
はじめに|その不調、クーラーのせいかも?
夏になると増えるこんな悩み、ありませんか?
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朝起きたらだるい・頭が重い
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冷房の中に長時間いると手足が冷える
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夜、寝つきが悪くなる
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なんとなく胃腸の調子が悪い
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肩こりや頭痛がいつもより強い
実はそれ、「冷房による自律神経の乱れ」や「冷え」が原因かもしれません。
この記事では、クーラーによる体調不良のメカニズムと、その対策を徹底解説します。
クーラーで体調を崩すのはなぜ?
1. 自律神経のバランスが乱れる
人の体は、暑いときは汗をかいて体温を下げ、寒いときは血管を収縮させて体温を保とうとします。
しかし、クーラーで急激に冷やされると、その調整機能=自律神経が疲弊します。
結果として:
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体温調節がうまくいかない
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疲れが取れない
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頭痛・不眠・食欲不振などが起こる
2. 末端の冷えと血行不良
冷たい空気は下にたまるため、足元が常に冷える状態に。
血流が悪くなることで、肩こり・手足のしびれ・むくみなどの症状にもつながります。
すぐにできる!クーラーによる体調不良を防ぐ5つの対策
① 冷房の設定温度を「外気と5℃以内」に
理想的な室内温度は25~28℃。
外気との差が大きいと、体温調節機能が乱れやすくなります。
👉オフィスや店舗などで温度調整が難しい場合は、ひざ掛け・カーディガンを活用しましょう。
② 首・お腹・足首を冷やさない服装を意識
“冷えの三大急所”=首・お腹・足首を守ることが重要!
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薄手のストールで首元をカバー
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インナーをタンクトップから腹巻つきタイプにチェンジ
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靴下やレッグウォーマーで足首を保温
👉 特に女性は腹部の冷えから月経不順や内臓機能低下につながることも。
③ 冷たい飲み物を控え、常温〜温かいものを摂る
冷えたビール・アイスコーヒー・氷水などは、内臓を一気に冷やし、消化機能を低下させます。
✔おすすめは:
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白湯
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常温の麦茶やルイボスティー
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生姜・シナモン入りのハーブティー
👉 飲み物は「お腹を温めるもの」を意識して。
④ 湯船に浸かる習慣で“リセット”
夏場でもシャワーだけで済ませると、体の芯の冷えが蓄積します。
38~40℃のお湯に15分程度浸かることで、副交感神経が優位になり、眠りやすくなります。
👉 湯船に浸かることで筋肉がゆるみ、血流が改善され、肩こりや冷えの緩和にも◎
⑤ 1日3分の軽い運動で“熱産生”を
筋肉は「体温を生み出す暖房装置」。
夏の運動不足で筋力が低下すると、冷えやだるさが悪化します。
✔おすすめ運動:
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朝の軽いストレッチ
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深呼吸しながらのウォーキング
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スクワット10回×2セット
👉 1日3分でも続ければ、代謝と血流が大きく改善します。
まとめ|“冷えすぎない夏”を、自分でつくろう
暑い夏に欠かせないクーラー。
でも、**「冷やしすぎは逆効果」**です。
冷えからくる不調は、実はかなり生活に密着したことから起きています。
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温度差を小さく
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衣類で調整
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飲み物・食事にひと工夫
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お風呂&運動で体の芯から温める
これらを意識するだけで、「夏バテ」「クーラー病」にならずに夏を快適に乗り切れます。