて内容を調整する

大切なのは、「いまの自分の体に合った入口を選び、体が変わったら入口も変えていく」という発想です。ずっと同じ方法を続けることが正しいわけではありません。むしろ、3か月前に合っていた方法が、いまも最適とは限らないのが普通です。

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表し、健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを進めています(厚生労働省「身体活動・運動の推進」)。どの方法を選ぶにせよ、続けることが前提です。続かない方法は、どれだけ理屈が正しくても意味を持ちません。

どちらが自分に合うか、体で確かめてみませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を扱っているので、いまの体の状態を見たうえでご提案できます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

トレーナーがマシンの使い方をサポートしている様子

よくある4つの誤解

誤解1 「加圧トレーニングは短期間で結果が出る」

体づくりに近道はありません。加圧トレーニングは「軽い負荷でも取り組める」方法であって、「短期間で結果が出る」方法ではありません。変化の感じ方には個人差があり、どの方法であっても数か月単位で考える必要があります。短期間を約束する表現には、慎重になってください。

誤解2 「きつくないから効いていない」

逆に、加圧トレーニングは軽い重さでも運動中はかなりきつく感じる方が多い方法です。「軽い=楽」ではありません。ここは誤解されやすい部分です。ただし、きつさの感じ方も個人差があります。

誤解3 「痛みがあっても、加圧なら大丈夫」

これははっきり否定しておきます。負担を抑えやすいことと、痛みがあっても平気なことはまったく違います。痛みの原因が分からないまま運動を始めるのは、どの方法でも避けるべきです。まず医療機関で確認してください。

誤解4 「若い人向けの方法だ」

むしろ逆で、重い負荷を扱いにくくなってくる年代のほうが、軽い負荷で取り組める方法の意味は大きくなります。BEZELに通われる方も40代・50代が中心です。年齢を理由に選択肢から外す必要はありません。

始めてからの数週間をどう過ごすか

どの方法を選んでも、最初の1か月がいちばん脱落しやすい時期です。ここを越える工夫を挙げます。

最初の2週間は「行くこと」だけを目標にする

内容の良し悪しより、予定通り行けたかどうかだけを見てください。体は数週間では変わりません。この時期に成果を求めると、必ず気持ちが折れます。

予定に入れてから、他の予定を入れる

「空いた時間に行く」では、40代・50代の生活で時間が空くことはまずありません。先にカレンダーへ入れて、そこを避けて他の予定を組む。この順番だけで、続く確率が変わります。

体重ではなく、動作の変化を見る

体重は変動が大きく、短期では判断材料になりません。階段で息が上がらなくなった、椅子から立つのが楽になった、朝の体の重さが減った——こうした変化のほうが、早い段階で現れます。

会食が続く週の過ごし方を決めておく

管理職の方ほど、会食や出張で予定が崩れます。崩れる前提で「その週はここだけ守る」というラインを決めておくと、ゼロに戻らずに済みます。全部やるか、全部やめるか——この振れ幅がいちばん危険です。

記録するのは、3項目だけにする

細かく記録しようとすると、記録すること自体が負担になってやめてしまいます。「行った日」「そのときの体重」「気づいた変化をひとこと」——この3つだけで十分です。3か月後に読み返したとき、自分でも驚くほど変化が見えます。逆に、何も記録していないと「変わった気がしない」という感覚だけが残ります。

大阪・京都でBEZELが選ばれている理由

加圧トレーニングとマシンピラティス、両方を扱っている

この記事で「組み合わせ」と書けるのは、BEZELが大阪で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を提供しているからです。片方しか扱っていなければ、どうしても自分のメニューを勧める話になります。両方あるからこそ、その日の体の状態に合わせて選び分けられます。

仕事帰りに立ち寄れる立地

大阪本町の本店をはじめ、大阪茨木、京都桂川、神戸住吉など、通勤の途中や仕事帰りに立ち寄りやすい場所にスタジオがあります。会食や残業の多い方にとって、「行くまでが遠い」ことは続かない最大の理由になります。

完全個室のマンツーマン

ブランクの長い方ほど、人目が気になるものです。完全個室なら、うまくできなくても、体力が落ちていても構いません。フォームの確認や左右差のチェックにも、じっくり時間を使えます。

「向いていない」ときは、そう伝えます

この記事で普通の筋トレのほうが向いている場面を書いたのと同じで、体験の場でも、いまのあなたに合わないと思えばその旨をお伝えします。合わないまま続けていただくことは、私たちにとっても本意ではありません。

よくある質問

Q1両方を同時にやることはできますか?

できます。実際、日によって内容を変える形で通われている方は少なくありません。体の状態、目的、通える頻度によって配分は変わりますので、体験の際にご相談ください。ただし、あれもこれもと欲張ると1回が長くなり、続かなくなります。優先順位をつけることが大切です。

Q2まず自宅で筋トレしてみて、ダメだったら相談する——でもいいですか?

まったく問題ありません。むしろ健全な順番だと思います。数か月やってみて、フォームが合っているか不安、思うように変わらない、続かない——と感じた時点でご相談ください。その経験があるほうが、何が足りていないかを一緒に整理しやすくなります。

Q3持病があります。加圧トレーニングは受けられますか?

持病の内容によります。高血圧、心疾患、血栓に関わる既往、妊娠中などの場合は、開始前に必ず主治医にご確認ください。体験の際にも健康状態をうかがい、適さないと判断した場合はその旨をお伝えします。安全が最優先です。

Q4どのくらいの頻度で通えばいいですか?

