「手足が冷たくて寝つけない…」「冬だけでなく夏の冷房でも体がつらい」
 そんな慢性的な冷え性に悩む女性は多くいます。冷えは血行不良や自律神経の乱れのサインでもあり、放っておくと免疫力や代謝の低下につながることも。この記事では、冷え性を体の内側と外側から改善するための「食事」と「運動」習慣をご紹介します。
【1. 冷え性の原因とは?】
冷え性は医学的には「末梢循環障害」と言われ、主な原因は以下の通りです:
- 
血行不良(デスクワーク・筋力低下)
 - 
自律神経の乱れ(ストレス・不規則な生活)
 - 
ホルモンバランスの乱れ(特に女性)
 - 
栄養不足(たんぱく質・鉄・ビタミン類の欠乏)
 
【2. 温活に効く食事の基本ルール】
●「温め食材」を取り入れる
体を温める食材は、「陽性食品」と呼ばれ、根菜や発酵食品、スパイス系が代表的です。
おすすめの温活食材:
- 
生姜・にんにく・ねぎ(血行促進)
 - 
ごぼう・人参・れんこん(根菜類)
 - 
味噌・納豆・キムチ(発酵食品)
 - 
黒ごま・黒豆・玄米(ミネラル豊富)
 - 
鶏肉・卵・青魚(たんぱく質と鉄分補給に)
 
◎参考文献:福田一典. 「冷え性と漢方治療」, 日本東洋医学雑誌, 2010
●「冷やし食材」は控えめに
夏野菜(きゅうり、トマトなど)や白砂糖、カフェイン、冷たい飲み物は体を冷やすため、摂りすぎには注意が必要です。
【3. 冷え性改善におすすめの運動習慣】
●下半身の筋肉を動かすのが鍵
筋肉は熱を生み出す最大の器官。特に太もも・お尻・ふくらはぎの筋肉を刺激することで、体温が自然に上がりやすくなります。
◯ かんたん温活エクササイズ(1日10分)
- 
スクワット(15回×2セット):大腿四頭筋を刺激し、下半身の血流アップ
 - 
ふくらはぎ上げ(30回):足元の血液循環を促進
 - 
足首回し&指グーパー(左右1分):末端冷え性に効果的
 
◎参考文献:Kojima, A., et al. (2007). Effects of exercise on peripheral circulation. J. Phys. Fitness Sports Med.
【4. その他の温活習慣】
- 
湯たんぽ・腹巻きでお腹・腰を温める
 - 
朝起きて白湯を1杯飲む
 - 
寝る前に**足湯(40℃前後で10分)**を習慣に
 - 
カフェインを減らし、ルイボスティーなどノンカフェインに切り替える
 
【まとめ|冷えを感じたらまず温活ルーティンを】
冷え性の根本改善には、「食事」「運動」「生活環境」の見直しが大切です。
 まずは今日の食事に生姜を加えることからでもOK。日々の小さな積み重ねが、ポカポカと心地よい身体をつくります。
【こんな方におすすめ】
- 
手足が常に冷たいと感じる方
 - 
女性特有の冷えに悩んでいる方
 - 
夏でも冷房で体がつらい方
 - 
体質改善を目指している方
 



