
「なんとなく体が重い」「冷えやむくみが取れない」「運動しても疲れるだけ」
そんな不調の原因は、体の“巡り”が滞っていることにあるかもしれません。
ピラティスは、筋力アップだけでなく血流やリンパの流れ、自律神経のバランスを整える効果も期待できるエクササイズ。この記事では、ピラティスを取り入れることで、巡りの良い体づくりを実現する方法をご紹介します。
【1. 巡りが悪くなる原因とは?】
現代人は以下のような要因で「体の巡り」が悪化しがちです:
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長時間のデスクワーク・姿勢の崩れ
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筋力の低下による血行不良
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ストレスによる自律神経の乱れ
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運動不足や睡眠の質の低下
これらはすべて、代謝の低下・冷え・むくみ・疲労感といった体調不良につながります。
【2. ピラティスが巡りに効く理由】
ピラティスは、以下のような観点で体の巡りを整えてくれます。
● インナーマッスル強化で血流アップ
深層筋を鍛えることで、**筋ポンプ作用(筋肉の収縮で血液を押し戻す力)**が活発になり、血流が改善されます。
● 姿勢の矯正でリンパの流れがスムーズに
姿勢が良くなると、リンパの通り道が圧迫されず、むくみや疲労物質の排出がスムーズになります。
● 呼吸法で自律神経を整える
ピラティスでは**胸式呼吸(ラテラル呼吸)**を用いることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、全身の調整機能が高まります。
◎参考文献:Kloubec, J. (2010). Pilates for improvement of muscle endurance, flexibility, balance, and posture. J Strength Cond Res.
【3. 巡りを良くするピラティスおすすめ種目】
◯ スパインツイスト(脊柱回旋)
→ 背骨周りを柔らかく保ち、自律神経の通り道を整える
効果: 腰痛・肩こり・自律神経バランスの調整
◯ ブリッジ(骨盤の上下運動)
→ 骨盤のゆがみ調整+下半身の血流改善
効果: むくみ解消・ヒップアップ・下肢の冷え対策
◯ ロールアップ&ロールダウン
→ 背骨を一つ一つ丁寧に動かすことで、血液やリンパの循環を促す
効果: 全身の巡り・便秘・背中のこり解消
【4. 続けるためのポイント】
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朝の3分ストレッチから始める
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お風呂上がりのリラックス時に実践
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音楽を流しながら気分よく行う
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無理に負荷をかけず、自分のペースで継続することが最重要
【まとめ|巡りが整えば、心も体も軽くなる】
ピラティスは筋力強化だけでなく、血流・リンパ・自律神経など“内側”の巡りを整える運動です。
運動が苦手な人や、激しい運動はしたくない人でも、自分の呼吸と体に向き合うことで、着実に体が変わっていきます。
【こんな人におすすめ】
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冷え性・むくみに悩んでいる方
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デスクワーク中心で疲れが取れない方
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体の硬さ・姿勢の悪さを改善したい方
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自律神経やメンタルバランスを整えたい方