目的と生活によって変わりますが、週1回でも「続けられる週1回」のほうが、続かない週3回よりはるかに価値があります。まず自分の生活で守れる頻度を決め、そこから調整していくのが現実的です。

まとめ

加圧トレーニングと普通の筋トレは、優劣ではなく「アプローチの違い」です。重さで刺激するか、血流を制限した環境で軽い負荷でも働きかけるか。どちらにも向いている場面と、向いていない場面があります。

ひとりでできて費用も抑えられるのは、間違いなく普通の筋トレです。運動経験があり、体が動く状態にある方は、そこから始めるのが合理的です。一方、ブランクが長い、関節に不安がある、時間が取れない、ひとりだと続かない——このどれかに当てはまるなら、指導つきで軽い負荷から入れる方法に、はっきりとした意味があります。

そして、選んだ入口は途中で変えて構いません。体が変われば、必要な方法も変わります。大阪・京都で加圧トレーニングとマシンピラティスの両方から選べるBEZELが、いまのあなたの体に合う入口を一緒に探します。

まずは、いまの体の状態を確認するところから

体験トレーニングでは、筋力・柔軟性・体幹の支えをチェックし、加圧トレーニングとマシンピラティスのどちらが合うかをご提案します。合わない場合は、そのようにお伝えします。
(キャンペーン内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

【京都・桂川】マシンピラティスの選び方7基準|体験で見極めるコツ

明るいスタジオでマシンピラティスを行う様子

イオンモール京都桂川の周辺を歩いていると、この1〜2年で「マシンピラティス」の看板が一気に増えたと感じませんか。桂川、洛西口、久世、向日町——半径2kmほどの範囲にスタジオが次々とオープンし、SNSにも体験レッスンの広告が流れてきます。

選択肢が増えたのはいいことですが、いざ探し始めると今度は「どこも良さそうに見えて、決められない」という壁にぶつかります。ホームページはどこも清潔感のある写真とやわらかいコピーで統一されていて、料金体系はスタジオごとにバラバラ。比較のしようがないのです。

特に、デスクワーク中心で運動から何年も離れている30〜50代の方ほど、この迷いは深くなります。「体力に自信がないけれど、周りについていけるだろうか」「続かなかったらお金が無駄になる」——そう考えているうちに、結局どこにも行かないまま半年が過ぎてしまう。これは非常によくあるパターンです。

そしてもう一つ厄介なのが、比較サイトやランキング記事の存在です。「京都のおすすめ10選」といった記事はいくつも見つかりますが、掲載の順番が何で決まっているのかは読み手にはわかりません。掲載料で並び順が変わる媒体もあります。他人が作ったランキングを信じるより、自分の判断基準を持つほうが確実です。基準さえ持っていれば、5分の体験説明を聞くだけでも「ここは合う・合わない」が見えてきます。

この記事では、京都市南区・桂川エリアでマシンピラティスのスタジオを探している方に向けて、体験レッスンに行く前に押さえておきたい7つの判断基準と、体験当日にその場で見極めるための具体的な質問をまとめました。特定のスタジオをおすすめする記事ではなく、「あなたの目的に合う場所を、あなた自身が選べるようになる」ことを目的にしています。

窓辺で背中を伸ばすセルフチェックのイメージ

まず30秒|今の自分の体を確かめるセルフチェック

スタジオ選びの前に、自分の体が今どういう状態なのかを知っておくと、選ぶ基準が一気にはっきりします。読みながらで構いませんので、その場で試してみてください。道具は要りません。

チェック1:壁立ちテスト

かかと・お尻・背中・後頭部を壁につけて立ちます。このとき、後頭部が壁につかない、あるいはアゴを上げないとつかない場合、頭が体の前方に出た状態が普段の姿勢になっている可能性があります。次に、腰と壁の隙間に手のひらを差し込んでみてください。手のひらがすっと入り、さらに余裕がある場合は反り腰寄り、まったく入らない場合は骨盤が後ろに倒れている寄り、と考えられます。

チェック2:片脚立ち

目を開けたまま、片脚を軽く持ち上げて立ちます。左右それぞれ何秒保てるでしょうか。ここで見たいのは秒数そのものよりも左右差です。片側だけ極端に短い、あるいは片側だけ足首や股関節が小刻みに揺れる場合、体の支え方に左右のクセが出ていると考えられます。ふらついて危ないと感じたら、すぐに壁や椅子に手をついてください。

チェック3:座ったままの背骨のねじり

椅子に浅く腰かけ、両腕を胸の前で組みます。骨盤を動かさないようにして、上半身だけを左右にねじってみてください。背中が硬くてほとんど回らない、あるいは腰から先に動いてしまう場合、胸まわりの動きが少なく、その分を腰や首が肩代わりしている状態かもしれません。デスクワークが長い方に非常によく見られます。

チェック4:かかとをつけたまましゃがめるか

足を肩幅に開き、かかとを床につけたまましゃがんでみてください。かかとが浮いてしまう、後ろに倒れそうになる、途中で止まってしまう——このいずれかに当てはまる場合、足首や股関節の動く範囲が狭くなっている可能性があります。しゃがむ動作は、椅子から立ち上がる・階段を降りる・床のものを拾うといった日常動作の土台です。ここが狭いままだと、その負担は膝や腰が引き受けることになります。バランスを崩しやすい方は、壁の前で行ってください。

4つとも「あてはまるかも」と感じた方は、いま必要なのは負荷の重いトレーニングよりも、体の動かし方そのものを整理し直す時間である可能性が高いといえます。マシンピラティスがまさにその領域を扱う運動です。ただし、痛みが出ている場合や、しびれ・強い違和感がある場合は運動の前に医療機関にご相談ください。感じ方には個人差があります。

京都・桂川でスタジオが増え、かえって選びにくくなった理由

この数年でマシンピラティスのスタジオが急増した背景には、大きく3つの流れがあります。

ひとつは、コロナ禍以降に「激しい運動より、体を整える運動」への関心が高まったこと。もうひとつは、リフォーマーをはじめとするマシンが以前より導入しやすくなり、小規模なスタジオでも開業できるようになったこと。そして三つ目が、京都市南区・西京区は駅前と大型商業施設の集客力が強く、出店先として選ばれやすいという地域事情です。桂川・洛西口の周辺は、まさにその条件がそろっています。

結果として、同じ「マシンピラティス」という看板の下に、実態のまったく違うサービスが並んでいる状態が生まれました。10人以上で行うグループレッスンも、完全マンツーマンで体の状態を見ながら進めるものも、看板の文字は同じです。ここを区別しないまま体験に行くと、「思っていたのと違った」という結果になりやすいのです。

だからこそ、比較すべきは「どこが人気か」ではなく、「自分の目的に対して、その形式が合っているか」になります。以下の7つの基準は、その判断のための道具です。

基準1|レッスン形式(グループ・セミパーソナル・パーソナル)

最初に決めるべきで、そして後から変更しにくいのがこの形式です。料金にも通い方にも直結します。

グループ

1人の講師 : 6〜15人

◯ 費用を抑えやすい
◯ 場の雰囲気で続けやすい
△ 個別の修正は入りにくい
△ 予約が埋まりやすい

セミパーソナル

1人の講師 : 2〜4人

◯ 費用と個別性の中間
◯ 声はかけてもらえる
△ 進度は他の人に合わせる
△ 深い相談はしにくい

パーソナル

1人の講師 : 1人

◯ 体の状態に合わせて組める
◯ 痛み・既往歴を相談できる
◯ 周りを気にしない
△ 1回あたりの費用は高め

判断の目安はこうです。「運動の習慣をつくること」が第一目的ならグループでも十分に機能します。一方、「体の特定の悩みを扱いたい」「動き方のクセを直したい」「腰や膝に不安がある」という場合は、パーソナルかセミパーソナルを選んだほうが結果的に遠回りになりません。グループレッスンで周りに合わせて無理な範囲まで動いてしまい、かえって痛めるというケースは実際に起こります。

基準2・3|指導者の背景と、マシンの構成

基準2:誰が教えてくれるのか

ピラティスの指導資格は、国家資格ではなく民間の養成団体が発行するものです。取得までに必要な時間も内容も団体によって幅があり、「資格を持っている」という一言だけでは指導の中身は判断できません

見るべきは資格名そのものより、次の3点です。ひとつ、その人が担当を継続してくれるのか(毎回違う人だと、前回どこまで進んだかを毎回説明し直すことになります)。ふたつ、ピラティス以外の運動指導の経験があるか(筋力トレーニングやコンディショニングの引き出しがあると、目的に応じた組み立てができます)。みっつ、こちらの話を聞く時間を取ってくれるか。3つ目が実は一番大事で、体験レッスンで確認できます。

基準3:どんなマシンが置いてあるか

マシンピラティスの中心になるのはリフォーマーという、スプリング(バネ)で負荷を調整できる台状のマシンです。バネの張力を変えることで、動きを補助することも、抵抗をかけることもできます。これが「運動が久しぶりの方でも始めやすい」といわれる理由です。

スタジオによっては、リフォーマーに加えてキャデラック(トラピーズテーブル)、チェア、バレルといった器具をそろえているところもあります。器具が多いほど良いという単純な話ではありませんが、体の状態や目的に応じて選べる幅は広がります。逆に、リフォーマー1種類だけで人数分を回しているスタジオでは、混雑時に待ち時間が発生することもあります。見学時に台数と稼働の様子を見ておくと判断材料になります。

基準4・5|通う頻度と時間、そして料金の「全体像」

基準4:週に何回、1回何分が現実的か

ここでよくある失敗が、最初に張り切って週2〜3回のプランを契約し、2ヶ月目から行けなくなるというものです。運動の効果は「1回の濃さ」より「積み重ねた回数」に左右されます。3ヶ月続く週1回のほうが、3週間で止まる週3回よりはるかに意味があります。

目的別の、あくまで一般的な考え方としての目安を整理します。個人差が大きいので、そのまま当てはめず「自分の生活に置けるか」で読んでください。

目的 通い方の目安 意識したいこと
運動の習慣をつくりたい 週1回・50〜60分 同じ曜日・同じ時間に固定する
姿勢や動き方を整えたい 週1〜2回+自宅で短時間 レッスン外の日常動作のほうが時間は長い
体力・筋力も上げたい 週2回、または筋トレと併用 ピラティス単独では負荷が足りない場合がある
腰や膝に不安がある 週1回から、様子を見て調整 痛みがある時期は医療機関の判断を優先

※上記はあくまで目安であり、効果の感じ方や適切な頻度には個人差があります。

基準5:月額だけを見て比べない

スタジオ選びで一番トラブルになりやすいのがお金の部分です。広告に大きく出ている数字は「月額」か「体験価格」であることがほとんどですが、実際に1年間払う総額は、それ以外の項目で大きく変わります。比較するときは、次の項目を紙に書き出して並べてみてください。

確認する項目 見落とすとどうなるか
入会金・登録料 初月の支払いが想定の2倍になることがある
月会費とは別の施設利用料 毎月の固定費が上乗せされる
回数券の有効期限 忙しい時期に使い切れず失効する
キャンセル規定(何時間前まで無料か) 仕事の都合で1回分が消えることが続く
休会制度の有無と条件 通えない月も満額の支払いが続く
レンタル(ウェア・タオル・靴下) 毎回の荷物が増え、通うハードルが上がる

もう一点、体験価格の安さだけで決めないことも大切です。体験を大幅な割引価格で案内するのは業界全体の慣習で、金額の安さはそのスタジオの質とは関係がありません。見るべきは体験の金額ではなく、「その体験で何をしてくれるのか」です。カウンセリングに何分使うのか、体の状態を見る時間があるのか、それとも実質的に説明と勧誘が中心なのか。予約の段階で「体験当日の流れを教えてください」と聞けば、だいたい判断できます。

特にキャンセル規定と休会制度は、仕事や家庭の予定が動きやすい30〜50代にとって、月額の数字より重要になることがあります。契約前に必ず口頭で確認してください。

スタジオでトレーナーに体の状態を相談する様子

基準6・7|通いやすさと、体のことを相談できるか

基準6:「片道15分の壁」と駐車場

続かなかった人の理由を聞いていくと、内容への不満より「行くまでが面倒になった」が圧倒的に多いのが実情です。経験的な感覚ですが、自宅か職場から片道15分を超えると、雨の日や疲れている日に足が止まりやすくなります。

桂川・洛西口エリアで検討する場合、確認しておきたいのは次の3点です。車で通うなら駐車場の有無と、無料になる条件(商業施設の駐車場を使う場合、利用時間の上限があります)。電車なら駅からの実際の徒歩時間(表記より信号待ちで長くなることがあります)。そして予約の取りやすさ——夜19時台や土曜午前など、自分が通いたい枠が実際に空いているかを、体験時に予約画面で見せてもらうのが確実です。

もう一つ、意外と見落とされるのが「通う時間帯の自分の状態」です。仕事帰りの夜に予約を入れる場合、その時間の自分にどれだけ気力が残っているかを想像してみてください。朝型の方が夜の枠を取ると、数週間で行くのが億劫になります。逆に、休日の午前を定位置にすると生活のリズムに組み込みやすくなります。イオンモール京都桂川周辺のように買い物や食事とセットにできる立地であれば、「ついでに寄る」形にできるため、継続のハードルはさらに下がります。

基準7:体のことを相談できる相手かどうか

7つ目にして、実は最も差が出るのがここです。腰痛の既往、産後の体の変化、五十肩、膝の手術歴、妊娠中——こうした事情がある方にとって、「その日の体調に合わせてメニューを変えてもらえるか」は続けられるかどうかを決定づけます。

グループレッスンでは、構造上どうしても全員同じ内容が基本になります。「今日は腰が張っているので、この動きは別のものに替えましょう」という判断を毎回してもらえるのは、パーソナル形式の強みです。逆に言えば、体に不安要素がまったくなく、運動経験も十分な方であれば、グループで費用を抑えるほうが合理的です。ここでも「自分の目的に対してどうか」に戻ってきます。

なお、痛みが強い時期や原因がはっきりしない不調がある場合は、運動より先に医療機関を受診してください。運動指導者は診断を行いません。

体験レッスンで見極める5つの質問

ここまでの7基準を、体験当日の30分で確かめるための質問に落とし込みます。この5つを聞けば、パンフレットではわからない部分がほぼ見えます

質問1「今日の私の体を見て、どこから始めるのが良さそうですか」

返ってくる答えが、あらかじめ用意されたコース説明なのか、その場で見たあなたの体についての話なのか。ここで指導の姿勢がはっきり分かれます。

質問2「担当は毎回同じ方ですか」

継続担当か、シフト制か。どちらが良い悪いではなく、体の状態を継続的に見てもらいたいなら継続担当が望ましいという話です。

質問3「予約が取りやすい時間帯と、取りにくい時間帯を教えてください」

正直に答えてくれるかどうかも含めて見ます。混雑状況を隠さず教えてくれる相手は、その後も誠実である可能性が高いといえます。

質問4「途中で通えなくなったとき、どういう扱いになりますか」

休会・解約・回数券の失効。契約前に聞きにくいことほど、契約前に聞くのが鉄則です。

質問5「レッスン以外の日は、何をしておくと良いですか」

週1回50分は、1週間168時間のうちのわずか0.5%です。残りの99.5%についての助言があるかどうかで、数ヶ月後の差は大きくなります。

まず自分の体の状態を知りたい方へ

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

よくある4つの誤解

誤解1「マシンを使うから、自分は動かなくていい」

リフォーマーのバネは動きを補助もしますが、抵抗としても働きます。マシンが勝手に体を変えてくれるわけではありません。自分の体をどう使うかを意識する運動である点は、マットで行うピラティスと変わりません。

誤解2「ピラティスだけやっていれば全部整う」

これは正直に書きます。体重を落としたい、筋肉量を増やしたいという目的に対しては、ピラティス単独では物足りない場合があります。ピラティスが得意とするのは体の動かし方や姿勢の使い方を整理する領域で、消費エネルギーや筋肥大を主目的とする運動とは役割が違います。だからこそ、目的によっては筋力トレーニングと組み合わせるほうが近道になります。

誤解3「女性向けの運動だから、男性は場違い」

マシンピラティスのスタジオは女性専用のところも多く、そのイメージが強いのは事実です。ただし運動そのものに性別は関係ありません。デスクワークで背中が丸まり、腰に張りを抱えている男性にとっても、扱う内容はまったく同じです。男性が通いにくいと感じる場合は、女性専用ではないスタジオや、完全マンツーマンで他の利用者と顔を合わせない形式を選べば解決します。桂川エリアにも男女どちらも受け入れているスタジオはあります。

誤解4「体が硬いから、まだ行けない」

これは順序が逆です。体が硬い方こそ、マシンの補助を使えば無理のない範囲から動かせるのがマシンピラティスの利点です。柔らかくなってから始めるものではありません。

ジムバッグを持って通う女性のイメージ

変化を感じるまでの数週間をどう過ごすか

始めてすぐは、鏡を見ても体型が変わったようには見えません。この「まだ何も変わらない期間」で辞めてしまう人が一番多いので、この時期の過ごし方を先に決めておくことをおすすめします。

体重計以外の記録を1つ持つ

体重は水分量で日々前後するため、初期の指標には向きません。代わりに、冒頭のセルフチェック(壁立ち・片脚立ち・背骨のねじり)を2週間に1回だけ記録してください。「片脚立ちの左右差が縮まってきた」といった変化は、体重より早く現れることがあります。

レッスン翌日の過ごし方を決めておく

普段使っていなかった部分を使うと、翌日に軽い張りが出ることがあります。これは想定内ですが、強い痛みや、動かせないほどの張りは別です。その場合は無理をせず、次回に必ず担当者へ伝えてください。伝えることで負荷の設定が調整されます。

日常の中に「1分だけ」の枠を置く

歯磨きのあいだに片脚立ち、椅子から立つときに反動を使わない、電車で背もたれに寄りかからない。レッスンで教わった意識を、1日1分だけ日常に持ち込む。これだけで、週1回のレッスンの意味がまったく変わってきます。逆に、ここを一人で続けるのが難しいと感じるなら、声をかけてもらえる環境に身を置くほうが確実です。体験トレーニングで、その環境が自分に合うかを先に確かめておくのも一つの方法です。

BEZEL京都桂川店という選択肢

最後に、選択肢のひとつとして当店のことも書かせてください。

BEZEL京都桂川店は、京都市南区・イオンモール京都桂川内にあるパーソナルジムです。特徴は3つあります。

ひとつ目は、加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を、同じ担当者が組み合わせて提案できること。前述のとおり、姿勢や動き方を整える領域と、筋力に働きかける領域は役割が違います。目的に応じて配分を変えられるのは、両方を扱っているジムの利点です。

ふたつ目は、完全マンツーマン・予約制であること。その日の体調や、腰・膝の状態を聞いたうえで内容を組み替えます。周りのペースに合わせる必要はありません。

三つ目は立地です。イオンモール京都桂川内のため駐車場が広く、雨の日でも濡れずに通えます。洛西口・桂川エリアはもちろん、久世・向日町方面からも車で通いやすく、買い物のついでに立ち寄れる点を理由に選ばれることが多い店舗です。BEZELは大阪本町・茨木、神戸住吉、そして京都桂川と展開しており、京都桂川店は10年以上この地域で営業しています。

もちろん、この記事で挙げた7基準に照らして、他のスタジオのほうが合うという結論になることもあります。それでかまいません。大切なのは、看板や雰囲気ではなく基準で選ぶことです。

あわせて読みたい

よくある質問

Q. 運動経験がまったくなくても大丈夫ですか

マシンの補助を使って動く範囲を調整できるため、運動から長く離れていた方でも始めやすい運動です。ただし不安な点は最初に必ず伝えてください。伝えるほど内容は調整されます。

Q. どのくらいで変化を感じますか

感じ方には大きな個人差があります。動きやすさのような感覚面の変化を早い段階で挙げる方もいれば、数ヶ月かけてゆっくり感じる方もいます。「いつまでに必ずこうなる」とお約束できるものではありません

Q. 腰痛がありますが受けられますか

痛みの原因や時期によります。痛みが強い時期は、まず医療機関を受診してください。医師から運動の許可が出ている場合は、その内容を共有いただければ範囲を調整して進められます。

Q. グループとパーソナル、迷ったらどちらを選べばいいですか

判断に迷う場合は、「体について誰かに相談したいことがあるか」を基準にしてください。腰や膝の不安、産後の体の変化、姿勢のクセなど、相談したい内容が一つでも思い浮かぶならパーソナル寄りの形式が向いています。特に思い当たらず「とにかく体を動かす時間をつくりたい」ということであれば、グループから始めて問題ありません。途中で形式を変えるのも自由です。

Q. 服装や持ち物は何が必要ですか

動きやすい服装が基本です。スタジオによって靴下の指定やレンタルの有無が異なるため、体験の予約時に確認しておくと当日あわてません。

まとめ

京都・桂川エリアでマシンピラティスのスタジオを選ぶときの7つの基準を、あらためて整理します。

  1. レッスン形式——目的が「習慣づくり」ならグループ、「体の悩み」ならパーソナル寄り
  2. 指導者——資格名より、継続担当か・話を聞いてくれるか
  3. マシン構成——種類と台数、混雑時の待ち時間
  4. 頻度と時間——続く頻度を選ぶ。週3回より、続く週1回
  5. 料金の全体像——月額だけでなく入会金・キャンセル規定・休会制度まで
  6. 通いやすさ——片道15分、駐車場の条件、通いたい枠の予約状況
  7. 相談のしやすさ——その日の体調でメニューを変えてもらえるか

この7つに優先順位をつけるとすれば、1(形式)と6(通いやすさ)を先に決めるのがおすすめです。この2つは後から変えるのが難しく、しかも「続くかどうか」に最も直結します。指導者やマシン構成は、その枠の中で比べれば十分です。逆に、料金を最優先にして形式や立地を妥協すると、通わなくなった月の会費だけが引き落とされ続けるという、いちばん高くつく結果になりかねません。

そして、この7つを確かめる場が体験レッスンです。1回で決めなくてかまいません。2〜3ヶ所回って比べたほうが、結果的に長く続く場所に出会えます。京都市南区・桂川という同じエリアの中でも、スタジオの性格はかなり違います。

運動を始めるかどうかで迷っている時間そのものが、実は一番もったいない時間です。まずは自分の体が今どうなっているかを知るところから始めてみてください。効果の感じ方には個人差があり、体に不調がある場合は必要に応じて医療機関にご相談ください。

京都・桂川で体験してみたい方へ

BEZEL京都桂川店(イオンモール京都桂川内)では、加圧トレーニングとマシンピラティスの体験トレーニングをご用意しています。今の体の状態を確認するところから始められます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

加圧トレーニングが向かない人は?始める前の7つの注意点|大阪BEZEL

ジムのマットに座ってトレーナーと話す女性

「加圧トレーニングって、体に悪くないの?」
「ベルトで血流を止めるなんて、なんだか怖い」
「短時間で効果が出るなんて、うまい話すぎる気がする」

——検討中の方から、実際にこうした声をよくいただきます。そして、その慎重さはまったく正しい感覚だと私たちは考えています。

この記事では、大阪・京都でパーソナルトレーニングを行っているBEZEL(ベゼル)が、「加圧トレーニングが向かない人・注意が必要な人」を正面からお伝えします。自社で提供しているサービスですが、良いことばかりを並べるつもりはありません。合わない方に無理にお勧めしても、お互いにとって良い結果にならないからです。

特に、運動から10年以上離れているデスクワーク中心の40代・50代の方を想定して書いています。読み終わる頃には、ご自身に向いているかどうかの判断材料が揃っているはずです。

加圧トレーニングを始めるべきか考え込む女性

「本当に大丈夫?」という不安は当然です

加圧トレーニングは、腕や脚の付け根に専用のベルトを巻き、血流を適切に制限した状態で行うトレーニング方法です。文字だけ読むと、確かに身構えてしまう説明だと思います。

実際、インターネットで検索すると「危険」「意味がない」といった言葉も目に入ってきます。そのうえで「自分に合うのか」を確かめてから決めたいと考えるのは、とても健全な判断です。

この記事で扱わないこと

先にお断りしておきます。この記事では、医学的な診断や、個別の持病に対する判断は一切行いません。持病がある方、通院中の方、お薬を服用している方が加圧トレーニングを受けられるかどうかは、主治医の判断が最優先です。この記事はあくまで「相談する前に、何を確認しておけばいいか」を整理するためのものとお考えください。

そもそも加圧トレーニングとは何か

判断するには、まず仕組みを知る必要があります。できるだけ短く説明します。

「血流を止める」のではなく「適切に制限する」

まず、よくある誤解を解いておきます。加圧トレーニングは血流を止めるものではありません。専用の器具で圧力を細かく管理し、血液が流れ込む量と、戻っていく量のバランスを一時的に変えている、というのが実際に近い説明です。

この「適切に」という部分が、この方法のすべてと言っても大げさではありません。圧の設定は体格・血圧・その日の体調によって変わります。だからこそ、専門の資格を持つトレーナーの管理が必要になります。

なぜ軽い重さでよいと言われるのか

通常の筋力トレーニングでは、筋肉に強い刺激を与えるためにある程度重い負荷が必要とされます。一方、加圧下では血流の状態が変わることで、軽い負荷でも筋肉が「きつい」と感じる状態をつくりやすくなると考えられています。

これが「膝や腰に不安がある方でも取り組みやすい」と言われる理由です。ただし、感じ方や結果には個人差があります。

通常の筋トレと加圧トレーニングの考え方の違い

通常の筋力トレーニング

重い負荷

筋肉に強い刺激

関節への負担も大きくなりやすい

加圧トレーニング

軽い負荷 + 血流の適切な制限

軽い重さでも筋肉が「きつい」状態に

関節への負担を抑えやすい

※あくまで考え方の比較図です。効果や感じ方には個人差があります。

「加圧は意味ない」と言われる3つの理由

否定的な感想が生まれる背景には、だいたい共通した理由があります。隠さずに書きます。

理由1 「こんな軽い重さで意味あるの?」と感じてしまう

これがいちばん多い感想です。特に、過去に本格的な筋トレの経験がある方ほど、物足りなさを感じやすい傾向があります。ペットボトル程度の重さから始めることも珍しくないためです。

ただ、実際にやってみると数回で腕が上がらなくなる、という方も多くいらっしゃいます。見た目の重さと、体感のきつさが一致しないのがこの方法の特徴です。とはいえ、「重いものを持ち上げる達成感」を求めている方にとっては、物足りない方法であることも事実です。

理由2 変化を感じるまでの時間を短く見積もりすぎている

「短時間で効果が出る」という説明が、「すぐに結果が出る」と誤解されていることがあります。この2つはまったく違います。

1回のセッションが短いのは事実です。ですが、体が変わるまでの期間が劇的に短くなるわけではありません。数回で見た目が大きく変わることを期待して始めると、ほぼ確実にがっかりします。この点は、後ほど期間の目安として詳しくお伝えします。

理由3 自己流でやってしまった

これは「意味がない」以前の問題で、絶対に避けていただきたいことです。市販のゴムバンドやチューブ、タオルなどで腕や脚を締めて加圧トレーニングの真似をする——これは加圧トレーニングではありません。

圧力を管理できない道具で血流を制限することは、体に負担をかける危険な行為です。専用の器具と、圧の設定ができる専門トレーナーの管理があって初めて成立する方法だとお考えください。

補足 ジム側の説明不足という問題もあります

3つの理由を挙げましたが、正直に言えば、提供する側の説明が足りていないケースも少なくありません。何をしているのか、なぜこの重さなのか、どのくらいで変化が出るのか。これらを最初に伝えていなければ、受ける側が「意味がない」と感じるのは当然です。この記事を書いている理由も、まさにそこにあります。

向かない・注意が必要な7つのケース

ここがこの記事の中心です。以下に当てはまる方は、加圧トレーニングを始める前に必ず確認・相談が必要です。「絶対にできない」という意味ではなく、「自己判断で始めてはいけない」という意味とお読みください。

1血圧・心臓・血管に関わる持病がある方、通院中の方

血流に関わる方法である以上、循環器に関わる持病がある方は、必ず主治医の許可を得てからにしてください。血圧のお薬を服用中の方も同様です。「軽い運動だから大丈夫だろう」という自己判断は避けてください。

2血栓や血液の流れに関わる疾患の既往がある方

過去にそうした診断を受けたことがある方、家族歴が気になる方は、運動の種類を問わず医療機関でのご相談が先になります。ジムのカウンセリングは医療行為ではありませんので、こちらで可否を判断することはできません。

3妊娠中・産後まもない方

妊娠中の方は対象外です。産後については、産婦人科で運動の許可が出ているかどうかが判断の起点になります。許可が出ている場合でも、開始時期や内容は慎重に決めていきます。

4施術部位に炎症・ケガ・皮膚トラブルがある方

ベルトを巻く部位に痛み、腫れ、傷、皮膚の疾患がある場合は、その部位への実施は見送ります。「少し痛いけど我慢できる」は、続けてよい理由になりません。

5その日の体調が明らかに悪い方

発熱、強い睡眠不足、二日酔い、極端な空腹。これらの状態では、いつもと同じ設定が体にとって同じ意味を持ちません。BEZELでも、当日の様子を見て内容を変えたり、見送りをご提案したりすることがあります。予約したから必ずやる、という考え方はしません。

6「短期間で一気に痩せたい」という期待が強い方

ここからは体質ではなく、期待値のミスマッチの話です。「来月の結婚式までに10kg」といった目標をお持ちの場合、加圧トレーニングは期待に応えられない可能性が高いです。

体の変化は、一般に数週間から数か月かけて現れます。短期間で劇的な減量を保証する方法ではありません。この点で期待がずれたまま始めると、お互いに不幸な結果になります。

7「重いものを持ち上げたい」という目的の方

ベンチプレスの記録を伸ばしたい、大きな筋肉をつけたい——こうした目的をお持ちの方には、率直に申し上げて、通常のウエイトトレーニングのほうが適しています。加圧トレーニングは、そうした目的のために設計された方法ではありません。

⚠️ 1〜5に少しでも当てはまる可能性がある方へ

自己判断は避け、まず医療機関にご相談ください。そのうえで、医師から運動の許可が出ている範囲でご案内します。BEZELでは初回カウンセリングで体調・ご病歴・服薬の有無を必ずうかがい、確認が取れない場合は無理に進めません。

加圧・通常の筋トレ・ピラティス、どれを選ぶべきか

「加圧が向かないなら、何をすればいいのか」——ここが次の疑問だと思います。目的別に整理しました。どれが優れているという話ではなく、目的が違えば適した方法も違うというだけのことです。

目的・状況 適していると考えられる方法 理由
運動から長く離れていて、まず体を動かす習慣をつけたい 加圧トレーニング 軽い負荷から始められ、1回が短い
姿勢の崩れ・体の使い方のクセを整えたい マシンピラティス 呼吸と動作の質を細かく扱える。寝た姿勢から始められる
大きな筋肉をつけたい・記録を伸ばしたい 通常のウエイトトレーニング 高い負荷を扱う設計になっている
膝や腰に痛みがあり、まず痛みを何とかしたい 医療機関での受診が先 運動の可否と範囲は医師の判断が必要
体力の底上げと姿勢の両方を変えたい 加圧+ピラティスの組み合わせ 筋力と動作の質を両輪で扱える
とにかく費用を抑えたい ウォーキング+自重の運動 無料で始められる。まずここからでも十分

最後の行を正直に書いておきます。パーソナルトレーニングは、決して安い選択肢ではありません。費用が負担になるなら、まずは歩くことと自宅でできる運動から始めるのが現実的です。そのうえで「ひとりでは続かなかった」「やり方が合っているか不安」と感じた段階で、改めて検討していただければと思います。

どれが自分に合うか、一緒に整理しませんか

BEZELは加圧トレーニングとマシンピラティスの両方を扱っています。「加圧は見送って別の方法から」というご提案もできます。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

始める前のセルフチェック

相談に行く前に、ご自身の今の状態を把握しておくと話がスムーズです。診断ではなく、あくまで現状把握のための目安としてお使いください。

その場でできる、体を動かす簡易チェック

まず、実際に体を動かして確かめてみてください。転倒に注意し、必ず壁や椅子のそばで行ってください。

  1. 片脚立ちチェック:目を開けたまま、片脚で何秒立てますか。ふらついたらすぐ足をつけてください
  2. 椅子立ち座りチェック:椅子に浅く座り、手を使わずに立ち座りを10回。何回目でつらくなりますか
  3. 壁チェック:壁に背中・お尻・かかとをつけて立ち、腰と壁の隙間に手のひらが何枚分入りますか

できなくても落ち込む必要はまったくありません。むしろ、今の状態がはっきりするほど、何から始めるべきかが明確になります。この3つは、初回カウンセリングでも近いことを確認しています。

相談前に整理しておきたい項目

  • 現在治療中の病気、通院している科
  • 服用しているお薬(お薬手帳を持参いただけると確実です)
  • 直近の健康診断の結果(特に血圧の数値)
  • 過去のケガや手術の履歴
  • 現在痛みがある部位
  • 週にどのくらい体を動かしているか
  • 何を一番変えたいのか(見た目/体力/不調/すべて)

逆に、向いているのはこんな方

ここまで注意点を並べてきましたので、どんな方に向いているのかも整理します。

運動から長く離れていて、何から始めればいいかわからない方

10年、20年と運動から離れていると、いきなり重いものを持つトレーニングはハードルが高すぎます。軽い負荷から始められることは、再スタートを切る方にとって大きな利点です。

膝や腰に不安があり、重い負荷を避けたい方

関節への負担を抑えながら筋肉に刺激を届けられる点が、この方法の中心的な特徴です。ただし、治療が必要な状態の場合は医療機関での確認が先になります。

まとまった時間が取れない方

1回のセッションが短く済むことは、仕事と家庭で予定が埋まっている40代・50代にとって現実的です。続けられなければ、どんな方法も意味を持ちません。

ひとりだと続かない自覚がある方

過去に何度か挫折した経験がある方ほど、予約が入っている・見てくれる人がいるという仕組みが効きます。意志の強さの問題ではなく、環境の問題です。

ここまで読んで「自分は当てはまらないかもしれない」と感じた方も、「意外と向いているかも」と思った方も、どちらの受け止め方も正解です。大切なのは、思い込みではなく事実にもとづいて判断すること。次の章では、判断の材料になる「どのくらいで変化が出るのか」という時間の話をします。ここを誤解したまま始める方が、いちばん後悔しやすいためです。

向いているか、話しながら確かめませんか

BEZELでは体験トレーニングをご用意しています。体調やご病歴をうかがったうえで、そもそも合うかどうかからご相談いただけます。合わないと判断した場合は、正直にそうお伝えします。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

効果を感じるまでの期間の目安

期待値のずれが、いちばんの後悔の原因になります。効果を保証するものではありませんが、目安として整理します。

時期 多くの方が感じはじめること まだ期待しないほうがよいこと
1〜2回目 翌日の心地よい疲労感、体が温まる感覚 見た目の変化、体重の変化
3〜8回目
(約1か月)
「体を動かす感覚」が戻る、疲れにくさ、寝つきの変化 数字としての体重減
9〜24回目
(約2〜3か月)
階段や坂が軽い、姿勢の変化、服のシルエットの変化 大幅な減量
3か月以降 体型の変化、周囲からの指摘

※あくまで一般的な目安であり、感じ方・変化には大きな個人差があります。年齢・元の運動習慣・食事・睡眠によって変わります。

頻度はどのくらいがよいのか

公的な指針も参考になります。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人および高齢者に、筋力トレーニングを週2〜3日実施することが推奨されています。また同ガイドの解説では、筋トレの実施により筋力・身体機能・骨密度が改善し、高齢者では転倒や骨折のリスクが低減することが報告されているとされています。

(出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:筋力トレーニングについて https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-005.html

BEZELでも、まずは週1〜2回のペースを3か月を目安にご提案することが多いです。ただし、ご都合や体調に合わせて調整します。

公園の道を歩いて運動を始める女性

「まだ決められない」期間にできること

すぐに決められなくて構いません。ただ、迷っている間に何もしないと、体は少しずつ変わっていきます。判断を保留している間にできることを挙げます。お金もかかりません。

1日10分、歩く時間を足す

ひと駅手前で降りる、エレベーターを階段に変える。下半身の筋肉を動かす回数を増やすことが、あらゆる運動の土台になります。

椅子からの立ち座りを1日10回

先ほどのセルフチェックをそのまま習慣にするだけです。手を使わずに立てるようになると、それだけで日常の動作がずいぶん楽になります

朝食にたんぱく質を一品足す

卵、納豆、ヨーグルト。運動を始めたときに体が反応しやすい状態を先につくっておくという考え方です。

健康診断を受けておく

これが実はいちばん大切かもしれません。血圧や血液の状態を把握しておけば、どの方法が選べるかがはっきりします。結果によっては、先に医療機関にご相談いただくことになります。

今の生活を1週間だけ記録してみる

スマホのメモで構いません。何時に寝て何時に起きたか、1日に何歩くらい歩いたか、体を動かした日はあったか。1週間続けると、自分でも驚くほど「動いていない日」が可視化されます。トレーニングを始めるかどうかに関わらず、この記録は必ず役に立ちます。カウンセリングにお持ちいただければ、より具体的なご提案ができます。

後悔しないジム選び 7つの確認点

BEZELを選んでいただかなくても構いません。どこを選ぶにしても、これだけは確認してくださいという項目です。

  1. 加圧トレーニングの専門資格を持つトレーナーが担当するか。これは必須です。曖昧な回答なら避けてください
  2. 初回に体調・病歴・服薬を必ず聞かれるか。聞かれずに始まるジムは危険です
  3. 「向かない場合は勧めない」と言ってくれるか。すべての人に勧めるジムは信用できません
  4. 圧の設定を毎回確認・調整しているか。同じ設定を使い回していないか
  5. 料金の総額と契約期間が明示されているか。当日その場での契約を急かされないか
  6. 体調が悪い日に見送れるか。振替や休会の条件を先に確認を
  7. 通い続けられる場所にあるか。片道1時間の場所は、まず続きません

特に3番目は、いちばんわかりやすい判断材料です。デメリットを聞いたときにきちんと答えられるかどうかで、そのジムの姿勢が見えます。

ジムでトレーナーと体調について相談する様子

BEZELが安全のために行っていること

初回カウンセリングで必ず確認する

体調、ご病歴、服薬の有無、痛みのある部位。ここで確認が取れない項目がある場合、無理に進めません。医療機関へのご相談をお願いすることもあります。「せっかく来ていただいたのに」と思われるかもしれませんが、それが私たちの役割だと考えています。

その日の体調に合わせて内容を変える

睡眠が浅かった日、暑さで参っている日。体調は毎日違います。マンツーマンだからこそ、その日の様子を見て負荷や休憩の取り方を変えられます。「今日はやめておきましょう」と言えることも、専門家の仕事です。

加圧が合わない場合はピラティスなど別の選択肢を出す

BEZELは加圧トレーニングだけの施設ではありません。マシンピラティスやコンディショニングも行っているため、「加圧は見送って、別の方法から」というご提案ができます。選択肢が一つしかないと、どうしてもそれを勧める力が働いてしまいます。

通い続けられる立地にある

BEZELは大阪と京都に店舗を構えています。大阪本町の本店をはじめ、お仕事帰りやお買い物のついでに立ち寄れる場所を選んでいます。続けられる場所であること自体が、大きな価値だと考えているためです。店舗ごとの詳しい所在地とアクセスは、店舗一覧ページをご覧ください。

初めての日は、何をするのか

「何をされるかわからない」ことも、不安の大きな部分だと思います。当日の流れをお伝えします。いきなりベルトを巻いてトレーニングが始まる、ということはありません。

1カウンセリング

体調、ご病歴、服薬の有無、痛みのある部位、これまでの運動経験、そして何を変えたいのか。ここにいちばん時間をかけます。先ほどの「相談前に整理しておきたい項目」を持ってきていただけると、より具体的な話ができます。この時点で加圧が適さないと判断した場合は、正直にお伝えします。

2体の状態の確認

姿勢、関節の動く範囲、体の使い方のクセを見ていきます。記事の前半でご紹介した片脚立ちや椅子の立ち座りに近いことも行います。できない項目があっても問題ありません。むしろ、どこが弱っているかがはっきりするほど、メニューが作りやすくなります。

3実際に少し動いてみる

ここで初めて体を動かします。きつさよりも「どのくらいの強さなら大丈夫か」を確かめることが目的です。少しでも違和感があれば、その場で言っていただいて構いません。むしろ言っていただかないと、こちらが調整できません。

4今後の進め方の説明

今の状態からどう進めるか、どのくらいの頻度が現実的か、費用はどうなるかをお伝えします。その場で決めていただく必要はありません。持ち帰って考えていただいて構いませんし、ご家族に相談してから、でも当然かまいません。

服装や持ち物について

動きやすい服装と、室内用のシューズがあれば十分です。お持ちでない場合の対応は店舗によって異なりますので、予約時にご確認ください。お薬を服用中の方は、お薬手帳をお持ちいただけると確実です。

よくあるご質問

Q1加圧トレーニングは痛いですか?

圧をかけている間、腕や脚に張った感覚はあります。ただし「痛い」と感じる強さは適切ではありません。しびれ、強い痛み、皮膚の色の変化などがあれば、その場で必ずお伝えください。すぐに調整または中止します。我慢する必要はまったくありません。

Q2血圧が高めなのですが、受けられますか?

まず医療機関でご相談ください。数値の程度や服薬の状況によって判断が変わるため、ジム側で可否を決めることはできません。医師から運動の許可が出ている場合は、その範囲内で安全に進められる内容をご提案します。

Q3週1回でも意味はありますか?

前述の公的な指針では週2〜3日の筋力トレーニングが推奨されていますが、続かない週2回より、続く週1回のほうが結果につながります。週1回のセッションに加えて、ご自宅でできる簡単な内容をお伝えする形が現実的です。

Q4体験だけ受けて、合わなければ断ってもいいですか?

もちろんです。その場で契約を決めていただく必要はありません。持ち帰って考えていただいて構いませんし、合わないと感じられた場合はそのままお伝えください。無理な勧誘はいたしません。

まとめ|合わない方には、勧めません

加圧トレーニングは、万人に向く方法ではありません。循環器に関わる持病がある方、妊娠中の方、短期間での劇的な減量を求める方、重いものを持ち上げたい方——それぞれ理由は違いますが、この方法が最適解ではないケースは確かに存在します。

一方で、運動から長く離れていて、膝や腰に不安があり、まとまった時間が取れず、ひとりだと続かない。そんな方にとっては、現実的な選択肢のひとつになりえます。大阪・京都で「そろそろ何か始めなければ」と感じている40代・50代の方には、一度検討していただく価値があると考えています。

大切なのは、始める前に「自分に合うのか」を確かめること。そして、それを一緒に確かめてくれる相手を選ぶことです。

BEZELの体験トレーニングは、「そもそも自分に向いているのか」という段階からのご相談を歓迎しています。合わないと判断した場合は、正直にそうお伝えします。それが結局、いちばん誠実なやり方だと思うからです。

まずは「合うかどうか」から相談してください

大阪・京都のBEZELで、体験トレーニングを受け付けています。体調やご病歴をうかがったうえで、無理のない進め方をご提案します。
(初めての方限定のキャンペーンを実施している場合があります。最新の内容は申込みページをご覧ください)

体験トレーニングを申し込む

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。効果や感じ方には個人差があります。持病のある方、通院中の方、お薬を服用中の方は、運動を始める前に必ず医療機関にご相談ください。

初回限定キャンペーン
初回限定キャンペーン
会員限定キャンペーン